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●写真は「夢道サロン」で展示した勝どき書房の本と星野富弘カレンダー
□■勝どき書房□■□■□■□■□■□■□■ ★〜★〜★ コラム・ゆりかもめ ★〜★〜★ □■□■□■□■□■□■□■□殿岡駿星□■ 第631号 2018/11/22 小雪号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇24節季ごろ配信。受信登録の方法は末尾に掲載。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆「夢道サロン」で勝どき書房の本を展示 記者の仕事の延長で定年後に出版社 「星野富弘さんのカレンダー」を飾りました◆ 2018/11/10の第30回「夢道サロン」は勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催され、前回と同じ9人が参加しましたが、今回はこれまで勝どき書房が出版した本を展示してみました。わたしは、2002年に勤め先の新聞社を定年で退職してから、出版社を立ち上げる決心をしました。展示した本を見ながら、これまでの経過を説明しました。
●11月10日の「夢道サロン」で展示した勝どき書房の本
展示した本の隣には、2019年の「星野富弘さんのカレンダー」を飾りました。千葉・成田市の妻浩佳の友だち小松雅子さんが、「橋本夢道資料室」に毎年送っていただいています。新年に集まる「夢道サロン」のメンバーに披露します。きっと、富弘さんの絵と詩に感動してくれるでしょう。
●写真は「狭山事件 50年目の心理分析」の表紙
出版社を立ち上げようとした動機は、現役の記者時代、まだ40歳代に晩聲社という出版社から出した「犯人 狭山事件より」が売り切れとなってしまったからです。その後、狭山事件に関心のある人たちから「買いたいけれど、再版しないのか」と問い合わせを受けていたのです。出版元に尋ねますと、「再版の予定はない」というのです。そこで、自分で出版するしかないと考えました。そして、「狭山事件の真犯人」という本を出版しました。
さらに、妻浩佳の父親である橋本夢道の俳句「妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね」に興味を持っていたわたしは、思い切って「橋本夢道物語」を書き始め、この本を出版するにあたり、正式に版元となるために、法人登録をしたのです。合資会社勝どき書房が誕生したのは、2005年です。
その後、「三億円事件の真犯人」「新聞記者はなぜ殺されたのか」「こんばんは、毛利小平太です。−霊談忠臣蔵−」「狭山事件 50年目の心理分析」「橋本夢道の獄中句・戦中日記・大戦起るこの日のために獄をたまわる」などを執筆し、なんとか出版にこぎつけました。
狭山事件の本は3冊出しました。最初は晩聲社から、そして、勝どき書房から2冊です。最初の1冊で、書きたい内容はすべて書いたのですが、犯人とされている石川一雄さんの再審請求が実現しないため、なんとか世間にえん罪の事実を知ってもらいたい、という一心でした。さらに詳細に綴り、えん罪を証明する決定的な本として「狭山事件 50年目の心理分析」を刊行しました。
●写真は「三億円事件の真犯人」の表紙
「三億円事件の真犯人」は、1968年12月府中で起きた東芝のボーナス3億円の強奪事件の真犯人に迫りました。「新聞記者はなぜ殺されたのか」は、謎だらけの朝日新聞阪神支局事件の犯人像に迫るため、事件の舞台を埼玉県に移して、パロディー的に検証した謎解き小説です。
わたし以外の作家も勝どき書房から本を出しています。岩手・一関の小野寺苓さんは、「火 みちのく一関忠臣蔵」と「茶杓 消えた伊達家老」の2冊を刊行しました。いずれも、岩手日報や河北新報、朝日新聞、徳島新聞などの書評で扱っていただき、一時は取次店の在庫がなくなるほどの好評でした。さらに、南瓜大玉さんの講演記録「南瓜大玉の日の本國憲法私案」も刊行しました。
ほかには、古代史研究家の山田観風讃さんによる「平家物語の雑歌屋でぇーござい」、カリアーヌ・碧さんのファンタジック・ミステリー「サイレントボックス」、末永泉さんの「カエルの日曜日」、信田紅穂さんの「心思出会い・俳句往来雑唱」などを出版させてもらいました。
●写真は信田紅穂さんの「心思出会い・俳句往来雑唱」
特に強く印象に残っているのは、信田紅穂さんの「心思出会い・俳句往来雑唱」です。信田さんは、橋本夢道の弟子で、長く俳句を作っていました。ところが、80歳を過ぎていたのですが、ある日「勝どき書房から本を出したい」といって訪ねてきました。信田さんは「自分が勤めていた東急電鉄時代に完全管理の仕事をしてきたので、その記録を本にしたい」というのです。たくさんの資料を持ってきました。
