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書庫父親のための家庭教育のヒント

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一人っ子の育て方

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きょうだいのいない子供、つまり一人っ子について考えてみましょう。

 一人っ子に対する世間の見方は『わがまま』『競争心に乏しい』『ねばり強さが

ない』『神経質』『甘え』『社会性の欠如』などです。これからの性質が一人っ子

によく見られる、と書いてある本もあるくらいです。ずいぶん悪く見られていることに

なります。一人っ子というのは、そんなに悪い性質ばかりを持っているのでしょうか。

良い面はないのでしょうか?

 じっさいに一人っ子を観察したり、一人っ子自身に聞いてみると、次のような良い

面も持っていることがわかります。

 まず、一人に慣れているので『孤独に強い』。たとえば、『シカト』(無視・のけ

者)されても耐えることができる。精神的に強いとも言える。大勢で群れていないと

不安だということがない。他人に影響されないで、自分の考えをしっかりと持つことが

できる。

 つぎに親の愛情を充分にもらって満足しているので、人に嫉妬したり意地悪をしたり

しない。人を押しのけたり足をひっぱたりという、悪い意味での競争心がない。こう

した優しい穏やかな性格のために人から好かれることが多い。

 また小さいときから自分で考えて自主的に行動するくせがついているので、自立心

や自主性を持っている大人っぽい面もある。

 このように『甘えん坊』『わがまま』と見られがちな一人っ子も、逆とも言える

強い精神力を持っている場合も多いのです。

 一人っ子の性格は当然のことですが、親の育て方によって影響を受けます。子供は

誰でも親の育て方によって影響を受けますが、とくに一人っ子はその影響を純粋に

受けます。きょうだいによってそれが薄まったり、混じり合ったりしないので、親の

育て方が純粋に出てしまうのです。

 ということは、逆に言えば、一人っ子は上手に育てれば、心が優しい上に自立心や

自主性を持った立派な人格に育つ可能性も高いということが言えます。

 親が過保護になったり、世話をやきすぎる(過干渉)、なんでも言うことを聞いて

やるという態度だと、子供は『わがまま』『甘え』などの悪い性格になってしまう

のです。しかし規則正しい生活をさせ、年齢に即して自分のことは自分でやるという

習慣をつけさせれば、とくに甘ったれになりません。

 また、『きょうだいがいないので、遊びの中でルールを学べない』という人も

いますが、日常生活の中で規則正しく生活する習慣をつけさせれば、ルール感覚は

正しく身に付きます。それに親が遊んでやったり、友達と遊ぶ中で養うことができ

ます。そういう機会を作ってやることは、その気になればたやすいことです。

 さらに研究者によれば、一人っ子の特徴は青年期になるにつれて薄まる傾向がある

そうです。世の中に出て他人と交われば、『わがまま』『甘え』がなくなって社会性

