レインツリーの国 作者:有川浩
〜感想と話の流れ〜
伸行はフェアリーテイルという本の感想をネットで探していた。探し続けていたときに見つけたのが「レインツリーの国」と書かれたタイトルのブログだった。そのブログには、フェアリーテイルの感想も書かれてあった。そのブログでの感想では伸行にとって、とても共感できるものだったのだ。高校時代、本について語りあえる友達がいなかった。そのため社会人になった今、やっと語りあえるような人を見つけた伸行は、嬉しくてたまらなくなり、ブログのコメント欄でなくメールに感想をぶつけた。
そのブログの人は、ハンドルネームで、ひとみという人だった。
顔も本当の名前も知らないひとみという人だが、互いに感想をぶつけあい、いろんな事をさらけ出して楽しそうに語っていた。
私はこの場面で「青春菌」がうけたww
ある時、実際に会ってみようって事になった。
最初はお互い楽しんでいたが、だんだんぎごちなくなってくる。
決定的だったのは、重量オーバーのエレベーターだ。
ひとみが乗った時ブザーが鳴る。
ひとみは気付かない。
伸行は無理矢理おろさせて、怒る。
周囲の白々しい目、舌打ち…。
伸行に謝るひとみ。
頭を下げた時に見えたもの、、、それは、、、、
―補聴器――
愕然とする伸行。
知られていなかった、言われていなかったのだ。
そのままひとみはにげだしてしまう。
そこでデート一日目終了…。(悲しい…)
そしてまたメールを何度も繰り返していくうちに、聴覚障害についていろいろ知った上で、またデートのリベンジをしようって事になる。
(伸行の勉強の成果が…^^)
そしてだんだん互いが互いに恋をし、思い合う。(距離が近づいていく感じが良かった)
そしてある時、伸行は補聴器を隠すために伸ばしていた髪を切らないかと、ひとみに提案する。伸行曰く、今より絶対かわいくなると…(笑)
髪を切る事はとても勇気がいる事だったと思う。今まで切らない事で隠していたのを、髪を切ることで補聴器がはっきり露わになってしまうから。
髪を切る事に決めたひとみは、伸行の親戚のおばちゃんに髪を切ってもらう事になった。おばちゃんは美容師だったのである。
髪を切ってもらったひとみは格段に変わった。
補聴器がはっきりと見える事によって自分にとってのやっかい事がなくなったのである。自分であしらう事もできるようになった。
そして伸行が付き添う事で服選びなども自由にできるようになったのである。
私は、ひとみは伸行に出会って良かったと思う。こうやって自分を変えてくれたのだから…。運命なのかもしれないって錯覚を起こしてしまうほどだ。
あぁ、そうそう。
フェアリーテイルの意味は
歓喜の国,胸のときめきなのだそうだ。
まるで、伸行とひとみのためにあるタイトルのようだった。
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