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●写真はスーパーボランティアの尾畠春夫さん。
□■勝どき書房□■□■□■□■□■□■□■ ★〜★〜★ コラム・ゆりかもめ ★〜★〜★ □■□■□■□■□■□■□■□殿岡駿星□■ 第630号 2018/11/07 立冬号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇24節季ごろ配信。受信登録の方法は末尾に掲載。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆スーパーボランティア尾畠春夫さん ぜひとも「國民栄誉賞」に なぜ芸能人やスポーツマンばかり?◆ 國民栄誉賞は1977年にプロ野球選手の王貞治さんに授与したのが最初で、これまで27人が受賞しています。最近では、フィギュアスケートの羽生結弦さんが受賞、将棋棋士の羽生善治さん、レスリングの伊調馨さん、野球の松井秀喜さん、相撲の大鵬幸喜さんら、スポーツマン、俳優の森繁久彌さんと、ほとんどがスポーツ、芸能関係者です。國民栄誉とはいったいなんなのでしょう。
映画俳優、映画監督、横綱、野球選手、マラソンの優勝、レスリング、将棋、囲碁、なんでスポーツ芸能ニュースで騒がれる人たちばかりが受賞するのでしょう。それとは別に叙勲というのがあります。ことしの「秋の叙勲」を受章者が発表され、新聞に名前が掲載されています。全体で4079人もいて。そのうち2188人は役人です。民間は1891人でした。
民間人とはともかく、なぜ役人に叙勲なのでしょう。肩書きを見ると、偉そうな役職ですが、特別になにか仕事をしたとは思えません。給料をもらって、仕事をしたなら、國民のほとんど全員が同じように仕事をしています。役所に勤めたから受賞というのでは、おかしいでしょう。
ことしの國民栄誉賞は大分県のスーパーボランティア尾畠春夫さんではないですか。ことし、8月15日には、山口県周防大島町で行方不明の2才男児を救出しました。それを讃えて11月3日には、大分県知事から県功労者表彰を授与されたのです。しかし、それだけではないはずです。尾畠さんは國民的な英雄です。ぜひ、國民栄誉賞を授与するべきではないでしょうか。
これについて、「南瓜大玉の日の本國憲法私案」の著者の南瓜大玉先生のご意見を聴いてみました。以下、南瓜先生のお話です。
◆南瓜大玉の話
しかし、警察などの捜索は、山の下を流れる川の付近を捜していた。子どもが川に落ちて、どこかに沈んでいるとでも思ったのだろう。生きていると思って捜すのと、死んでいると思って捜すのでは、心構えが違う。捜索隊の姿をテレビで見ていた尾畠さんは、現地へ行ったら、上を捜してみよう、と決めていた。到着して、家族から話を聞き、行方が分からなくなった地点から、上へと歩き始めた。
子どもの名前を叫んで、坂道を上って行くと、子どもの返事が聞こえた。藪をかき分けて見ると、子どもが石の上に座っていた。名前をいうと返事をした。持っていたあめ玉を渡すと、バリバリ音を立てて食べたという。それを見て尾畠さんは「よかった、これで助かった」と涙を流した。
子どもを抱いて、坂道を下りてくると、山口県警の警察官が「規則ですから、子どもを渡してください」といった。しかし、尾畠さんは、「見つけた子どもは、わたしが親にきちんと手渡すと約束した。口約束も契約、言うたことは守る。警察であろうと、総理大臣であろうと渡す訳にはいかない」と抱いた子を離さなかった。尾畠さんは「人の命より重いものはない。尊い命が助かってよかった」と喜んだ。
これには警察官だけでなく、役人たちも腹が立ったかもしれない。要するに役人の言葉を素直に聞かない、自由人なのだ。子どもをしっかり抱いて離さない、そういう自由人に栄誉賞なんてやるもんか。栄誉賞は素直に役人に従う「臣民」どもに与えるものだからね。
警察官にしてみたら、子どもを渡してもらいたかっただろうね。警察官が子どもを抱いて、記者団の前で撮影してもらえば、子ども発見の手柄の写真は全国に放送される。テレビを見た國民は警察が見つけたと思うかもしれない。だが、子どもを抱いていたのは尾畠さんだ。警察の手柄にはならなかった。警察官たちは、尾畠さんの後ろをゾロゾロ歩く野次馬のように見えた。
3日間で見つからない子どもを、たった20分で見つけた。もし、あと1日、見つからなかったら、子どもは死んでいたかもしれない。このニュースは、日の本中のだれもが喜んだに違いない。これまでも、尾畠さんは、ボランティアとして、報酬を全く受けていない。軽自動車の中で寝て、食事は車に持ちこんでいる。子どもの祖父が「どうぞ、風呂にでも入ってゆっくりしてください」といったら、断った。
ボランティアの心構えとして、尾畠さんは他人の家の敷居をまたがないようにしている。食事や弁当なんかとんでもない、水以外はご馳走にならない。いつも、赤いシャツ、赤いはちまきをしているが、これは見ている人に元気になってもらうため、という。背中には、自分の名前と住所を縫い込んでいる。住民は、だれが来てくれているのか分かれば不安にならない、という。
災害地域に来るボランティアによっては「弁当はどこにありますか」と催促したり、倒壊家屋の片づけを手伝うような振りをして、金目の物を盗んでしまう例もある。中には、夜中に何人かで車で行って、家の中に入り、金庫を持って行ってしまう悪いのもいる。そんな世知辛い世に、尾畠さんのようなスーパーボランティアには、ぜひとも國民栄誉賞を授与するべきだね。
役人天国の日の本國では、ボランティアをバカにしているんだ。ボランティアを何年しても叙勲なんかしてくれない。役人は、永く勤めれば叙勲される。それなのに、子どもを見つけた尾畠さんには、山口県の功労者表彰というのは、ちょっと残念だね。國のお偉いさんは、スポーツや芸能だけでなく、地味でもがんばっているボランティアに目を向けてほしい。
◎ 俳句 冬立ちて長く生き過ぎたのか足首から針が顔出す(駿星)
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