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「いいか、遊明。野明は今授乳中だ。見付からない様に、ばっちり撮れよ。」
「ラジャりました!」
遊明は最近遊馬が新しく買ったばかりのデジカメを持って、そっと襖に近付いた。僅かに隙間を空け、カメラを構える。ネルシャツを開いて、フワフワと柔らかな茶色い髪の赤ん坊へ乳をやる、野明の優し気な笑みを捉え、シャッターを押そうとした瞬間、野明がニタリとして遊明を見た。
「コラ!遊明!」
「いけね!隊長!バレましたぁ!」
「このおバカ!」
「遊馬!また遊明使ったね!」
野明が遊明の後からやって来て、益々良く似て来た父子の前で仁王立ちになった。
「だってお前俺じゃ撮らせてくんねーだろ!」
「遊馬の撮る写真はマニアック過ぎるんだよ!」
「うっせ!俺のマニア魂に文句付けるな!」
「開き直らないの!」
「ほら!篠原一家!雑煮ができたよ!」
居間から野明の母が呼んだ。
「はあーい!お母ちゃん聞いてー!遊馬がまたねー!」
ぱたぱたと駆けて行く野明を見送って、遊馬と遊明は顔を見合わせて苦笑した。
雪のちらつく正月、苫小牧。野明の実家へ里帰りしたのは四人。一家の主である篠原遊馬と、その妻である野明、長男の遊明。そして産まれたばかりの長女は平仮名で、のま、と言った。
fin...
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何回読んでも、名作です....
2016/12/2(金) 午前 9:48 [ kt7*ta*a ]
め…迷作?(爆)遊馬はヲタクだよね(笑)
2016/12/3(土) 午後 7:54 [ 修也真穂 ]
こんばんは!
このお話はいつpixivに再録されるのでしょうか?
一日千秋の思いでお待ちしています!
2019/8/11(日) 午後 10:59 [ ほりこ ]
ブルーグレーはシリーズ揃えてアップ予定です。ちょっと先かもです。 暫しお待ちくださいませー!
2019/8/12(月) 午前 3:14 [ 修也真穂 ]
わーい、了解しました〜!
お待ちしています〜!
2019/8/13(火) 午前 0:25 [ ほりこ ]