「コラムゆりかもめ」(勝どき書房)

次回、第35回「夢道サロン」は2019年9月14日午後2時から「橋本夢道資料室」で開催します。

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●池田祥子さんの歌集「続 三匹の羊」
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★〜★〜★ コラム・ゆりかもめ ★〜★〜★ 
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第590号 2017年02月27日 春期臨時(27日)
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◇24節季ごろに配信。受信登録の方法は末尾に掲載。
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■□■雪・月・花■□■   2月27日(春期臨時)
◆「人権と教育」障害者の教育権を実現する会
  46年間の活動に幕・25日の閉会総会に出席◆

1,971年10月、さいたま市(当時は浦和市)に「大西赤人問題を契機として障害者の教育権を実現する会」(後に障害者の教育権を実現する会)として発足した、障害をもつ子どもたちが普通学級に学ぶための全国運動を展開して来ましたが、ついに2月25日の総会で閉会が決まりました。

さいたま市民会館うらわの集会室で開かれた総会には、事務局の宮永潔さんら60人が出席、まず平林浩さんの「多様性ってなんだー人権の立場からー」と題する記念講演がありました。平林さんは、相模原の「やまゆり園」で障害者19人が殺害された事件をとりあげ、植松聖容疑者がなぜこのような「優生思想」を持つようになったのかを話しました。
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●「人権と教育」障害者の教育権を実現する会 46年間の活動に幕
このような「優生思想」の考え方は、植松容疑者だけでない。かつてナチスドイツでは障害者20万人がガス室で殺されたこともあり、また米国の断種法、日本では昭和15年に制定された「国民優生法」がある。「価値なき生命は消し去る」という考えは、広く根付いているのです。

しかし、平林さんは、自然界では、生物は多様性こそ生き残る力を持っている。ヒトもそれぞれ個々の人の生き方が多様であってこそ人間としての尊厳ある社会が実現する、というのです。学校教育は国にとって必要な国民をつくるためではなく、人々が多様な生き方ができるような方向を求めるべきだというのです。

わたしは、実現する会の機関誌「人権と教育」のコラム「虫めがね」を執筆させてもらっていましたが、2月号(504号)に「死刑制度」という題で、わたしの小説「こんばんは、毛利小平太です。−霊談忠臣蔵−」の中に登場する池田玄鶴医師が「人殺しはいけない、特に国家による殺人である死刑もいけない」という言葉を引用して書きました。これがわたしにとって最後の「虫めがね」となりました。

総会に出席していた、同じ「虫めがね」の筆者である池田祥子さんに逢うことができました。池田さんからは歌集「続 三匹の羊」(現代短歌社)をいただきました。池田さんは、わたしより一つ年下の1943年生まれ、「未(ひつじ)年」です。誕生日の星座は「牡羊座」、そして名前は祥子で、羊がいます。羊に縁があるので歌集の題を「三匹の羊」としました。

 大揺れの百円ショップの物々とともに揺れてた三・一一

最初の歌が東日本大震災です。その日に詠んだ歌に、

 原爆の投下の後の光景がいままざまざと重ねて見ゆる

1945年8月9日、小倉に父母と住んでいたころ、2歳でしたが、この日、小倉が曇っていたので、米軍機が長崎に原爆を投下したことを知った池田さんは、いまでも生きていて申し訳ないような気がするのです。その長崎原爆と津波の被害を受けた東北の港街の光景とが重なって見えたのです。

 息子から 赤ちゃんできた のメールあり朝鮮・日本・ドイツの血筋の

池田さんの父は少年時代に朝鮮から日本に渡り、母と結婚して日本人として生きてきました。息子さんは、ドイツの女性と結婚したのです。「朝鮮・日本・ドイツ」の血を受けた赤ちゃんの誕生に喜ぶ池田さん。父の本名は「李祥雨」で、父の祥の字をもらっています。ここにも羊がいます。池田さんは、長く学校の先生をされていましたが、羊のように優しい祥子先生に育てられた子どもたちは幸せです。

 アリランを懐かしみ歌う父はまた背筋伸ばして君が代浪々

 金鉱の狼煙たちまち龍となり 父はふるさと馬山に還りぬ

アリランを歌うときのお父さんはリラックスしていますが、君が代のときは、ピンと背筋が伸びるという、すっかり日本人なのです。そのお父さんは2012年92歳で亡くなります。2003年から亡くなるまでの9年間、父を詠んだ78首は、愛に満ちあふれています。妻に先立たれて孤独になってしまいそうなお父さんですが、祥子さんが側にいてくれたので、きっと至福な死を迎えることができたと思います。

