今日の主日のテーマは、“キリストの弟子になるとはどういうことか”についてです。 主とその御旨を知るために、神の英知をもって物事を判断することが必要です。神の英知は、たまものなので祈り求めましょう。 第1朗読で読まれる「知恵の書」は、キリスト前50年ごろ、ギリシア語で書かれました。 当時のユダヤ人は、ギリシア文化の影響で、神以外のものを神とする危機にさらされていました。ギリシア文化の影響を受け、迷っているユダヤの人を励まし、信仰の道を歩ませるために、神のはからいの深さ、神の業の偉大さなどを述べ、本当の知恵に立ち返るように努めることが書かれています。 知恵の書は、1部 知恵と人生(1〜6章)、2部 知恵の本質(7〜9章)、3部 歴史の中での知恵の働き(10〜19章)で成り立っています。今日読まれる箇所は、2部の結びです。 9章は、知恵を求める長い祈りをのせていますが、今日読まれる箇所は、死すべき人間本来の弱さを述べながら、神のはからいを知って自由になるための知恵、聖霊の働きを賛美しています。 あなたが知恵をお与えにならなかったなら、 天の高みから聖なる霊を遣わされなかったなら、 だれが御旨を知ることができたでしょうか。 神に祈り求めないなら知恵は得られないとの悟り、心の真実な告白。私たちも神のみ心を悟ることのできる知恵を、祈り求める日としましょう。この神の知恵こそ、今日世界に求められているたまものとは思いませんか。 祈り:永遠の神である父よ、
ひとり子イエスは、 わたしたちの救いのために十字架を担ってくださいました。 きょう、救いの神秘を祝うわたしたちに聖霊を注いでください。 いつもあなたに心を開き、み旨に従うことができますように。 第1朗読 知恵の書 9章13〜18節 だが、神の計画を知りうる者がいるでしょうか。 主の御旨を悟りうる者がいるでしょうか。 死すべき人間の考えは浅はかで、 わたしたちの思いは不確かです。 朽ちるべき体は魂の重荷となり、 地上の幕屋が、悩む心を圧迫します。 地上のことでさえかろうじて推し量り、 手中にあることさえ見いだすのに苦労するなら、 まして天上のことをだれが探り出せましょう。 あなたが知恵をお与えにならなかったなら、 天の高みから聖なる霊を遣わされなかったなら、 だれが御旨を知ることができたでしょうか。 こうして地に住む人間の道はまっすぐにされ、 人はあなたの望まれることを学ぶようになり、 知恵によって救われたのです。」 第2朗読 フィレモンへの手紙 9b〜10、12〜17節 むしろ愛に訴えてお願いします、 年老いて、今はまた、キリスト・イエスの囚人となっている、 このパウロが。 監禁中にもうけたわたしの子オネシモのことで、 頼みがあるのです。 わたしの心であるオネシモを、あなたのもとに送り帰します。 本当は、わたしのもとに引き止めて、 福音のゆえに監禁されている間、 あなたの代わりに仕えてもらってもよいと思ったのですが、 あなたの承諾なしには何もしたくありません。 それは、あなたのせっかくの善い行いが、強いられたかたちでなく、 自発的になされるようにと思うからです。 恐らく彼がしばらくあなたのもとから引き離されていたのは、 あなたが彼をいつまでも自分のもとに置くためであったかもしれません。 その場合、もはや奴隷としてではなく、奴隷以上の者、 つまり愛する兄弟としてです。 オネシモは特にわたしにとってそうですが、 あなたにとってはなおさらのこと、 一人の人間としても、 主を信じる者としても、 愛する兄弟であるはずです。 だから、わたしを仲間と見なしてくれるのでしたら、 オネシモをわたしと思って迎え入れてください。 福音朗読 ルカによる福音書 14章25〜33節 大勢の群衆が一緒について来たが、 イエスは振り向いて言われた。 「もし、だれかがわたしのもとに来るとしても、 父、母、妻、子供、兄弟、姉妹を、更に自分の命であろうとも、 これを憎まないなら、わたしの弟子ではありえない。 自分の十字架を背負ってついて来る者でなければ、 だれであれ、わたしの弟子ではありえない。 あなたがたのうち、塔を建てようとするとき、 造り上げるのに十分な費用があるかどうか、 まず腰をすえて計算しない者がいるだろうか。 そうしないと、土台を築いただけで完成できず、 見ていた人々は皆あざけって、 『あの人は建て始めたが、完成することはできなかった』 と言うだろう。 また、どんな王でも、ほかの王と戦いに行こうとするときは、 二万の兵を率いて進軍して来る敵を、 自分の一万の兵で迎え撃つことができるかどうか、 まず腰をすえて考えてみないだろうか。 もしできないと分かれば、 敵がまだ遠方にいる間に使節を送って、 和を求めるだろう。 だから、同じように、自分の持ち物を一切捨てないならば、 あなたがたのだれ一人としてわたしの弟子ではありえない。」 |

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