朱い夏紅い羽

風の吹くまま気の向くまま。

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卒業研究中。
あの研究室にいると、週2くらいでミスドがもらえる。
ミスドでバイトしてる子が売れ残ったやつとかを持ってきているらしいです。
太ってしまったらどうしよう(笑)

さて、久々の続き。

―――――――――――――――――――――――――――――――

 おじさんは今日も、昨日と同じくらいに起きてきた。
 もうそろそろ12時って頃。
 しかし私には疑問がある。

 ……今日は――実は昨日もだけど――平日なのだ。
 春休み中の私は当然休みだし、長期休暇を取ったうちの両親も休みだけど、世の大体の大人は仕事のはずだ。
 まさかあれか、今はやり(?)のニートってやつか。

 おじさんは朝食兼昼食を食べるとどこかに出かけて行った。
 おじさんが居なくなったのを見計らって私はおばあちゃんに尋ねてみる。
「あのさぁ、おじさんってニートなの?」
 私が尋ねるとおばあちゃんはきょとんとして、それから苦笑いした。
「働いてないわけじゃないのよ」
「こんな時間に起きてくるのに?」
 不審そうな顔をしていただろう私におばあちゃんは苦笑いのまま言う。
「一応、海の家をやってるの」
「海の家?」
 海の家って言うと、夏場に海水浴場で飲み物とか焼きそばとか売ってるとこだと思ったけど。

 けど、でも……今って春でしょ?

「こんな時期に海の家?」
 わけが分からない。
 そう思っているとおばあちゃんが言った。
「この家に帰ってきてからずっとやってるのよ、海の家。季節とか関係なく」
「でもお客さんこないじゃん」
 そう、とおばあちゃんは頷く。
「あれはほとんど……働いてるって言うより趣味でしょうねぇ」


 おじさんはどうやら変な人らしい。
 年がら年中『海の家』だなんて。
 私の叔父さんに、私はちょっと興味が出てきた。


                         つづく

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