信田さんは、電線の保護管理の仕事をしていましたが、あるとき同僚が線路の上にある高圧電流に触れて感電死してしまったのです。それで、自分は安全管理の仕事をしたい、と東急の社長に要望しました。その結果、安全靴を開発し、死亡事故ゼロを記録したのです。その記録を本にしたい、というのですが、わたしは「信田さん、句集は出したのですか」と聞くと、「わたしは俳句が下手なので句集は出していない」というのです。わたしはとにかく、俳句を持ってきてください、といいました。
すると、信田さんは「聖書読むただそれだけのクリスマス」という句の表彰状を持ってきました。芭蕉俳句大会で最優秀の作品です。さらに、これまで作った俳句と奥さんの俳句を持ってきたのです。奥さんとは俳句会で知り合ったのです。そして、本のトップに奥さんの句を置いてくれ、というのです。
信田さんは2016年亡くなりました。わたしは、妻と信田さんのお墓参りをしました。そのことを奥さんに報告すると、奥さんは「ありがとうございます」と喜んでくれました。わたしは、「信田さんは、奥さんの俳句をトップにしたら、奥さんに怒られた。本を出したのが気に入らないようだ、といっていました」というと、「それは恥ずかしいからいったので、本当はありがたいと思っています。殿岡さんが本にしてくれたおかげで、あの人は幸せでした。あの本がなければ、信田はただの人で終わってしまいました。夫にも感謝しています」といってくれたのです。
わたしは、このときほど、出版社を立ち上げてよかったと思った時はありません。信田さんの奥さんの言葉で、わたしは癒やされました。信田さんは「本を出したら、妻に怒られた」といっていたので、心配していました。でも、奥さんの本心はそうではなかったのです。本当にうれしかったのです。出版社を始めてよかったと、思いました。
●写真は「夢道サロン」を提案してくれた浅野均さん
その浅野さんは、夢道が「しんぶん赤旗」の俳句の選者をしていたころ、年間最優秀賞を夢道さんが選んでくれた、と感謝していました。その浅野さんは、63歳の若さで亡くなってしまいました。しかし、「夢道サロン」は残っています。
すべては、定年後に出版社を立ち上げるという、わたしの無謀な企みからスタートしました。悠々自適の年金生活を楽しめばいいのに、70歳を過ぎても仕事をし、おまけに金をつぎ込んで、アホな男と思う人もいるでしょう。しかし、わたしはアホだとは思いません。こうして、人と出会い、楽しい時間を過ごすのが、本当の幸せだと思うからです。みなさん、ありがとうございます。
いま、勝どき書房のベランダのビワに、花が咲いています。北海道では雪が降っているそうですが、ビワは寒いときに花を咲かせます。不思議です。どこに、そんなエネルギーが潜んでいるのでしょう。きっと、温かい心を持つ木なのでしょう。この寒さの中に温かさを見つける心です。
◎ 俳句 北海道は雪だという、雪こそ温かい日々のスタート(駿星) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆このコラムは写真付きでブログ「コラムゆりかもめ」に転載しています。 http://blogs.yahoo.co.jp/syunsei777/ ………………………………………………………………………… ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆次回の第32回「夢道サロン」は2019年3月9日(第2土曜日)午後2時から5時まで。勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催します。参加者には自由なテーマで話してもらいます。「橋本夢道・俳句」「狭山事件・えん罪」「憲法・政治」「歴史」など。その内容はブログ「夢道サロン」などで紹介します。聞くだけでもけっこうです。参加費無料。初めて参加希望の方は事前にメールをください。 syunsei777@yahoo.co.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆「自由俳句の会」に参加しませんか。勝どき書房では「夢道サロン」以外に、俳句を勉強する「自由俳句の会」を始めたいと考えています。「自由俳句」とは、季語や575のリズムにとらわれないで、自由な気持で俳句を作るという意味です。俳句だけでなく短歌、詩の好きな人もぜひ参加してください。メール syunsei777@yahoo.co.jp 殿岡駿星 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★〜★〜★〜★〜★ 勝どき書房の本紹介★〜★〜★〜★〜★ ◆本にしたい原稿がありましたら、ご相談ください。 …………………………………………………………………………… ◆『南瓜大玉の日の本國憲法私案』南瓜大玉著・46判並製272頁 ちょっと待てよ!日本憲法を「私」ならこう変える。 「檻」も「框」も取り払って 天皇制廃止・大統領制・国防軍・地方自衛隊 都道府県やめて10州制・司法改革・死刑廃止 脱原発・教育委員選挙制・ベーシックインカム…… 南瓜先生の信州別所温泉の講演記録です。 定価2000円税別・全国書店で好評発売中 ブログ書籍案内で紹介 https://blogs.yahoo.co.jp/asashiounnga 直売希望の方は、下記に2100円を送金してください。 郵便振替 00120-9- 538001 資)勝どき書房 …………………………………………………………………………… ◆『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・46判並製440頁 「狭山事件・取材ノート」を土台に事件のデータ、 家族の証言などを心理的に分析し事件の真実を追求。 定価3200円税別・ブログ読者割引 2000円(送料込み) ◇築地・弘尚堂書店に常備しております。(0335410333) …………………………………………………………………………… ◆『三億円事件の真犯人』殿岡 駿星著 ・46判上製・332頁 現在の貨幣価値にして50億円に相当する現金強奪事件 真犯人が40年後に事件のすべてを語る BSスカパー・テレビ東京に著者が出演、真相を語る ◇第2版・好評発売中 定価1700円・税別 勝どき書房直売の場合は送料込み 2000円です。 ……………………………………………………………………………… ◆「こんばんは、毛利小平太です。−霊談忠臣蔵−」 殿岡駿星著・46判上製・360頁。 切腹も仇討ちも討ち入りも人殺しは間違いだ 「死刑制度」のある国は民主国家ではない 忠臣蔵、最後の脱盟者毛利小平太の言い分とは? 定価2000円・税別・ブログ読者割引 送料込み1000円 ………………………………………………………………………………… ◆「火 みちのく一関忠臣蔵」小野寺苓著 46判・ハードカバー、332頁、2000円税別 全国書店で好評発売中。火は常に胸中に在り、 灯りにもなれば、火事にもなる。 小野寺苓のみちのく歴史小説シリーズ第3弾。 勝どき書房の直売はありません。書店に注文してください。 …………………………………………………………………………… ◆「橋本夢道の獄中句・戦中日記 大戦起るこの日のために獄をたまわる」 殿岡駿星編著(A5版、320頁)定価 2000円税別 全国書店で発売、勝どき書房で直売もしています 2160円(送料込み)で受け付けおります …………………………………………………………………………… ◆『橋本夢道物語 妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね』 殿岡駿星著・46判上製・424頁、口絵8頁、定価1900円・税別 激動の昭和を反骨の精神で生き抜いた自由律俳人橋本夢道の生涯 ◇全国の書店で発売・「月島・相田書店」に常備。 ブログ読者の特別割引 1000円(送料込み) ……………………………………………………………………………… ◆「狭山事件の真犯人」殿岡 駿星著・46判上製・302頁 犯人とされている石川一雄さんは無実だ 女性週刊誌記者が1963年5月狭山市で発生の 女子高校生殺人のトリックを暴き真犯人を推理 定価1800円税別 ブログ読者割引 1000円(送料込み) ……………………………………………………………………………… ◆「新聞記者はなぜ殺されたのか」殿岡駿星著・46判並製・328頁 毎朝新聞さいたま支局記者が殺され、さいたま困民党を 名乗る犯行声明が届いた。親友の記者が編集局長から 特命を受け事件の真相を追究する 定価2300円税別・ ブログ読者割引1000円(送料込み) ……………………………………………………………………………… ◆「心思出会い―俳句往来・雑唱―」信田廣保著・46判並製398頁 <聖書読む唯それだけのクリスマス>新俳句人連盟に所属した 俳人信田紅穂が芭蕉俳句大会で優秀賞を取った俳句や エッセイ、東急電鉄の安全管理担当としての記録 など80年間の自分史をまとめる 勝どき書房直売3000円税別・ブログ読者割引2000円 ……………………………………………………………………………… □勝どき書房から直売希望の場合は下記に送金をお願いします 郵便振替NO 00120-9- 538001 資)勝どき書房 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★「勝どき書房」のネット配信、7ブログのアドレス ☆「勝どき書房 書籍案内」 https://blogs.yahoo.co.jp/asashiounnga ☆「コラムゆりかもめ」(勝どき書房) http://blogs.yahoo.co.jp/syunsei777 ☆「夢道サロン」(橋本夢道の会) http://blogs.yahoo.co.jp/tukisimamudou ☆「狭山事件の真犯人」(勝どき書房)http://blogs.yahoo.co.jp/sayama506351 ☆「三億円事件の真犯人」(勝どき書房) http://blogs.yahoo.co.jp/koureipaso ☆「言葉の杜」(勝どき書房) https://blogs.yahoo.co.jp/sen2ousyunkai ☆「民主主義と言論の自由」(勝どき書房) https://blogs.yahoo.co.jp/nhksirami ☆無料メルマガ「コラムゆりかもめ」 http://www.mag2.com/ ◆ 勝どき書房へのメールでの連絡は katidoki_syobou@yahoo.co.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
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●写真はスーパーボランティアの尾畠春夫さん。
□■勝どき書房□■□■□■□■□■□■□■ ★〜★〜★ コラム・ゆりかもめ ★〜★〜★ □■□■□■□■□■□■□■□殿岡駿星□■ 第630号 2018/11/07 立冬号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇24節季ごろ配信。受信登録の方法は末尾に掲載。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆スーパーボランティア尾畠春夫さん ぜひとも「國民栄誉賞」に なぜ芸能人やスポーツマンばかり?◆ 國民栄誉賞は1977年にプロ野球選手の王貞治さんに授与したのが最初で、これまで27人が受賞しています。最近では、フィギュアスケートの羽生結弦さんが受賞、将棋棋士の羽生善治さん、レスリングの伊調馨さん、野球の松井秀喜さん、相撲の大鵬幸喜さんら、スポーツマン、俳優の森繁久彌さんと、ほとんどがスポーツ、芸能関係者です。國民栄誉とはいったいなんなのでしょう。
映画俳優、映画監督、横綱、野球選手、マラソンの優勝、レスリング、将棋、囲碁、なんでスポーツ芸能ニュースで騒がれる人たちばかりが受賞するのでしょう。それとは別に叙勲というのがあります。ことしの「秋の叙勲」を受章者が発表され、新聞に名前が掲載されています。全体で4079人もいて。そのうち2188人は役人です。民間は1891人でした。
民間人とはともかく、なぜ役人に叙勲なのでしょう。肩書きを見ると、偉そうな役職ですが、特別になにか仕事をしたとは思えません。給料をもらって、仕事をしたなら、國民のほとんど全員が同じように仕事をしています。役所に勤めたから受賞というのでは、おかしいでしょう。
ことしの國民栄誉賞は大分県のスーパーボランティア尾畠春夫さんではないですか。ことし、8月15日には、山口県周防大島町で行方不明の2才男児を救出しました。それを讃えて11月3日には、大分県知事から県功労者表彰を授与されたのです。しかし、それだけではないはずです。尾畠さんは國民的な英雄です。ぜひ、國民栄誉賞を授与するべきではないでしょうか。
これについて、「南瓜大玉の日の本國憲法私案」の著者の南瓜大玉先生のご意見を聴いてみました。以下、南瓜先生のお話です。
◆南瓜大玉の話
しかし、警察などの捜索は、山の下を流れる川の付近を捜していた。子どもが川に落ちて、どこかに沈んでいるとでも思ったのだろう。生きていると思って捜すのと、死んでいると思って捜すのでは、心構えが違う。捜索隊の姿をテレビで見ていた尾畠さんは、現地へ行ったら、上を捜してみよう、と決めていた。到着して、家族から話を聞き、行方が分からなくなった地点から、上へと歩き始めた。
子どもの名前を叫んで、坂道を上って行くと、子どもの返事が聞こえた。藪をかき分けて見ると、子どもが石の上に座っていた。名前をいうと返事をした。持っていたあめ玉を渡すと、バリバリ音を立てて食べたという。それを見て尾畠さんは「よかった、これで助かった」と涙を流した。
子どもを抱いて、坂道を下りてくると、山口県警の警察官が「規則ですから、子どもを渡してください」といった。しかし、尾畠さんは、「見つけた子どもは、わたしが親にきちんと手渡すと約束した。口約束も契約、言うたことは守る。警察であろうと、総理大臣であろうと渡す訳にはいかない」と抱いた子を離さなかった。尾畠さんは「人の命より重いものはない。尊い命が助かってよかった」と喜んだ。