や協調性も身に付く傾向にあるのは当然のことです。大人になるにつれて、一人っ子

の悪い面が少なくなるというのは、一人っ子の育て方に失敗したと心配している親に

とっては、多少の慰めになるのではないでしょうか。

 ところで、一人っ子自身に聞いてみると、『淋しい』と感じたことがあるという人が

三分の二もいます。とくに高校生のころに多いようです。それは思春期になると同年代

のきょうだいや友達と話したり、相談をしたりすることが必要になるので、同性の

きょうだいがいると容易に相手が見つかるけれども、きょうだいがいない上に親しい

友達がいないととくに『淋しい』と感ずるのでしょう。

 この意味では、一人っ子にとっては、親友という存在がとくに必要になります。

親友というものは一人で十分です。もちろん3,4人の仲の良いグループはできれば

理想的です。幸い一人っ子はわがままでないかぎり人が良いので、親友を見つける

ことは比較的容易です。友達が遊びに来たときに親がちょっと配慮してあげるといい

でしょう。

 よく『一人っ子はかわいそう』と言われますが、気をつけて育てられた一人っ子は

『むしろ親の愛情を独占できるから得だ』『いつも満足した気持ちで育ってきた』と

言います。他人の激しいきょうだい喧嘩や醜いきょうだい争いを見てしまうと、

一人っ子でよかったと言う人もいます。

 一人っ子になったには、それぞれに事情があります。親にアンケート調査をして

みたところ、はじめから子供一人にしようと決めていた親はごく少ないそうです。

2人か3人はほしいと思っていたのに、いろいろな事情でやむおえず一人になって

しまった場合が多いのです。

 だから他人から見てとやかく言ったり、『一人っ子はかわいそう』などと言うのは

控えないといけません。

 なにごとにもメリットとデメリットがあります。いたずらにマイナスばかりを数え

あげるのではなく、メリットを増やしデメリットを減らすような育て方をするよう

努力することが大切です。

    

≪食事を一緒に≫

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皆さんは週に何回、家族そろって夕食を食べますか。お父さんが仕事で忙しくて、いつも帰りが遅いので、夕食はいつも母親と子供たちだけ、またはそこにおばあちゃんが加わることもある、といった家庭も多いのではないでしょうか。
 食事にお父さんが加わると、加わらないのとでは、家族のあり方に、また子供の様子に、どんな違いが出てくるのでしょうか。 
『食べる』という行為は、ただ栄養を摂取して身体を発達・維持させるという物理的な必要を充たすだけのものではありません。
 食事は第一に、楽しい、嬉しいものです。これは人間が生物である限り、栄養を摂取することが快楽を伴うように本能的に決まっているからです。つまりたべられるものは、本来、人間にとって『おいしいもの』なのです。それを食べることによって、家族の楽しさ、嬉しさ、心地よさが倍加するのです。
 多くの宗教では、たいていの食事のときに祈りをしたり、手を合わせて神様に感謝したりします。食事を与えられるということ、家族そろって食事が出来る事は、神様のお陰だという感覚があるからです。それだけ大切な事だという意味です。
