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◆写真は旧病院棟の礼拝堂にあるステンドグラス
■□勝どき書房□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
□ ■ ★〜★〜★ コラム・ゆりかもめ ★〜★〜★ □ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■殿岡駿星□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□ 第547号 2015年04月20日 穀雨(20日)■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇月2回、24節季ごろに配信。受信登録の方法は末尾に掲載。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■雪・月・花■□■ (穀雨 20日) ◆聖路加で穀雨の雨宿り
20日は穀雨、銀座マロニエ通りを散歩していたら、暦の通り急に風雨が激しくなり、傘を差していても、足下が濡れてしまう。仕方なく、マロニエ通りの東の終点にある聖路加国際病院で雨宿りをしました。聖路加は「セイルカ」と読むのが正しいのですが、中央区の人はほとんどが「セイロカ」と読みます。1902年(明治35年)に、それまで外国人居留地の外国人のための築地病院だったのですが荒廃していたので、「米国聖公会」の宣教師のトイスラーが再建に乗り出し「聖路加国際病院」として開設しました。1992年(平成4年)にここを改築したのですが、旧病棟を保存してほしいという声に応えて、旧病棟と礼拝堂はそのまま保存されました。
旧病棟の礼拝堂に入りました。大きなステンドグラスが三つあるだけで、他には十字架が一つだけです。ステンドグラスも具象的ではありません。マリア像もイエスの像もないので、それが逆に荘厳な感じがして、なぜかここに座ると心が安まります。わたしは、クリスチャンではありませんが、ルカの福音書が好きですし、なぜか包容力のあるこの礼拝堂が気に入っています。
◆旧病院棟の窓から見える「トイスラー・記念館」
雨脚が弱まるのを待って病院内にあるスタバで買ったコーヒーを手に少し歩きました。旧病院棟と新病棟との間にある通路の窓から、緑に包まれた公園が見えるのですが、その中に創立者のトイスラーが滞在していた宣教師館を復元した「トイスラー記念館」の建物が見えます。旧病棟の礼拝堂、トイスラー記念館、新病棟は、日本の医療史博物館にいるような気分になります。「中央区平和プラザ」で空襲体験を話してくれた区民のお年寄りは、空襲警報のサイレンが鳴ると、「米国聖公会の聖路加は爆撃しないだろう」と逃げ込んだと証言してくれました。事実、米軍はこの病院がある明石町近辺は爆撃しない地点に指定していたようです。
◆病棟の窓から見える隅田川
新病棟の窓からは隅田川が見えます。桜の時期になると、聖路加の隅田川テラスにたくさんの花見客がきます。上野公園や千鳥ヶ淵のように、有名な名所ではないのですが、聖路加側と対岸の佃側に桜が咲いていて、みごとなのにもかかわらず花見客が少ないので、じっくり楽しめる、とわざわざ訪れる人がいるそうです。
雨宿りのつもりで立ち寄った聖路加ですが、雨脚はどんどん激しくなってきました。だれが名付けたか「穀雨」とは、まさに暦通りでした。わたしは、諦めて帰ることにしました。ところで、この聖路加国際病院の敷地は江戸時代、浅野内匠頭の屋敷があった場所であることご存じですか。忠臣蔵の舞台の一つ、浅野の殿さまがいた場所に、聖路加があるのです。
いま、わたしが興味を持っている忠臣蔵、浅野の殿さまのお屋敷に聖路加があるなんて奇遇です。そして、わたしが好きなルカの福音書が、実はわたしが書こうとしている物語に重要な意味を持っているのですから、穀雨の日の雨宿りも、なにかわたしにとって重要な意味がありそうな、奇遇の連続なのだと思います。偶然は必然なり、夢道の言葉です。
○ 育て育て物語、雨よ降れ降れ聖路加に(駿星)
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