これには警察官だけでなく、役人たちも腹が立ったかもしれない。要するに役人の言葉を素直に聞かない、自由人なのだ。子どもをしっかり抱いて離さない、そういう自由人に栄誉賞なんてやるもんか。栄誉賞は素直に役人に従う「臣民」どもに与えるものだからね。
警察官にしてみたら、子どもを渡してもらいたかっただろうね。警察官が子どもを抱いて、記者団の前で撮影してもらえば、子ども発見の手柄の写真は全国に放送される。テレビを見た國民は警察が見つけたと思うかもしれない。だが、子どもを抱いていたのは尾畠さんだ。警察の手柄にはならなかった。警察官たちは、尾畠さんの後ろをゾロゾロ歩く野次馬のように見えた。
3日間で見つからない子どもを、たった20分で見つけた。もし、あと1日、見つからなかったら、子どもは死んでいたかもしれない。このニュースは、日の本中のだれもが喜んだに違いない。これまでも、尾畠さんは、ボランティアとして、報酬を全く受けていない。軽自動車の中で寝て、食事は車に持ちこんでいる。子どもの祖父が「どうぞ、風呂にでも入ってゆっくりしてください」といったら、断った。
ボランティアの心構えとして、尾畠さんは他人の家の敷居をまたがないようにしている。食事や弁当なんかとんでもない、水以外はご馳走にならない。いつも、赤いシャツ、赤いはちまきをしているが、これは見ている人に元気になってもらうため、という。背中には、自分の名前と住所を縫い込んでいる。住民は、だれが来てくれているのか分かれば不安にならない、という。
災害地域に来るボランティアによっては「弁当はどこにありますか」と催促したり、倒壊家屋の片づけを手伝うような振りをして、金目の物を盗んでしまう例もある。中には、夜中に何人かで車で行って、家の中に入り、金庫を持って行ってしまう悪いのもいる。そんな世知辛い世に、尾畠さんのようなスーパーボランティアには、ぜひとも國民栄誉賞を授与するべきだね。
役人天国の日の本國では、ボランティアをバカにしているんだ。ボランティアを何年しても叙勲なんかしてくれない。役人は、永く勤めれば叙勲される。それなのに、子どもを見つけた尾畠さんには、山口県の功労者表彰というのは、ちょっと残念だね。國のお偉いさんは、スポーツや芸能だけでなく、地味でもがんばっているボランティアに目を向けてほしい。
◎ 俳句 冬立ちて長く生き過ぎたのか足首から針が顔出す(駿星)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆このコラムは写真付きでブログ「コラムゆりかもめ」に転載しています。 http://blogs.yahoo.co.jp/syunsei777/ ………………………………………………………………………… ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆次回の第30回「夢道サロン」は2018年11月10日(第2土曜日)午後2時から5時まで。勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催します。参加者には自由なテーマで話してもらいます。「橋本夢道・俳句」「狭山事件・えん罪」「憲法・政治」「歴史」など。その内容はブログ「夢道サロン」などで紹介します。聞くだけでもけっこうです。参加費無料。初めて参加希望の方は事前にメールをください。 syunsei777@yahoo.co.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★〜★〜★〜★〜★ 勝どき書房の本紹介★〜★〜★〜★〜★ ◆本にしたい原稿がありましたら、ご相談ください。 …………………………………………………………………………… ◆『南瓜大玉の日の本國憲法私案』南瓜大玉著・46判並製272頁
ちょっと待てよ!日本憲法を「私」ならこう変える。 「檻」も「框」も取り払って 天皇制廃止・大統領制・国防軍・地方自衛隊 都道府県やめて10州制・司法改革・死刑廃止 脱原発・教育委員選挙制・ベーシックインカム…… 南瓜先生の信州別所温泉の講演記録です。 定価2000円税別・全国書店で好評発売中 ブログ書籍案内で紹介 https://blogs.yahoo.co.jp/asashiounnga 直売希望の方は、下記に2100円を送金してください。 郵便振替 00120-9- 538001 資)勝どき書房 …………………………………………………………………………… ◆『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・46判並製440頁