 食事の中で味わえるものは、単に『母の味』だけではありません。楽しい雰囲気、幸せな感情、美的感覚、家族の絆も味わう事が出来ます。
 こういう食事の価値をますます増やすのが父親の存在です。父が食事の時どっしりと中心にいると、子供たちは必ず食卓の周りに集まり、きちんとした行儀作法を守って食べます。
 しかし父がいないと、子供たちは行儀が悪くなり、バラバラの時間に食べたり、好きな時間に勝手に食べたり、また『個食』と呼ばれているように一人で食べるように一人で食べるようになりがちです。
 食事の時に父がどっしりと中心に居る事は、家族の『まとまり』の象徴でもあるのです。
 子供から見ると、それぞれが今日あったことをお父さんに話すという事は、それはうれしいものです。とくに何がいいことがあった時などは、お父さんに聞いてもらうことを楽しみにしているはずです。一言『それはよかったな』とか『よくがんばったな』と言ってあげると、子供にとっては、大変な励みになります。そういうことを通じて家族の絆も強まり、躾もきちんと出来るようになります。
 子供と一緒に食事をすると、何よりも子供の様子が分ります。楽しそうにしているか沈んでいるか、元気があるかどうか、明るく振舞っても、ふと陰りがあるとか、気が散っているとか、いろんな事が分ります。いつも一緒に食事をしていると、ちょとした違いも直感的に分るものです。 
 行儀作法と言われる躾も、食事のときが一番しやすいのです。『箸のあげおろし』にまで口を出すというのは、よくないことのように言われる場合がありますが、『箸のあげおろし』の仕方は大切です。それは躾の基本と言ってもいいくらいです。
『姿勢を正しく』とか『ごはんを口に入れたまま喋らない』とか『茶碗の持ち方』『箸の使い方』など、正しい躾をしたいものです。
 ただし、躾という点については、気をつけなければならないことがあります。よく食事の時に子供を叱る親がいます。もちろん食事のマナーに反する場合は、その場で注意しなければなりません。しかしその場のマナーについてではなく、今日子供がやった失敗だとか、悪いことを、食事の時にまとめて叱るというのは、よくありません。
 説教や叱るのは、食事のときは別にして、食事の時に『ついでに』叱っていけません。食事は純粋に食事を楽しむというのが、本来の姿です。
 ときには、不機嫌な顔をして長々とお説教する父親もいます。それでは、折角楽しいはずの食事の時間が、いやな時間になってしまいます。それが毎日となると、だんだん『食事の時間』が不愉快な時間だという感情が刷り込まれてしまいます。
 すると少し大きくなってくると、出来るだけ食事は外でしたい、家族と一緒にはしたくない、と言って、家で食事をしなくなってしまいます。食事は怖い雰囲気でなく、ゆったりとした、楽しい雰囲気で出来るように、気をつけましょう。そのためには、親自身の心が安定している事が必要になります。心の中にある怒りなどの悪い感情は、食事までには自分の中で解決しておきましょう。夫婦喧嘩をしたら、夕飯までには仲直り、解決なりをしておくようにしましょう。
 本来ならば朝食も一緒だといいのですが、朝はどうしても忙しいので、ゆったいと食事と会話を楽しむのは、やはり夕食が一番です。少なくとも、夕食にお父さんがいる回数を出来るだけ増やしたいものです。

