「コラムゆりかもめ」(勝どき書房)

次回、第35回「夢道サロン」は2019年9月14日午後2時から「橋本夢道資料室」で開催します。

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◆◆「佃祭り、勝どきの氏子たちも八角御輿を担ぐ」◆◆
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3日から6日までは、中央区佃の住吉神社の例大祭、いわゆる3年ごとの佃
祭り。宮元の佃をはじめ、月島、勝どき、豊海、晴海地区の氏子たちは、名
物の八角御輿を担ぐのを楽しみにしていた。

佃は1590年ごろ家康が江戸入りしたときに、大阪の佃から漁師33人を
連れてきて、鐵砲洲向かいの干潟を築島して漁業をさせ、その島を佃とした
のが始まり。だから、住吉神社に祀られているのは、住吉三神と家康の御神
霊となっている。いわば、氏子たちは、江戸から明治になっても、そのまま
家康公を担いできたのだ。

八角神輿は江戸時代から昭和37年までは御輿を担いで隅田川に入っていた。
しかし、川の岸壁が整備されると川に入りにくくなったため、現在は入らな
い。築島は明治になってから月島、勝どき、豊海、晴海と広がり、同時に氏
子も増えて八角御輿が巡る地域は広がった。さらに、200年近く担いでい
た八角御輿が古くなったので、昨年新調し、氏子が担ぐのは初めてだった。

◆真新しい八角御輿を担ぐ勝どきの氏子たち

勝どきには、4丁目にある住吉分神に4日午後4時に晴海を巡った後の八角
が来るという。2トンもある重い御輿を担ぐ氏子が勝どきにいるかどうか、
ちょっと心配したが、4時ごろになると、半纏を着た捻り鉢巻きの氏子がた
くさん集まってきた。しかし半纏を着ているだけでは担げない。希望者が多
いので町内会の役員に前もってタスキをもらった人だけが担げることになっ
ている。

「せいや!」と八角が動き出すと、一斉に拍手。勝どきの町内を巡ると、待
ちかまえていた町民が水桶の水を担ぎ手たちにかける。全身がびしょびしょ
になるが、おかげで熱中症にならないですむ。八角御輿は完全防水なので、
いくら水をかけても大丈夫。わたしも頭から水をかぶり、びしょびしょに濡
れてしまった。おかげで、熱中症にはならないですんだ。

◆八角御輿に水をかける氏子。

八角御輿と一緒に歩いていると、担ぎ手の中に町内会の役員がいたり、見物
者にも顔見知りの人がいて、祭りでなければ味わえない交流ができた。この
ような地域のつながりが、「祀る」「祭り」そして「政りごと」へと発展した
のだろうか。首都直下型地震が近いといわれている今日、地域住民の団結は
大事だ。八角御輿はそれを教えてくれた。
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★☆★編集随想★☆ ◆「狭山事件 50年目の心理分析」の感想文◆

兵庫県の小学校教諭遠藤行博先生から「狭山事件 50年目の心理分析」の
感想文が届きました。遠藤先生は、さいたま市浦和区に本部がある、障害者
の教育権を実現する会のメンバーで、人権教育に熱心です。狭山事件には以
前から強い関心を持っていて、わたしの著書「狭山事件の真犯人」も読んで
くれています。

先生は「50年目の心理分析」を刊行前から予約して購入してくれました。
先生からのメールによりますと、神戸・元町の「海文堂」書店に2冊置いて
あるのを見つけて、
「誰かが手にとって、読んでほしいという祈りに近い気持ちで、本を整頓
しました。」
と報告してくれました。この本を愛してくれています。では、遠藤先生の感
想文を紹介させていただきます。
   ◆
本を手にして開いた瞬間、こんな小さな字でこの分厚さ、読破できるのかと思
いましたが、字の小ささにはすぐに慣れました。それよりも、殿岡さんの「石
川さんは無罪である」という信念というか執念を、読み進めていくほどに強く
感じました。何度も現地に足を運んで、五感で事件を追い、膨大な公判記録
に目を通し、多くの人に出会って冤罪であることの確信を深めていくところに、
グイグイ引き込まれていきました。

 脅迫状と上申書の文字は明らかに違うし、私も脅迫状の内容は決して稚拙で
はなく、かなり知恵を絞って書かれたものだと思いました。
 以前からよく話題になっている「万年筆」も疑惑が一杯で、二度の家宅捜
索で発見できずに、三度目にこれも関本巡査部長が発見している。それに発
見の前日に彼が家に上がりこんだことをはじめて知りました。やはり万年筆
のあることを確認したのでしょう。それにインクの色も違うようだし、使用
程度も科学研の鑑定の後から連次さんの証言が変わったり…これほど明らか
におかしなことがあっても再審にならないのは納得できないです。

 同じ証拠品のカバンや教科書類の発見のされ方も、山狩りの時に発見され
ずに後で関本巡査部長の活躍で見つかっている。彼の活躍の背景に警察組織
があり、石川さんを犯人に仕立てるために工作したのではないかと、どうし
ても考えてしまいます。他にも、善枝さんの一年後輩の高田君が通学路では
ない加佐志街道の「澤の道」で善枝さんと出会ったとする証言を、警察の捜
査に合わないから無視したと思われても仕方ないような疑問点も多々あるの
がこの事件であり、後の狭山差別裁判なのです。

 「石川さんは無実」これが著者・殿岡さんの主張であり、その姿勢はぶれ
ていません。
狭山事件は冤罪であり、国家による人権侵害です。部落差別解消は国の責務
であるとした同対審答申にも背いています。それ故に、一人でも多くの人に
この本を読んでもらえるように、各地域の図書館に入れてもらうよう要望し
ていこうと考えています。

◆「狭山事件 50年目の心理分析」
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■□■雪・月・花■□■ 「立秋」(8月7日)
夏の隅田川は静かだ。
春には無数のユリカモメが川面を乱舞していた。
求愛で忙しかった鳩は、川岸で運動会。

ところが、夏になるとユリカモメたちはすべてシベリアへ。
いまごろ、子育ての真っ最中だ。
鳩たちは雛が巣立ちを終えたのか、
エサを求めて飛び回る姿がめっきりと減り、みんなおとなしい。

7日は立秋、暦の上では秋に入る。
どこかに秋はないかな、と探してみると、
欄干の上の鳩が寂しそうな目をしていた。
秋がそこまで来ているのかもしれない、と思った。

◆勝どき橋の欄干にいた鳩

○ 勝どきの鳩の目すでに秋の色(矢盾冗蝶)
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★〜★〜★〜★〜★ 勝どき書房の本紹介★〜★〜★〜★〜★
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『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・四六判並製440頁
「コラムゆりかもめ」に連載した「狭山事件・取材ノート」を土台に
事件のデータ、家族の証言などを心理的に分析し、事件の真実を明ら
かにする。400字詰めに換算し1200枚のノンフィクション。
◇最新刊・全国で好評発売中。定価本体3200円。 http://amzn.to/Ki1dhf
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『橋本夢道物語  妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね』
 殿岡 駿星著・46判上製・424ページ、口絵8ページ
 激動の昭和を反骨の精神で生き抜いた自由律俳人橋本夢道の生涯
 ◆最新刊◇全国の書店で好評発売中 定価1900円・税別
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◆お知らせ◆
・「月島・橋本夢道の会」の発会。10月21日(日)午後4時から6時
まで。勝どき書房「橋本夢道資料室」で。橋本夢道の資料展示と夢道を語
る会。展示開始は午後3時から。問い合わせはメールで殿岡駿星へ。

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