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弔辞 パート2です。彼女の手紙よりこっちの方がぐっとくるね。これからが勝負かな。その前に兼好に気をつけようっと。
(春風さんの親友が前へ)
ひさびさに会ったと思ったら、春風はお棺の中か。ダーツの前を横切ったらこめかみに刺さったって聞いたぞ。普通、はじくだろ…。でも死に方はお前らしくて、悪くないぞ。バカヤロウ…。
春風が死んだって聞いて、みんなで集まったんだ。みんな口々に「春風は人の気持ちが分かる男だった」「春風ほどの男なら世界も狙えた」って言ってたぞ…。残念がっていたけど、春風はおれらのことを心配しなくていいからな…なんだかみんな意外と笑顔だった。
春風の元カノにも連絡したんだけどな、春風が死んだって。「優しいふりして残酷な人だったしたくさん傷つけられたけど、いなくなったと思うと寂しい」って言ってた。でも葬儀には来ないってさ。「もう忘れたいから」って。春風…別れた女には評判悪いんだな。
おれは、春風が女と仲良くなるときの自然さ、たらしこみ方が、羨ましくて妬ましかった。もっと生きて、もっとその技を見せてほしかった。女を転がす上手さは、春風が世界一だったな…。
…。春風が生前得意にしていた「肛門の中で爆竹を鳴らす」っていう芸、世界に広めたかったよ、本当に…。
春風を見ていると「おれも生きていていいんだ」って勇気をもらえたのにな…。残念だ…。さようなら…。
ありがとうございました。謹んで春風様のご冥福をお祈りいたします。
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