    

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 親の夫婦関係が子供に大きな影響を与えるという事は、誰もが認める事でしょう。夫婦の仲がよければ、家庭の雰囲気は必ずよくなります。そすれば、子供は外にいても早く家に帰りたいと思い、不必要に街でぶらぶらしているというようなこともなくなります。
 逆に夫婦の仲が悪くて、いつも喧嘩ばかりしていたのでは、子供は家が楽しくないし、暗い感じがして家に寄り付かなくなり、街でぶらぶらしているうちに悪いことを覚えたりします。
 家に帰った時に、明るく電気がついて、家の中の温かで、母親が笑顔で『おかえり』と言ってくれて、おいしいおやつなり温かい食事が用意されていたら、幸せなを感じない子供はいません。
 母親が子供に笑顔で接することが出来るためには、夫婦関係がうまくいっていることが絶対に必要になります。母親が夫から大切にされていると感じるなら、子供が可愛いという感情も素直に湧いてくるものです。母から可愛がられている子供は、性格も素直だし、優しい子に育ちます。
 子供から見ても、お父さんがお母さんを大切にしている姿を見るのは、それは嬉しいものです。と言うのも、子供と言うものは、口に出さない場合にも、お母さんをそれは大切に思っているものですから、その大切な人が親切にされたら、嬉しく思わないはずがないのです。
 お母さんの仕事が大変な時にお父さんが進んで手伝うとか、お母さんの体調が悪い時にいたわって代わりにして上げるとか、いろいろと気遣ってあげると、子供たちは嬉しいだけではなく、進んで真似をして、母をいたわるようになります。
 お父さんがお母さんを大切にすると、子供たちはお父さんを好きになります。それは単にお母さんが好きだから、その好きな人を大切にするお父さんが好きになるという、簡単な因果関係ではありません。
 縁あって夫婦になった人を大切にするということ、それ自体が好ましいものと感じられるからです。それにいくら男女同権だと言っても、やはり女性は体力的に弱い人が多いものです。その弱いところをいたわり、支えて上げるという行為は、誰が見ても好ましいものと感じられるのです。
 そういう理屈を抜きにしても、特にお母さんを大切にするお父さんというものは、どこか人間的で温かいものを感ずるものです。だから妻を大切にする夫がいる家庭は、必ず温かい雰囲気を持っており、家族が互いに仲がよく思いやりを持っているものです。
 夫婦が互いに大切にしあうという気持ちがあれば、必ず子供を大切に思うものです。
親が子供を大切にすれば、子供は親を大切にします。昔から子供は親に孝行をしなさいと言いますが、『しなさい』とお説教しても、するようにはなりません。子供の性格は、親によって決まります。親が子供を大切にするのが先です。親から大切にされた子供は、必ず親を大切にするようになります。
 逆に夫婦が互いに大切にしないで、対立していたり、喧嘩ばかりしている夫婦は、子供どころではなくなって、子供がどんな心でいるか、何を感じているか、どれだけ嫌な思いをしているか、とんと感心を持たないものです。そういう親子の子供は、大人になっても親に孝行する子供にはなりません。
 私は夫婦カウンセリングとか、家族カウンセリングというのも手がけていますが、夫婦が互いの仲の悪さを解決したいと考えることだけでも、素晴らしいと言えます。夫婦の仲が悪いと子供に悪い影響があるからなんとかしたいと考える、もっと素晴らしい人達もいます。しかし中には、夫婦仲が悪いから、離婚したほうがいいか悪いか相談したという発想が出来ないで、それが子供にどんな影響を与えるか、考えもしない夫婦もいます。
 夫婦仲が悪いからと言って、簡単に離婚を考えるのは疑問です。それよりも互いが大切にしあうという実践をしていく中で、関係をよくしていく努力を最後まですべきでしょう。カウンセリングをしていてつくづく感ずることは、夫婦関係というものは、どんな性格が違っていても、いくらでも改善する余地があるということです。
 家族が互いに大切にしあうという心があれば、ひいては近所の人を大切に、そして地球の人を大切に、さらに地球のすべての人を大切に、というように広がっていきます。
 人間どうしが大切にしあう、人間だけでなくすべての生物が互いにバランスをとって生きてると言うことが感じられるもとは、まず家庭の中で大切にしあうところから始まります。地球上の人類がみな仲良くできるためには、また全ての生物が平和共存できるためには、まず家族が仲良くすることが基本です。
 その基本となるべき、家族どうしの互いのいたわりあいの模範を示すのは、父親の大切な役目です。そのことを第一番の模範として、まず妻を大切にするという態度を示しましょう。夫婦が互いに大切にし合ってはじめて、子供を可愛がることが出来るのです。    