「狭山事件・取材ノート」を土台に事件のデータ、 家族の証言などを心理的に分析し事件の真実を追求。 定価3200円税別・ブログ読者割引 2000円(送料込み) ◇築地・弘尚堂書店に常備しております。(0335410333) ……………………………………………………………………………… ◆「こんばんは、毛利小平太です。−霊談忠臣蔵−」 殿岡駿星著・46判上製・360頁。 切腹も仇討ちも討ち入りも人殺しは間違いだ 「死刑制度」のある国は民主国家ではない 忠臣蔵、最後の脱盟者毛利小平太の言い分とは? 定価2000円・税別・ブログ読者割引 送料込み1000円 ………………………………………………………………………………… ◆「火 みちのく一関忠臣蔵」小野寺苓著 46判・ハードカバー、332頁、2000円税別 全国書店で好評発売中。火は常に胸中に在り、 灯りにもなれば、火事にもなる。 小野寺苓のみちのく歴史小説シリーズ第3弾。 勝どき書房の直売はありません。書店に注文してください。 …………………………………………………………………………… 現在の貨幣価値にして50億円に相当する現金強奪事件 真犯人が40年後に事件のすべてを語る BSスカパー・テレビ東京に著者が出演、真相を語る ◇第2版・好評発売中 定価1700円・税別 勝どき書房直売の場合は送料込み 2000円です。 …………………………………………………………………………… ◆「橋本夢道の獄中句・戦中日記 大戦起るこの日のために獄をたまわる」 殿岡駿星編著(A5版、320頁)定価 2000円税別 全国書店で発売、勝どき書房で直売もしています 2160円(送料込み)で受け付けおります …………………………………………………………………………… ◆『橋本夢道物語 妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね』 殿岡駿星著・46判上製・424頁、口絵8頁、定価1900円・税別 激動の昭和を反骨の精神で生き抜いた自由律俳人橋本夢道の生涯 ◇全国の書店で発売・「月島・相田書店」に常備。 ブログ読者の特別割引 1000円(送料込み) ……………………………………………………………………………… ◆「狭山事件の真犯人」殿岡 駿星著・46判上製・302頁 犯人とされている石川一雄さんは無実だ 女性週刊誌記者が1963年5月狭山市で発生の 女子高校生殺人のトリックを暴き真犯人を推理 定価1800円税別 ブログ読者割引 1000円(送料込み) ……………………………………………………………………………… ◆「新聞記者はなぜ殺されたのか」殿岡駿星著・46判並製・328頁 毎朝新聞さいたま支局記者が殺され、さいたま困民党を 名乗る犯行声明が届いた。親友の記者が編集局長から 特命を受け事件の真相を追究する 定価2300円税別・ ブログ読者割引1000円(送料込み) ……………………………………………………………………………… ◆「心思出会い―俳句往来・雑唱―」信田廣保著・46判並製398頁 <聖書読む唯それだけのクリスマス>新俳句人連盟に所属した 俳人信田紅穂が芭蕉俳句大会で優秀賞を取った俳句や エッセイ、東急電鉄の安全管理担当としての記録 など80年間の自分史をまとめる 勝どき書房直売3000円税別・ブログ読者割引2000円 ……………………………………………………………………………… □勝どき書房から直売希望の場合は下記に送金をお願いします 郵便振替NO 00120-9- 538001 資)勝どき書房 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★「勝どき書房」のネット配信ブログのアドレス ☆「勝どき書房 書籍案内」 https://blogs.yahoo.co.jp/asashiounnga ☆「コラムゆりかもめ」(勝どき書房) http://blogs.yahoo.co.jp/syunsei777 ☆「夢道サロン」(橋本夢道の会) http://blogs.yahoo.co.jp/tukisimamudou ☆「狭山事件の真犯人」(勝どき書房)http://blogs.yahoo.co.jp/sayama506351 ☆「三億円事件の真犯人」(勝どき書房) http://blogs.yahoo.co.jp/koureipaso ☆「言葉の杜」(勝どき書房) https://blogs.yahoo.co.jp/sen2ousyunkai ☆「民主主義と言論の自由」(勝どき書房) https://blogs.yahoo.co.jp/nhksirami ☆無料メルマガ「コラムゆりかもめ」 http://www.mag2.com/ ◆ 勝どき書房へのメールでの連絡は katidoki_syobou@yahoo.co.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
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