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◆「おたくふ物語」貞治郎(笠原章)と、おしず(土田早苗)=写真はいずれも劇団若獅子提供 ■□勝どき書房□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
□ ■ ★〜★〜★ コラム・ゆりかもめ ★〜★〜★ □ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■殿岡駿星□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□ 第550号 2015年06月06日 芒種(6日)■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇月2回、24節季ごろに配信。受信登録の方法は末尾に掲載。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■雪・月・花■□■ (芒種 6月6日) ◆劇団若獅子の「おたふく物語」を観劇
2015/05/17、劇団若獅子の薫風公演「おたふく物語」を東京・一ツ橋ホールで観ました。山本周五郎原作(平岩弓枝脚色、田中林輔演出)のこの劇は、スタートから終演まで、涙と笑いが止まらない感動の連続でした。自称「おたふく」ののんびりやのおしず(土田早苗)は、彫金師の貞治郎(笠原章)を密かに愛していました。しかし、貞治郎は腕は確かでも昼間から酒浸りの飲んべえで「一生嫁はもらわない」と豪語しています。そこで、貞治郎の師匠来助(桂広行)と女房のおその(南條瑞江)が二人を一緒にさせようと算段します。
これまで、たくさんあった縁談にも簡単にうんといわなかった二人ですが、なぜかこの話にはあっさりと承諾、本所の裏長屋で所帯を持ちラブラブの毎日。しかし、倒幕をもくろむ志士で、おしずの兄栄二郎(緒方幹太)が軍資金を調達にきました。おしずは栄二郎に「幕府を倒す正義のためなら、家族を犠牲にしていいのですか。妹を泣かせてなにが正義ですか」と訴えます。反省した兄はやがて借りた金を返しに来ます。
◆写真は貞治郎とおしず
この劇は、昭和43年(1968年)に新国劇の島田正吾が貞治郎役で明治座で初演しました。このときは、おたふく(おしず)は森光子でした。笠原章は新国劇時代に、若手の勉強のためにと、昭和59年(1984年)に大阪で5日間公演を実現しました。演出は島田正吾で、おたふく役は、今回と同じ土田早苗、おそのも同じ南條瑞江でした。31年後の再演になるのですが、まったく時の流れを感じさせない熱演でした。
◆写真はおしず(土田早苗・左)とおその(南條瑞江)
新国劇の伝統を受け継ぐ若獅子には、「国定忠治」「大菩薩峠」などの殺陣の美を期待する部分が大きいのですが、人を殺す場面がほとんどなくて、なおかつ命の尊さを語る、この「おたくふ物語」とか「白野弁十郎」「居残り佐平次」なども、魅力の一つです。
さて、秋の公演は「中山安兵衛の青春−安兵衛と姉きん−」(杉山義法作・笠原章演出)です。10月30日(金)から11月5日(木)まで、日本橋の三越劇場で予定されています。安兵衛といえば、高田の馬場の決闘と、その後赤穂藩士堀部家の養子となってからは、忠臣蔵の討ち入りに参加、一生に二度の死闘を演じた豪傑です。生まれた直後から養子に出され、波瀾万丈の人生、その青春時代はいったいどんなだったのでしょうか。いまから、楽しみにしております。安兵衛は笠原章、きんは山本陽子、ほか南條瑞江、桂広行、水野義之、中川歩らの出演です。
◆劇団若獅子
160-0004 東京都新宿区四谷4-18-202 TEL・FAX 03-3356-9875 http://www.h2.dion.ne.jp/~wakajish/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★次回の「夢道サロン」は2015年7月11日(第2土曜日)午後2時から4時までです。勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催します。今回もテーマは特に決めません。「橋本夢道・俳句」「狭山事件・えん罪」「憲法・政治」「古代史・邪馬台国」など、自由に語るサロンです。その内容はブログ「夢道サロン」「駿星つれづれ日記」「狭山事件の会」などで発信します。参加費無料、飲み物は用意します。お菓子などのお気遣いはなさらないように。できたら最近作った俳句を持って来てください。終了後に近くのフードコートで自己負担による打ち上げを予定しています。