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親子の対話が大切だとよく言われます。たしかに親子の対話は大切です。


 親といっても、母親はわりあい気軽に子供と会話します。しかし父親はなかなか


うまく子供と話が出来ない人が多いようです。とくに思春期の子供は父親を敬遠し、

父親と話したがらないので、やっかいです。

 だいたい男というものは一般に『おしゃべり』が下手です。『おしゃべり』を苦痛

に感ずる人もいます。

 ベストセラーになった『話を聞かない男、地図が読めない女』(邦訳・主婦の友社)

という本によると、女性は生まれつき『おしゃべり』が好きで、『おしゃべり』自体を

楽しむ、『おしゃべり』をすると気分が晴れるように脳ができているのだそうです。

 しかし、男性にとっては、会話とは必要なことを伝えるためのものです。会話それ

自体を目的にして何かしゃべれと言われても、困ってしまうのです。

だから、いざ子供と対話をしなさいと言われても、『何を話していいのか分からない』

ということになってしまいます。

 無理に何か言おうとすると『勉強やってるか』などと、子供にとって一番いやな

ことを言ってしまい、子供から嫌われてしまいます。

 あるお父さんは、子供と共通の話題を探そうとして『これこれについて、お前どう

思う』と聞いたところ、子供から『面接されているようだ』と言われてしまいました。

正面から意見を戦わせようとしたのでは、子供は引いてしまいます。

 では、口べたなお父さんはどうしたらいいのでしょうか。

無理に話をする必要はないというのが、私の考えです。会話が下手なら、下手なりに

対策を考えたらいいのです。

 まず発想を転換しましょう。対話だけがコミュニケーションの手段ではありません。

直接対話をしなくても、間接的にコミュニケーヨンができればよいのです。たとえば

、母親を仲介にして、間接的に伝えればいいのです。

 私も娘が思春期のころは、はとんど直接的な会話をしませんでした。妻を通して互い

に言いたいことを言うという関係でした。成人してから娘は『お母さんに話しておけば

(お父さんに)伝わると思っていた』と言いました。

とにかく思春期の娘は母親と気軽に話しますが、父親とは距離を置きたがるもので、

それは健全な成長のしるしです。そこへ無理に割り込んでいくと、反発してしまい

ます。そういう心理の機微(きび)を尊重して、無理に接近しない方がいいのです。

 つまり対話はもっぱら妻に任せて、必要な内容は妻から聞くようにする、また伝え

たいことなどは妻に言っておけば、娘にも伝わるということにすれば充分です。思春期

の子供は微妙ですから、かえって直接的な関係でない方がいい場合が多いと言えます。

 では息子の場合はどうでしょうか。困ったことに息子は母親とも距離を置きたがり

ます。父親はもちろん、母親とも口をきかないことがおおいものです。

 息子の場合は、思春期になって急に対話をしようとしても、たいてい失敗します。

小さいときに父親の趣味を教えておけば、その趣味を一緒にするだけで貴重なコミュ

ニケーションになります。また趣味についてなら息子とも気軽に話すので、会話も

はずみます。

 そういう機会を逃した父親も、ともかく夕食だけは一緒に取るようにしましょう。

ただし、無理に会話をしようとして、まともに意見を聞いたり、息子自身のことを話題

にするのは下手なやり方です。話題には息子とは関係ないことを選んで、意見を聞くと

いでしょう。たとえば、『お前は地べたに座っていないだろうな』

『そんなことオレしらねーよ』

『ああいう連中はどうして地べたになんぞ座るんだろう』

ここでお母さんが割って入って、

『このごろの若者は体力がないっていうから、 疲れるのかしら』と言うと、息子は

『汚いっていう感覚がないんじゃねーの?』とか『反抗してるんじゃねーの?』など

と、初めて核心をつく意見をいうかもしれません。

 これでも立派に対話が成立しているのです。

 子供に、いまどきの若者の意見を教えてもらうのでもいいでしょう。また子供が

知らない言葉が出てきたら、説明してやれば、案外きちんと聞くものです。

 こういう場合にも、お母さんのちょっとした手助けや心配りは、大きな役割をはたし

ます。お母さんは父子関係の潤滑油か通訳のようなものです。口べたな父親と息子の

あいだに立って、両方を取り持つ役目です。

 お父さんというものは、親子の対話が不得意だという前提で考えた方がいいのです。

不得意を得意にしようと奮闘するより、不得意なままでよいと考えましょう。不得意

なりに工夫すればよいのです。    

思春期の悩み

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思春期とは、もともとは性に目覚める時期という意味ですが、子供から大人への移行期、中間期


