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●写真は、陶器を持った信田さんと色紙を手にした浩佳
■□勝どき書房□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
□ ■ ★〜★〜★ コラム・ゆりかもめ ★〜★〜★ □ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■殿岡駿星□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□ 第569号 2016年03月20日 春分(20日)■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇月2回、24節季ごろに配信。受信登録の方法は末尾に掲載。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■雪・月・花■□■ (春分 3月20日) ◆聖書讀む唯それだけのクリスマス
<「心思出会い―俳句往来・雑唱―」の 著者信田紅穂さん、勝どき書房を訪問> 彼岸の入りの2016/03/17、「心思出会い―俳句往来・雑唱―」の著者信田紅穂(著者名は廣保)さんが、久しぶりに「勝どき書房」に来てくれました。その理由は、2014年12月24日に勝どき書房から信田さんが出版した「心思出会い―俳句往来・雑唱―」の中に掲載されている、俳句の「聖書讀む唯それだけのクリスマス」の記念品を持って来るためでした。
この句は、信田さんが1953年(昭和28年)に、芭蕉の生誕地である伊賀・上野市(現在伊賀市)が募集した「第7回芭蕉祭献詠俳句」で特選賞を受賞したのです。いわば、信田さんの代表句ともいうべきでしょう。わたしは、信田さんに「この句を色紙に書いてほしい」と頼んだら、「もう字を書く元気がないから、その代わりに受賞したときにもらった、記念の陶器があるからそれを持って行く」といって、重いのにわざわざリックに入れて持ってきてくれました。
●写真は伊賀・上野市から贈られた陶器(信田さんの句が書いてある)
信田さんは「この陶器は橋本夢道資料室に寄贈する。うちに置いても、だれもほしがらないから受け取ってほしい」というのです。ありがたく頂戴しましたが、信田さんには、やはり色紙を書いてもらいたいので、硯と筆を用意して色紙を書いてもらいました。それで、記念に陶器を持ってもらい、浩佳には書いたばかりの色紙を掲げてもらい、資料室で記念写真を撮りました。
また、信田さんは「心思出会い―俳句往来・雑唱―」を読んだ人たちからたくさんの感想文を受け取っており、それを持ってきてくれました。その中で、友人の岩田利子さんは「信田さんの俳句歴の長さと、人生の歩みが重なって、どれも味わい深いものばかりです」「奥さまの俳句がまた温かくて日常の中に焦点を当てていて鋭い感覚でいいですね」「どの編も全部が読みごたえがありましたが、わたしはやはり学徒動員日記(終戦前後)に引き込まれました。私の場合、当時の記録は全部処分してしまって手元には何も残っていないので、信田さんの几帳面さに驚きながら、日記という形で当時の社会背景から、思想、風俗、日常までが掬いとられている文章力に感嘆しつつ、胸を熱くして『心思出会い』との出会いを感謝しました。高校で日本史を教えている息子にもぜひ読ませたいと思っております」と書いてくれました。
●「心思出会い―俳句往来・雑唱―」のカバー
思い出せば、信田さんが本を出したいといって勝どき書房に来たのは、2014年3月でした。東急電鉄で安全衛生管理担当をしていたころに書いた論文を本にしたい、というのでした。信田さんは新俳句人連盟の書記長をしたこともある俳人なのに、これまで句集を出したことがないのでした。わたしは、「句集を出したらどうです」と提案しました。しかし、信田さんは、かつて先輩から「おまえは俳句が下手だ」といわれたため、とても句集なんて出せないと思い込んでいたのです。
「とにかく作った俳句を持って来てください」といったら、横浜からリックに一杯の原稿を持って来てくれました。自分の俳句と奥さんの俳句、たくさんの随筆、終戦前後の学徒動員日記、横浜交響楽団合唱団の思い出などです。それを編集して「心思出会い―俳句往来・雑唱―」となりました。刊行した当時は「分厚い重い本になってしまった」といっていた信田さんですが、「いい本ができて、よかった」と満足してくれています。それで記念の陶器を持ってきてくれたのしょう。わたしとしても、いい仕事ができたと満足しております。
信田さんは、ことし88歳になります。胃癌のため、最近食欲がなくなり体重がかなり減ってしまったそうです。医師から手術を勧められたのですが、断ってしまい薬もいわれた通り飲んでいないそうです。「もう来られない。これが最後になるかな」といっていましたが元気です。勝どき駅まで歩く姿は、とても病気には見えませんでした。これが最後といわず、また来てほしいです。まだまだ径が定まらぬチャランポラン男のわたしに、昭和ひと桁男の信田さんが喝を入れてほしいところです。
