四旬節も第5週を迎えました。四旬節の深まりにつれて、私たちの視線がキリストの十字架という一点に集中していきます。 教会は、キリスト者になりたいと望む人に四旬節の典礼をとおして、入信の秘跡である洗礼の準備を行います。 今日、洗礼志願者のいる教会では、「洗礼志願者のための典礼」が行われます。 洗礼志願者がいない教会では、洗礼志願者のための共同祈願(解放を求める祈り)をします。 祈り:いのちの源である神よ、
あなたは愛といつくしみをもってゆるしを与え、 すべての人に回心を呼びかけてくださいます。 秘跡によってあなたの子とされることを望む洗礼志願者を顧み、 罪の重荷と悪のきずなから解放してください。 いつも平和と喜びのうちにあなたに仕え、 永遠に賛美と感謝をささげることが出来ますように。 第1朗読 イザヤ書 43章16〜21節 主はこう言われる。 海の中に道を通し恐るべき水の中に通路を開かれた方 戦車や馬、強大な軍隊を共に引き出し彼らを倒して再び立つことを許さず 灯心のように消え去らせた方。 初めからのことを思い出すな。昔のことを思いめぐらすな。 見よ、新しいことをわたしは行う。 今や、それは芽生えている。 あなたたちはそれを悟らないのか。 わたしは荒れ野に道を敷き砂漠に大河を流れさせる。 野の獣、山犬や駝鳥もわたしをあがめる。 荒れ野に水を、砂漠に大河を流れさせわたしの選んだ民に水を飲ませるからだ。 わたしはこの民をわたしのために造った。 彼らはわたしの栄誉を語らねばならない。 第2朗読 フィリピの信徒への手紙三 5章8〜14節 そればかりか、わたしの主キリスト・イエスを知ることのあまりのすばらしさに、 今では他の一切を損失とみています。 キリストのゆえに、わたしはすべてを失いましたが、 それらを塵あくたと見なしています。キリストを得、 キリストの内にいる者と認められるためです。 わたしには、律法から生じる自分の義ではなく、 キリストへの信仰による義、信仰に基づいて神から与えられる義があります。 わたしは、キリストとその復活の力とを知り、 その苦しみにあずかって、その死の姿にあやかりながら、 何とかして死者の中からの復活に達したいのです。 わたしは、既にそれを得たというわけではなく、既に完全な者となっているわけでもありません。 何とかして捕らえようと努めているのです。 自分がキリスト・イエスに捕らえられているからです。 兄弟たち、わたし自身は既に捕らえたとは思っていません。 なすべきことはただ一つ、後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、 神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与えになる賞を得るために、 目標を目指してひたすら走ることです。 福音朗読 ヨハネによる福音書 8章1〜11節 イエスはオリーブ山へ行かれた。 朝早く、再び神殿の境内に入られると、民衆が皆、御自分のところにやって来たので、 座って教え始められた。 そこへ、律法学者たちやファリサイ派の人々が、 姦通の現場で捕らえられた女を連れて来て、真ん中に立たせ、 イエスに言った。 「先生、この女は姦通をしているときに捕まりました。 こういう女は石で打ち殺せと、モーセは律法の中で命じています。 ところで、あなたはどうお考えになりますか。」 イエスを試して、訴える口実を得るために、こう言ったのである。 イエスはかがみ込み、指で地面に何か書き始められた。 しかし、彼らがしつこく問い続けるので、イエスは身を起こして言われた。 「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」 そしてまた、身をかがめて地面に書き続けられた。 これを聞いた者は、年長者から始まって、一人また一人と、立ち去ってしまい、 イエスひとりと、真ん中にいた女が残った。 イエスは、身を起こして言われた。 「婦人よ、あの人たちはどこにいるのか。だれもあなたを罪に定めなかったのか。」 女が、「主よ、だれも」と言うと、イエスは言われた。 「わたしもあなたを罪に定めない。 行きなさい。 これからは、もう罪を犯してはならない。」 |

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