という広い意味でも使われます。


 性衝動が強くなり、異性への関心も高まりますが、それをどう表現してよいかとまどう時期です。


性的成熟への過度期という意味で、子供から大人への移行期だと言えます。


 性的衝動が強くなり、それと社会的規範とのあいだに緊張が生れます。異性を求める気持ちを、


社会的ルールの中でどう表現するかを学ぶ時期とも言えます。恋の悩み、失恋の悩み、異性から


相手にされない悩みなど、思春期特有の悩みが出てきます。この点で挫折すると、自分に自信が


もてなくなったり、下手をするとストーカーや不純異性交遊、少女誘拐監禁といったおぞましい


犯罪にまで至る場合があります。 


 しかし思春期の悩みはそれだけではありません。『なぜ自分は生れてきたのか』『何のために


生きているのか』『死んだらどうなるのか』といった哲学的な悩みもあります。生きている事の


意味が分からないなら、生きていても仕方がないと思いつめる場合もあります。明治のおわりに、


第一高等学校(今の東大)の生徒であった16歳の藤村操(みさお)は、『曰く不可解』と言って


華厳(けごん)の滝に身を投げて自殺しました。


 もう一つ、意外に見逃されている悩みに、自己肯定感を持っていないという悩みがあります。


プライドの病とも言えます。これが解決されないと、生きていく力が湧いてこなくなります。


こじれると無気力になったり、閉じこもりになったりする場合さえあります。


 悩みとは少し違いますが、大人の世界を不純で汚いと見て、大人になりたくないという心理に


陥(おちい)り、いつまでも子供のままでいたいと願う場合もあります。極端な場合には拒食症


になり、生命の危険にさらされることもあります。


 移行期というのは、なにごとによらず危険がともないます。昆虫で言えば、羽化(うか)するとき、


すなわち虫から羽を持った成虫へと変化する時が、一番危険で失敗する率がおおいそうです。


蛇も脱皮するときが一番無防備で危険にさらされる時です。人間の場合も同様でしょう。子供から


大人に脱皮する時期に、いろいろな誘惑や危険が待ち構えています。 


 親は子供が今どういうことで悩んでいるのかを、察知することが必要になります。恋の悩みなのか、


哲学的な悩みなのか、プライドの悩みなのか、いじめられて悩んでいるのか、何で悩んでいるのか、


どの程度の深刻さか、おおよそのところを察していることが望ましいのです。


 もちろんそれを知ったからといって、直接何かをしてやるとか、言ってやる場合は少ないでしょう。


多くの場合は子供が自分の力で解決いていかなければならないでしょう。しかし知っていれば、


間接的に応援してやったり、温かく接してやったり、少なくとも心ない言葉を投げつけることは


なくなるし、不必要に傷つけてやる気をなくすことはなくなります。見当違いの励まし方をしたり、


間違って叱ったりして、逆効果になる場合が多いことを考えると、これはなかなか大切なことです。


 子供が困難を背負っているときや、悩みを持っているときに、最も励まされるのは、親や家族が


温かい雰囲気で接してくれることです。直接何かをしてもらうのではなくても、ただ愛情を感じる


だけで、子供は励まされ、力が湧いてきます。そういうときこそ、家族は心の基地としての役割を


果たすときです。悩み、傷ついて帰れば、温かい家庭があるというのが、子供だけではなく、大人


でも最も大切なことです。何も言わなくても、ただ親の笑顔があれば、それだけで子供は癒され励ま


されるのです。


 思春期特有の悩みの場合に、親が代わって悩んでやることはできないし、手や口を出して助けて


やることはできません。もしできたとしても、それは解決になりません。自分の力で解決するのを


見守るしかないのです。ただし、必死に暗中模索しているときに、一番有難いのは、安心してくつろげ


る家庭であり、温かい家族の雰囲気です。


 もし、父親が悩んでいる子供にしてやれることがあったとしたら、それは失敗談をしてやることです。


たとえば、失恋をして悲しんでいる子供に対して『失恋の1回や2回、どうってことないよ、お父さん


なんて3回もしたよ』と言えば、子供は笑いだして『そんなこと自慢にならないよ』と言いながらも、


心が軽くなることでしょう。


 子供が『お父さんは何のために生きているの』と聞いてきたら、『そんなことお父さんにも分から


ないよ、しかし生きがいのあることをみつければ、生きていきたくなるものだよ』と言えば『へえー、


そんなものなの』ということになります。喧嘩して負けた子供に対しては『お父さんも喧嘩は弱く


てなぁ、よく泣かされたよ』と言えば、子供も『ああ、負けてもいいんだ』と思い、なぐさめられます。


 思春期の悩みの大部分は、『絶対に負けてはいけない』というように、力んでいるとこらから来て


います。そこでたとえば、『大人は汚い』と怒っていたら、『まあ、人生、そういうこともあるよ』


と言ってやれば、力んでいる子供の力が適当に抜ける場合もあります。


 親も子供のころにはそうやって悩んで大きくなったのだということが分かれば、子供は案外、気が


軽くなるものです。親はあわてず騒がず、ゆったりと接することが大切です。    

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