「コラムゆりかもめ」(勝どき書房)

次回、第35回「夢道サロン」は2019年9月14日午後2時から「橋本夢道資料室」で開催します。

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  ◆「おたくふ物語」貞治郎(笠原章)と、おしず(土田早苗)=写真はいずれも劇団若獅子提供
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■  ★〜★〜★ コラム・ゆりかもめ ★〜★〜★ 
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■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■殿岡駿星□■
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■□  第550号 2015年06月06日  芒種(6日)■□
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◇月2回、24節季ごろに配信。受信登録の方法は末尾に掲載。
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■□■雪・月・花■□■ (芒種 6月6日)

◆劇団若獅子の「おたふく物語」を観劇

2015/05/17、劇団若獅子の薫風公演「おたふく物語」を東京・一ツ橋ホールで観ました。山本周五郎原作(平岩弓枝脚色、田中林輔演出)のこの劇は、スタートから終演まで、涙と笑いが止まらない感動の連続でした。自称「おたふく」ののんびりやのおしず(土田早苗)は、彫金師の貞治郎(笠原章)を密かに愛していました。しかし、貞治郎は腕は確かでも昼間から酒浸りの飲んべえで「一生嫁はもらわない」と豪語しています。そこで、貞治郎の師匠来助(桂広行)と女房のおその(南條瑞江)が二人を一緒にさせようと算段します。

これまで、たくさんあった縁談にも簡単にうんといわなかった二人ですが、なぜかこの話にはあっさりと承諾、本所の裏長屋で所帯を持ちラブラブの毎日。しかし、倒幕をもくろむ志士で、おしずの兄栄二郎(緒方幹太)が軍資金を調達にきました。おしずは栄二郎に「幕府を倒す正義のためなら、家族を犠牲にしていいのですか。妹を泣かせてなにが正義ですか」と訴えます。反省した兄はやがて借りた金を返しに来ます。
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                                    ◆写真は貞治郎とおしず

この劇は、昭和43年(1968年)に新国劇の島田正吾が貞治郎役で明治座で初演しました。このときは、おたふく(おしず)は森光子でした。笠原章は新国劇時代に、若手の勉強のためにと、昭和59年(1984年)に大阪で5日間公演を実現しました。演出は島田正吾で、おたふく役は、今回と同じ土田早苗、おそのも同じ南條瑞江でした。31年後の再演になるのですが、まったく時の流れを感じさせない熱演でした。
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                       ◆写真はおしず(土田早苗・左)とおその(南條瑞江)

新国劇の伝統を受け継ぐ若獅子には、「国定忠治」「大菩薩峠」などの殺陣の美を期待する部分が大きいのですが、人を殺す場面がほとんどなくて、なおかつ命の尊さを語る、この「おたくふ物語」とか「白野弁十郎」「居残り佐平次」なども、魅力の一つです。

さて、秋の公演は「中山安兵衛の青春−安兵衛と姉きん−」(杉山義法作・笠原章演出)です。10月30日(金)から11月5日(木)まで、日本橋の三越劇場で予定されています。安兵衛といえば、高田の馬場の決闘と、その後赤穂藩士堀部家の養子となってからは、忠臣蔵の討ち入りに参加、一生に二度の死闘を演じた豪傑です。生まれた直後から養子に出され、波瀾万丈の人生、その青春時代はいったいどんなだったのでしょうか。いまから、楽しみにしております。安兵衛は笠原章、きんは山本陽子、ほか南條瑞江、桂広行、水野義之、中川歩らの出演です。

◆劇団若獅子
160-0004  東京都新宿区四谷4-18-202
TEL・FAX 03-3356-9875
http://www.h2.dion.ne.jp/~wakajish/
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★次回の「夢道サロン」は2015年7月11日(第2土曜日)午後2時から4時までです。勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催します。今回もテーマは特に決めません。「橋本夢道・俳句」「狭山事件・えん罪」「憲法・政治」「古代史・邪馬台国」など、自由に語るサロンです。その内容はブログ「夢道サロン」「駿星つれづれ日記」「狭山事件の会」などで発信します。参加費無料、飲み物は用意します。お菓子などのお気遣いはなさらないように。できたら最近作った俳句を持って来てください。終了後に近くのフードコートで自己負担による打ち上げを予定しています。初めて参加希望の方は事前にメール・電話をください。    
syunsei777@ybb.ne.jp  090-8024-5610
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 著者の代表句「聖書読む唯それだけのクリスマス(紅穂)」は芭蕉
俳句大会で最優秀賞を受賞。橋本夢道の友人でもあり、奥さんの句、
東急電鉄で安全衛生管理担当をしていた時代の論文、随筆、終戦前
後の学徒動員日記、横浜交響楽団合唱団の思い出、新聞への投稿な
ど、人との出会いを大切にしてきた著者の自分史的な内容です。
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      頒価3000円(税・送料込み)。 
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