 昔々長女のわたしをお守りした父をわたしが湯舟に洗う

次号・最終号の「人権と教育」の「虫めがね」は池田さんが担当するので、いまから楽しみにしています。「人権と教育」は今年で活動をやめますが、障害をもつ子どもが普通学級で学びたい、学ばせたいという運動はこれからも続けなければなりません。

8月12〜13日に東京・月島の社会教育会館で開催する「平和プラザ2017 平和をねがう中央区民の戦争展」で橋本夢道の展示をしますが、12日午後4時半からは、わたしが夢道の獄中句について話をさせてもらうことになりました。

◆勝どき書房では、本を出したい人のために相談を受けています。出版のことだけでなく、暮らしや生きる上での様々な問題、えん罪事件など、様々な悩みをお聴きします。なにか、困ったことがあればどうぞ、ご相談ください。電話かメールで、いつでも、OKです。 電話 090ー8024ー5610 メール syunsei777@yahoo.co.jp

◎ 夜中には酒は呑まぬ決めてほうじ茶さっぱり夢も見ぬ(駿星)
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◆このコラムは写真付きで「殿岡駿星つれづれ日記」に転載しています。
 http://blogs.yahoo.co.jp/syunsei777
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★次回の第21回「夢道サロン」は2017年3月11日(第2土曜日)午後2時から5時まで、勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催します。1月は休みます。参加者には自由なテーマで話してもらいます。「橋本夢道・俳句」「狭山事件・えん罪」「憲法・政治」「古代史・邪馬台国」など。その内容はブログ「夢道サロン」「駿星つれづれ日記」「狭山事件の会」などで紹介します。参加費無料、飲み物は用意します。お菓子などのお気遣いはなさらないように。できたら最近作った俳句を持って来てください。初めて参加希望の方は事前にメール・電話をください。   
syunsei777@yahoo.co.jp   090-8024-5610
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 ★〜★〜★〜★〜★ 勝どき書房の本紹介★〜★〜★〜★〜★
 ◆本にしたい原稿がありましたら、どうぞご相談ください。
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◆「こんばんは、毛利小平太です。−霊談忠臣蔵−」
       殿岡駿星著・46判上製・360頁。
  「死刑制度」のある国は民主国家ではない。
  真の武士道は死ぬことでもなく、殺すことでもない
   切腹も仇討ちも討ち入りも人殺しは間違いだ
   忠臣蔵、最後の脱盟者毛利小平太の言い分
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『橋本夢道物語  妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね』
 殿岡駿星著・46判上製・424頁、口絵8頁、定価1900円・税別
 激動の昭和を反骨の精神で生き抜いた自由律俳人橋本夢道の生涯
 ◇全国の書店で発売・「月島・相田書店」に常備(0335312311) 
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『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・四六判並製440頁
 「コラムゆりかもめ」に連載した「狭山事件・取材ノート」を土台に
事件のデータ、家族の証言などを心理的に分析し事件の真実を追求。
 400字詰め換算1200枚のノンフィクション。定価3200円・税別
◇初版・全国で発売中・築地・弘尚堂書店に常備。(0335410333)
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『狭山事件の真犯人』殿岡 駿星著   ・46判上製・304ページ
 狭山の女子高生殺人事件、真犯人に迫るノンフィクション推理小説。
 ◇在庫が少なく一般書店では築地の弘尚堂書店に常備。(0335410333)
  定価 1800円・税別  コラム読者 特別割引あり
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『三億円事件の真犯人』殿岡 駿星著   ・46判上製・332ページ
 40年後、真犯人がすべてを語り、3分間の英雄の実像に迫る。
  ◇第2版・全国の書店で発売中    定価1700円・税別
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『茶杓 消えた伊達家老』小野寺 苓著・46判上製・324ページ
 伊達藩城代家老の冨塚重標は父が作った一本の茶杓を懐に流配の地へ。
  ◇全国書店で発売中      定価1900円・税別
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『新聞記者はなぜ殺されたのか』殿岡 駿星著・46判並製・328頁
 朝日・阪神支局事件の謎に挑戦し、舞台を埼玉に移して真相に迫る。
  ◇全国書店で発売中   定価2300円・税別  
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