IN FOG

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『IN FOG』
16mm color 5min opt. 2010年
映像・撮影・編集: 水由 章
撮影フィルム: Kodak EKTACHROME 100D(7285)

『IN FOG』は、意図的な光線びきとカブリ(露光しなかった部分に生じる黒い曇り)から構成した映画である。
本来は映画の撮影ではNGとなる部分を、イレギュラーな撮影と自家現像(以下参照)によってあえてつくりあげることで、多様な色調や画面ノイズ(ムラ、傷、汚れ)がスクリーン上をうごめく。
小さなタンクで現像するため、10数フィート程しか現像できない手間を逆に利点とした制作スタイルをとった。
現像あがりから新たな光線びきやカブリの方法を考え実践していく〜毎回がまさに実験だった。
サウンドは、従来のサウンドトラック部分まではみ出して定着させた像から放たれるノイズ音が響く。


 <光線びきの作成例>
・ 撮影フィルムの400尺巻きから100尺への巻き直し時での光の侵入
・ 100尺巻き撮影フィルムの装填時の光の侵入(ダークバック等未使用)
・ 撮影や巻き戻し時に、ファインダーからの光の侵入
・ ボレックスカメラの内式ゼラチンフィルターのケースを外しての撮影
・ ボレックスカメラでのレンズ無し撮影
・ フォトグラム的な密着ダイレクト露光
・ 現像作業途中に現像タンクの蓋を開ける
 など

<意図的なカブリ(露光しなかった部分に生じる黒い曇り)の作成例>
・ 現像タンクに許容量以上のフィルムを入れての現像
・ 現像時に、フィルムにクリップ等をはさむ
・ 現像時に、タンクに釘、ねじ、ビス等を入れる
・ 現像時の撹拌不足
など


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