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やってくる。・・・
やつがやってくる。・・・
テケテケと奇妙な音を立ててやってくる。・・・
「口裂け女」「人面犬」と続いた現代のモンスターのウワサで、彼らの遺志(?)を引き継ぐ現代のモンスターといえば、やはり「テケテケ」が筆頭にあげられるだろう。
深夜、会社帰りのサラリーマンが男子便所で小便をしている。
その時、なんとも嫌な気配がするそうである。
誰かが自分をじっと見ている・・・
サラリーマンは直感的に便所の窓を見る。
窓からは中学生ぐらいの少女がニヤニヤしながらサラリーマンを見ているそうである。
サラリーマンが不気味がって帰ろうとすると、少女はいきなりズボッ!と窓から便所内に入ってくるそうである。するとなんと少女には下半身がない。・・・
サラリーマンが絶叫して逃げようとする。しかし少女は二本の手でテケテケと奇妙な音を立てながら追ってくるそうである。その時速は40キロ以上。追ってくる。追ってくる。どこまでも。どこまでも。。。
これが「怪談・テケテケ」のだいたいの概要である。
この話のバリエーションとしてはテケテケを線路で列車に下半身を切断された少女の霊とする「起源」が付け加えられている場合がある。しかしテケテケは霊ではなく「妖怪」とする場合もあり、その正体の公式見解はまだ明らかにされていない。
しかしテケテケの正体不明さがかえって不気味さにつながっている雰囲気もある。
さてこの「テケテケ」、口裂け女や人面犬に続く21世紀のホラーヒーローに成りうるのかは、まだ不明である。
しかしもしある日わたしが街角でテケテケを見たら熱心にテケテケの「布教」を始めるだろう。ねっちょりと、しつこく、いやらしく。
そのようにして新たな「都市伝説」が広まってゆく。・・・
怖い、意味もなく。
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