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以前から登ってみたいと思っていた、日本200名山の「東赤石山」(1706m)
そして、チャレンジしてみたいと思っていたのが「東赤石山」から「西赤石山」への「健脚」縦走コース。
今回、会社のメンバーで、このコースにチャレンジする事になった。
日時は6月の1週目の土曜日。
時期的に「アケボノツツジ」は終わっているが、コースの終盤・銅山峰では高山植物の「ツガザクラ」が出迎えてくれる花の山旅も楽しめる。

まずは広島の営業所の係長と石鎚SAに朝4時半に合流。
「別子銅山」の入口のひとつである「日浦登山口」に6時前に到着。
ここが「下山口」になるので、車1台をデポする。

単独や少人数での縦走なら、車に自転車を積んでいき、ここにデポしておくことも可能。
ここから登山口になる筏津までは5.5km。終始下りなので、自転車に乗っているだけで、殆ど漕がずに筏津に着くようだ。

イメージ 1
筏津の登山口に到着。
登山口は筏津山荘へ下る道の前にあり、トイレ付きの休憩所の建物がある。
ただしトイレはボットンで、月に2回しか掃除がされていないようなので、出来れば車をデポした日浦登山口のトイレを使いたい。
(日浦のトイレは小さいながらも水洗)

イメージ 2
登山口の様子。
登山口入口から振り返るように写真を撮っている。
ちょうど、写真を撮った僕の背中に、登山口入口の道標が立っている。

登山口前の広場は私有地なので駐車禁止。車は筏津山荘の指定する駐車場に停めるようにと、案内図つきの看板が立っている。
ちゃんとした駐車場を使わせてもらえるなら、遠慮なく・・・
写真左側への道を下り、川を渡ると「筏津山荘」があるので、車をそちらに向かわせる。
少し新居浜側に戻った所の路肩が広くなっているので路駐も可能のようだが、駐車禁止区域かは確認していない。

イメージ 3
橋を渡ると、筏津山荘が見えてくる。
山間の川沿いの山荘で、静かな滞在が楽しめる宿だ。
キャビンもあり、家族での利用も楽しめる。
東赤石山の登山基地としての要素も強く、とても登山者には協力的な感がある。
実際に、この山荘に宿泊して、登山に挑む方も少なくないようだ。

イメージ 4
ここが指定された登山者用の駐車スペース。
筏津山荘前の駐車場ではなく、一段上に上がった所にある駐車場を使うように看板が出ている。
登山者の方はこちらに車を停めてくださいと誘導看板があるのですぐにわかる。

駐車台数は約10台。もう一つ上にも登山者が停めても良い駐車場があるようなので、駐車台数は20台くらいになるのだろうか。

この駐車場の真上には、落差48mの「大滝」が望める。
朝のひんやりとした緑の空気を、滝の音がここまで運んで来てくれ、とても心地が良い。
また、駐車場のすぐ下には、パイプでは運ばれてきた清水が噴水のように噴出し、ニジマスを養殖していると思われる池に注ぎ込まれている。
水の音が方々から聞こえてくる、とても気持ちの良い場所だ。

イメージ 5
筏津山荘を出発すると、目に飛び込んでくるのがコンクリート造りの遺構。
おそらく昔の橋の跡。

実はこの筏津山荘のある場所には別子銅山の支坑であった「筏津坑」があった。
当時は坑道付近には抗夫たちの住む社宅はもちろん、娯楽場やクラブまでもがあったそうだ。
今は深い森の中に1軒宿が経つだけの場所だが、当時は大勢の人が住むにぎやかな場所だった。
過去の賑わいは今となってはにわかに信じがたいほど、辺りは静寂と清涼な空気に包まれている。

ちなみに今回は時間が無くて見れなかったが、筏津坑は一部が今も開放されている。
当時の坑道をそのまま使い、当時の坑道の様子を再現・展示している。
筏津山荘の建物の裏側にあるので、時間があれば、是非見ておきたい。

イメージ 6
筏津山荘の前を流れる銅山川の流れ。
その名の通り、この付近一帯には、別子銅山開発のための集落と施設がたくさんあった。
この筏津の付近でも、森や藪の中を散策すれば、インクラインや索道、弟地坑という坑道など、産業遺産がわんさか発見出来るはずだ。

多くの人が住み、鉱山開発がされていた当時はこんなに澄み切った川では無かったのは容易に想像できる。
しかし、この川の美しさから、当時この付近が一大工業地帯だったということは容易には想像できない。
植林などの尽力があったとはいえ、自然の回復力というものも、人間の想像を越えたものなのかも知れない。

今はこの澄んだ水は、ダムでの水力発電や、山の向こう側に送られている。
山の向こう側には、別子銅山で大きく育った「住友」の重化学工業が軒を連ねる新居浜市、日本を代表する製紙工業の集積地である四国中央市がある。
この澄んだ水が、今の日本を豊かにする、様々な製品を生み出す工業の重要な支えになっている。