初めて参加希望の方は事前にメール・電話をください。 syunsei777@ybb.ne.jp 090-8024-5610 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★〜★〜★〜★〜★ 参考図書の紹介★〜★〜★〜★〜★ ◆本にしたい原稿がありましたら、ご相談ください。 …………………………………………………………………………… 『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・四六判並製440頁 「コラムゆりかもめ」に連載した「狭山事件・取材ノート」を土台に 事件のデータ、家族の証言などを心理的に分析し、事件の真実を明ら かにする。400字詰めに換算し1200枚のノンフィクション。 ◇初版・全国で発売中・築地・弘尚堂書店に常備。 定価本体3200円。 http://amzn.to/Ki1dhf ……………………………………………………………………………… 『狭山事件の真犯人』殿岡 駿星著 ・46判上製・304ページ 狭山の女子高生殺人事件、真犯人に迫るノンフィクション推理小説。 ◇在庫が少ないため一般書店では築地の弘尚堂書店に常備。 勝どき書房で直売もしています。定価1800円・税別 http://www.geocities.jp/syunsei777/page019.html …………………………………………………………………………… 『橋本夢道物語 妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね』 殿岡 駿星著・46判上製・424ページ、口絵8ページ 激動の昭和を反骨の精神で生き抜いた自由律俳人橋本夢道の生涯 ◇全国の書店で発売中・「月島・相田書店」に常備 定価1900円・税別 http://www.geocities.jp/syunsei777/page005.html ………………………………………………………………………………… 『三億円事件の真犯人』殿岡 駿星著 ・46判上製・332ページ 40年後、真犯人がすべてを語り、3分間の英雄の実像に迫る。 ◇第2版・全国の書店で発売中 定価1700円・税 http://p.tl/5THt ………………………………………………………………………………… 『茶杓 消えた伊達家老』小野寺 苓著・46判上製・324ページ 伊達藩城代家老の冨塚重標は父が作った一本の茶杓を懐に流配の地へ。 ◇全国書店で発売中 定価1900円・税別 http://www.geocities.jp/syunsei777/page002.html …………………………………………………………………………… 『新聞記者はなぜ殺されたのか』殿岡 駿星著・46判並製・328頁 朝日・阪神支局事件の謎に挑戦し、舞台を埼玉に移して真相に迫る。 ◇全国書店で発売中 定価本体2300円・ http://p.tl/S1VL ……………………………………………………………………………… 『心思出会い―俳句往来・雑唱―』信田紅穂著・四六判並製400頁 著者の代表句「聖書読む唯それだけのクリスマス(紅穂)」は芭蕉 俳句大会で最優秀賞を受賞。橋本夢道の友人でもあり、奥さんの句、 東急電鉄で安全衛生管理担当をしていた時代の論文、随筆、終戦前 後の学徒動員日記、横浜交響楽団合唱団の思い出、新聞への投稿な ど、人との出会いを大切にしてきた著者の自分史的な内容です。 ◇初版・書店には置いてません。勝どき書房で直売のみ。 頒価3000円(税・送料込み)。 ……………………………………………………………………………… ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★☆無料メルマガ「コラムゆりかもめ」 http://www.mag2.com/ ★☆ブログ「殿岡駿星つれづれ日記」 http://blogs.yahoo.co.jp/syunsei777 ★☆ブログ「夢道サロン」 http://blogs.yahoo.co.jp/tukisimamudou ★☆ブログ「狭山事件の会」http://blogs.yahoo.co.jp/sayama506351 ★☆ブログ「勝どき書房」 http://blogs.yahoo.co.jp/koureipaso ★☆ 著者への連絡は syunsei777@ybb.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
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