◎ 遁棲の径を彷徨うチャランポラン(駿星)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★次回の第15回「夢道サロン」は5月14日(第2土曜日)午後2時からです。勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催します。参加者には自由なテーマで話してもらいます。「橋本夢道・俳句」「狭山事件・えん罪」「憲法・政治」「古代史・邪馬台国」など。その内容はブログ「夢道サロン」「駿星つれづれ日記」「狭山事件の会」などで紹介します。もちろん、聞くだけでもけっこうです。参加費無料、飲み物は用意します。お菓子などのお気遣いはなさらないように。できたら最近作った俳句を持って来てください。終了後に近くのフードコートで自己負担による打ち上げを予定しています。初めて参加希望の方は事前にメール・電話をください。 syunsei777@ybb.ne.jp 090-8024-5610 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★〜★〜★〜★〜★ 勝どき書房の本紹介★〜★〜★〜★〜★ ◆本にしたい原稿がありましたら、どうぞご相談ください。 ………………………………………………………………………………
『心思出会い―俳句往来・雑唱―』信田紅穂著・四六判並製400頁 著者の代表句「聖書読む唯それだけのクリスマス(紅穂)」は芭蕉 俳句大会で最優秀賞を受賞。橋本夢道の友人でもあり、東急電鉄時 代の論文、随筆、終戦前後の日記、人との出会いを大切にしてきた 著者の自分史的な内容です。◇勝どき書房で直売のみ。 頒価3000円(税・送料込み)。 …………………………………………………………………………… 「こんばんは、毛利小平太です。−霊談忠臣蔵−」 殿岡駿星著・46判上製・360頁。 毛利小平太とは、忠臣蔵のラストサムライである。最後に 脱盟した小平太の言い分とは?幽霊小平太が日本を語る。 毛利小平太「討ち入りせず」に真の武士道を見た。 定価 2000円(税別) 全国書店で好評発売中 …………………………………………………………………………… 『橋本夢道物語 妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね』 殿岡 駿星著・46判上製・424ページ、口絵8ページ 激動の昭和を反骨の精神で生き抜いた自由律俳人橋本夢道の生涯 ◇全国の書店で発売中・「月島・相田書店」に常備 定価1900円・税別 http://www.geocities.jp/syunsei777/page005.html ……………………………………………………………………………… 『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・四六判並製440頁 「コラムゆりかもめ」に連載した「狭山事件・取材ノート」を土台に 事件のデータ、家族の証言などを心理的に分析し、事件の真実を明ら かにする。400字詰めに換算し1200枚のノンフィクション。 ◇初版・全国で発売中・築地・弘尚堂書店に常備。 定価本体3200円。 http://amzn.to/Ki1dhf ……………………………………………………………………………… 『狭山事件の真犯人』殿岡 駿星著 ・46判上製・304ページ 狭山の女子高生殺人事件、真犯人に迫るノンフィクション推理小説。 ◇在庫が少ないため一般書店では築地の弘尚堂書店に常備。 勝どき書房で直売もしています。定価1800円・税別 http://www.geocities.jp/syunsei777/page019.html ………………………………………………………………………………… 『三億円事件の真犯人』殿岡 駿星著 ・46判上製・332ページ 40年後、真犯人がすべてを語り、3分間の英雄の実像に迫る。 ◇第2版・全国の書店で発売中 定価1700円・税 http://p.tl/5THt ………………………………………………………………………………… 『茶杓 消えた伊達家老』小野寺 苓著・46判上製・324ページ 伊達藩城代家老の冨塚重標は父が作った一本の茶杓を懐に流配の地へ。 ◇全国書店で発売中 定価1900円・税別 http://www.geocities.jp/syunsei777/page002.html …………………………………………………………………………… 『新聞記者はなぜ殺されたのか』殿岡 駿星著・46判並製・328頁 朝日・阪神支局事件の謎に挑戦し、舞台を埼玉に移して真相に迫る。 ◇全国書店で発売中 定価本体2300円・ http://p.tl/S1VL ……………………………………………………………………………… ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★☆無料メルマガ「コラムゆりかもめ」 http://www.mag2.com/ ★☆ブログ「殿岡駿星つれづれ日記」 http://blogs.yahoo.co.jp/syunsei777 ★☆ブログ「夢道サロン」 http://blogs.yahoo.co.jp/tukisimamudou ★☆ブログ「勝どき・狭山事件の会」http://blogs.yahoo.co.jp/sayama506351 ★☆ブログ「勝どき書房」 http://blogs.yahoo.co.jp/koureipaso ★☆ 著者への連絡は syunsei777@ybb.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
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