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◆隅田川には花見の宴を待つシート
■□勝どき書房□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
□ ■ ★〜★〜★ コラム・ゆりかもめ ★〜★〜★ □ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■殿岡駿星□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□ 第546号 2015年04月05日 清明(5日)■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇月2回、24節季ごろに配信。受信登録の方法は末尾に掲載。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■雪・月・花■□■ (清明 5日)
◆佃公園で花見
ケニアの大学でイスラムの過激派が、学生たちを147人も殺してしまったというニュースにも、それほどびっくりしなくなっている自分に気が付いて、逆に驚いています。それも、イスラム教徒の学生は外に出し、キリスト教徒の学生だけを殺したそうです。これは、散発的なテロではなく、世界的な宗教戦争が始まっているということではないでしょうか。とてものんびり花見をしている気分にはなれません。毎年、妻と千鳥ヶ淵を歩いていましたが、今年はやめました。あの辺りの桜を見る気になれなくなったのです。
それでも、隅田川の花だけは見たいと思い、3日、妻と冷たい風が吹く佃公園へ行ってみました。川沿いのテラスには、いつもたくさんの人がお弁当を広げて、わいわいガヤガヤしているのですが、ことしは静かでした。夕方からの宴会用のシートを敷いて、場所取り係の青年社員が日が暮れるのを待っていました。
去年は、ここで妻とベンチに腰掛けて、焼き鳥とプレミアムで花見をしたのですが、ことしは、なぜかベンチが荷物置き場になっていました。シートに座って、宴会をしているグループは、荷物はシートに置けばいいのに、ベンチを占領しているので、そこに座ることができません。どうしたのでしょう、たった一年でこんなに変わってしまうのでしょうか。
◆花をスケッチする人、昼寝する人
佃公園に入って、満開の桜の下を歩き佃小橋に向かいました。佃小橋がかかっている運河は、佃島と月島の境です。月島は明治に入ってから埋め立てましたから、ここまでは、漁師の街佃、江戸の情緒が残っています。背中を丸めてじっと立っている人がいました。佃小橋をスケッチしていたのです。さらに、向こうのベンチでは昼寝をしている人がいました。その姿が、そのまま絵になる景色です。思わず、シャッターを切りました。
◆花筏ことしの花がここにあり
佃小橋の下の運河には、この風のために花吹雪が、花筏となって水面を埋め尽くしていました。これを見たとき、ことしの花は終演を迎えたと思いました。なんと、短い命でしょうか。それでも、ことしも妻と花を見ることができて、うれしかったです。花はどこで見るかではなく、だれと見るか、なのですね。もし、妻が隣にいなかったら、どんなにきれいな花でも、わたしは感動できないでしょう。来年も妻と二人で、花見ができること祈ります。これは、妻に内緒です。
◆ゆりかもめ、さようなら
隅田川から、勝どきへ川沿いのテラスを歩いていると、欄干にゆりかもめが一羽、わたしを待っていました。カメラを向けても、逃げようとしません。考えてみれば、このコラムの名前を「ゆりかもめ」にしたのは、隅田川で花の時期に会えるからなんです。さくらの花が散ると、ゆりかもめは、いなくなってしまいます。シベリアへ帰ってしまうのです。ありがとう。ほかのだれでもない、わたしがここへ来るのを、待っていてくれたのですね。さようなら、また来年も佃の桜を咲かせてに来てください。
○ この国を嫌いで往くかゆりかもめ(駿星)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★次回の「夢道サロン」は2015年5月9日(第2土曜日)午後2時からです。勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催します。今回もテーマは特に決めません。「橋本夢道」「狭山事件」「憲法・政治」「邪馬台国」など、参加者が自由に語るサロンです。その内容をブログ「夢道サロン」「駿星つれづれ日記」「狭山事件の会」などで発信します。飲み物は用意しますが、お菓子などは持って来ないでくださいね。話に夢中になって、食べる時間がないと思います。終了後に近くのフードコートで自己負担による打ち上げを予定しています。参加希望の方は事前にメール、または電話をください。 syunsei777@ybb.ne.jp 090-8024-5610 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★〜★〜★〜★〜★ 参考図書の紹介★〜★〜★〜★〜★ ◆本にしたい原稿がありましたら、ご相談ください。 ……………………………………………………………………………… 『心思出会い―俳句往来・雑唱―』信田紅穂著・四六判並製400頁 著者の代表句「聖書読む唯それだけのクリスマス(紅穂)」は芭蕉 俳句大会で最優秀賞を受賞。橋本夢道の友人でもあり、奥さんの句、 東急電鉄で安全衛生管理担当をしていた時代の論文、随筆、終戦前 後の学徒動員日記、横浜交響楽団合唱団の思い出、新聞への投稿な ど、人との出会いを大切にしてきた著者の自分史的な内容です。 ◇初版・書店には置いてません。勝どき書房で直売のみ。 頒価3000円(税・送料込み)。 …………………………………………………………………………… 『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・四六判並製440頁 「コラムゆりかもめ」に連載した「狭山事件・取材ノート」を土台に 事件のデータ、家族の証言などを心理的に分析し、事件の真実を明ら かにする。400字詰めに換算し1200枚のノンフィクション。 ◇初版・全国で発売中・築地・弘尚堂書店に常備。 定価本体3200円。 http://amzn.to/Ki1dhf ……………………………………………………………………………… 『狭山事件の真犯人』殿岡 駿星著 ・46判上製・304ページ 狭山の女子高生殺人事件、真犯人に迫るノンフィクション推理小説。 ◇在庫が少ないため一般書店では築地の弘尚堂書店に常備。 勝どき書房で直売もしています。定価1800円・税別 http://www.geocities.jp/syunsei777/page019.html …………………………………………………………………………… 『橋本夢道物語 妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね』 殿岡 駿星著・46判上製・424ページ、口絵8ページ 激動の昭和を反骨の精神で生き抜いた自由律俳人橋本夢道の生涯 ◇全国の書店で発売中・「月島・相田書店」に常備 定価1900円・税別 http://www.geocities.jp/syunsei777/page005.html ………………………………………………………………………………… 『三億円事件の真犯人』殿岡 駿星著 ・46判上製・332ページ 40年後、真犯人がすべてを語り、3分間の英雄の実像に迫る。 ◇第2版・全国の書店で発売中 定価1700円・税 http://p.tl/5THt ………………………………………………………………………………… 『茶杓 消えた伊達家老』小野寺 苓著・46判上製・324ページ 伊達藩城代家老の冨塚重標は父が作った一本の茶杓を懐に流配の地へ。 ◇全国書店で発売中 定価1900円・税別 http://www.geocities.jp/syunsei777/page002.html …………………………………………………………………………… 『新聞記者はなぜ殺されたのか』殿岡 駿星著・46判並製・328頁 朝日・阪神支局事件の謎に挑戦し、舞台を埼玉に移して真相に迫る。 ◇全国書店で発売中 定価本体2300円・ http://p.tl/S1VL ……………………………………………………………………………… ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★☆無料メルマガ「コラムゆりかもめ」 http://www.mag2.com/ ★☆ブログ「殿岡駿星つれづれ日記」 http://blogs.yahoo.co.jp/syunsei777 ★☆ブログ「夢道サロン」 http://blogs.yahoo.co.jp/tukisimamudou ★☆ブログ「狭山事件の会」http://blogs.yahoo.co.jp/sayama506351 ★☆ブログ「勝どき書房」 http://blogs.yahoo.co.jp/koureipaso ★☆ 著者への連絡は syunsei777@ybb.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |

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