緑の心地よい空気の中、どこまでも透き通った美しさを見せてくれる銅山川の流れ。
しかしこの川は日本の工業の黎明期を目の当たりにし、そして今の日本の工業をしっかりと支えてくれている。
見る人の心を癒すだけでなく、見る人の今をどこかで支えている。

美しい水に感謝し、僕たちはゆっくりと登山口に向かった。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/ee/32/syumatsunotabibito/folder/63463/img_63463_64499195_15?1308146494





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  • おはようございます!
    朝から緑が心地いいです、
    それに美しく冷たい水に触れるだけでも
    幸せな気分になれそう〜〜(^O^)/

    nanohana7897

    2011/6/9(木) 午前 8:23

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  • いよいよ山稜紀行が始まりましたね。
    クマさん的口調で。
    別子銅山はもう過去なんですね。でも産業遺跡が探せば残っていそうですね。森に、山中に。
    水がきれい。
    ポチ。

    3355

    2011/6/9(木) 午前 8:30

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    「東赤石山」から「西赤石山」への「健脚」縦走コース」
    KUMAさんは凄い元気です、我が家も去年の6月中旬にダイヤモンド水・第一坑道までは行きましたがそこが限度です、ツガザクラは見えませんでしたが『アカモノ』ちゅう小さく綺麗な花が沢山咲いてました。

    yamabiko

    2011/6/9(木) 午後 3:28

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  • こんばんは〜
    四国の山々はホント険しいですね〜そこを縦走〜頑張ってますね〜
    鉱山の遺構、歴史の重みを感じます。ポチ☆

    keebow

    2011/6/9(木) 午後 9:05

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    筏津山荘、久しく行っていません。
    間もなく天崖の花が咲くのでその時が楽しみです。

    狂治

    2011/6/9(木) 午後 9:29

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    こんばんは。
    今日6/9は暑かったですね。
    外回りの仕事で顔が真っ赤に日焼けしてしまいました。
    こんな景色のいいところを仕事忘れてドライブできると最高ですね。ポチ

    よっちゃん

    2011/6/9(木) 午後 9:48

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    銅山川の水、綺麗ですね。
    会社の仲間との登山も良いですね。
    続きが楽しみです。

    hiro

    2011/6/11(土) 午前 9:51

    返信する
  • 登山いいですね、岳って漫画を最近よんでたら、山の怖さやら、楽しさやらを漫画で勉強しております、おきをつけてのぼってくださいね。
    山頂からの写真をたのしみにしております。

    テイクン

    2011/6/11(土) 午後 10:15

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    関東地方も例年より早く梅雨入り、それなりに雨も降っていまして、梅雨明けが待ち遠しいです。
    12時間とは、長い長い行程ですね。
    立派な道の近くに、登山口があるのですね。

    y*_k*k*u

    2011/6/12(日) 午後 3:22

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    turboさん、ありがとうございます。
    この付近、赤石山系や別子銅山はまだまだ行きたい場所がいっぱいです。

    KUMA.

    2011/6/20(月) 午前 7:26

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    たかさん、山は逃げませんので、ゆっくり体調整えて、近くの山からでも行けるようになるといいですね。

    KUMA.

    2011/6/20(月) 午前 7:27

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    なのはなさん、朝の空気と綺麗な水。それだけで体の中まで綺麗になったような気がします。

    KUMA.

    2011/6/20(月) 午前 7:27

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    3355さん、この付近もちょっと探せば遺構がいっぱいあります。

    KUMA.

    2011/6/20(月) 午前 7:28

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    やまびこさん、アカモノは西赤石から下山まで、ず〜っと咲いていました。
    歓喜坑まで行けば、途中でツガザクラが見れるところもあります。

    KUMA.

    2011/6/20(月) 午前 7:28

    返信する
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    keebowさん、四国山脈は海から一気に立ち上がるので、本当に険しい山が多いです。
    そんな場所に残る鉱山の遺跡はとても不思議です。

    KUMA.

    2011/6/20(月) 午前 7:28

    返信する
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    狂治さん、夏には筏津山荘にキレンゲショウマが咲きますね。
    水が気持ち良い場所なので、一度見に行ってみたいとも思います。

    KUMA.

    2011/6/20(月) 午前 7:29

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    よっちゃんさん、銅山川沿いのドライブ、意外に楽しいです。
    深い渓谷と美しい水、そして古い時代の残されたものが楽しめます。

    KUMA.

    2011/6/20(月) 午前 7:29

    返信する
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    hiroさん、普段の仕事を忘れてリフレッシュできる登山でした。

    KUMA.

    2011/6/20(月) 午前 7:29

    返信する
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    テイクンさん、「岳」ほどハードな事はやりませんが、それでも山は楽しいです。

    KUMA.

    2011/6/20(月) 午前 7:30

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    yama_kikouさん、この付近の道は近年拡張整備がされました。
    本当は9時間ほどで歩く予定だったのですが、体力不足と美しい風景で何度も足止めされました。

    KUMA.

    2011/6/20(月) 午前 7:30

    返信する

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