首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

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「クラッシュ」と言うアメリカ映画を、DVDで見た。
 今年のアカデミー作品賞を取った作品である。
 表向きは、人種差別撤廃を建前をしているアメリカが、実は、屈折した形で相変わらず人種差別が続いている事を、描いたドラマだ。
 車の追突事故からはじまり、それぞれ関わりのなさそうな人々の間で起こる人種差別問題を、モザイクのように、ちりばめ、差別をなくす手がかりは、人の触れ合いと愛であるというラストに、いささか強引に持って行っている映画だが、実は、どうしようもない差別を問題提起しているだけの映画である。
 それが、アメリカの現実なのだろうから、様々な人種差別を、まるで人種差別のデパートのように並べたこの映画の存在価値も分かるような気がするし、それを一本の映画にまとめ上げた脚本の力量も、それぞれのエピソードがつながっていくという、いささかご都合主義的な感じがするものの、上手い語り口だという気はする。
 この種の、アメリカの恥部を扱った映画が、作品賞を取るのも、それまりの価値がある事なんだろう。
 しかし、日本人である僕には、いや、僕だけに限った事かも知れないが、人種差別というものが、ピンとこないのである。
 もちろん日本にも、差別の問題は根強くあるし、日本と在日朝鮮人の関係を描いた映画も多い。
 あからさまに表面には出ないが、日本人内部にも差別問題が、ある事を知らない訳ではない。
 だが、僕は、そういった差別をと向き合ったり感じさせる育ち方をしなかったせいか、どうしても、人間同士の差別がピンとこないのである。
 なぜ、人間が人間を差別するのか理解出来ないのである。
 それぞれの人たちの身分格差も収入格差も、能力格差も気にならない。
 その面には、僕は、ひどく鈍感なのである。
 人間は人間である事で、個々に違いはあるものの、人間としては、差別はなく対等であると、きれい事でなく思っている。
 現実には、人間と人間の間に、差別があることに同情はするが、自分と直接関係のある問題としては、申し訳ないくらい真にせまってこない。
 随分、お気楽な育ち方をしているな……とか、問題意識が足りないと、非難された事もある。
 しかし、この歳になっても、差別と言うものに対する感度が、ほとんどないのが現実だ。
 だから、「クラッシュ」のような映画を語る資格は、僕には、無いと思っている。
 それが、僕の人生にとって、幸せな事だった事か、不幸な事だったのかは、いまだに分からないが……
 
 

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