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今まで先日起こった「アキバ事件」を利用して、戦後民主主義の現状と、今の日本に蔓延する民主主義の無理解について言及してきました。成熟社会が必然的に孕む困難について真正面から議論するセカンドステージに到達するためにこそ、私たちは今回の事件を徹底して利用すべきと考えたからこその行動でした。

さて、今回は戦後の日本の教育の在り方を言及していこうと思います。
「戦後の日本アメリカの指導によって教育改革をしてアメリカ式の教育に革めた」とよく言われますが、全くもって違う!断言して言える。戦後の日本は日本式の教育をしてきたんです。

アメリカ式の教育とは何か?→アメリカ人としての誇りを持たせ、アメリカへの忠誠心を育てることにある。そしてアメリカ人としての生活の仕方を教えることにある。

まず、アメリカ式教育を語る前に、国家とは何か?を語ることから始めます。
ほとんどの国がそうですが、近代国家は民族国家(Nation State)です。民族、つまりNationが成立しなければ、国家は成立しません。Stateは国家、政府を意味しピラミッドの上方の位置に当たり、そのStateを支えている、ピラミッドの土台のところがNation、つまり歴史や伝統を背負った国民なのです。つまり国と個人を対立させて認識することは根本的に誤っているといえるでしょう。また、ヨーロッパの人工的な国民国家みたいな観念を日本に当てはめることは当然できません。日本は古代から血族社会が重なっていって、王権のようなものが自然にできていったのが日本の「国」「国民」の成り立ちで、全部の中に一体感みたいなものが出来上がっているから。
簡単に言えば、民族が成立しなければ国家は成立しようがない。しかもその民族は自然に存在するものでない。…と言えます。
民族とは人間の作為的存在です。故に近代国家を作ろうとする者は民族形成に精をこめる。さて、ここで先ほど申し上げた「アメリカ式教育」と絡めていきたいと思うのですが、アメリカこそ、この民族形成を進める、云わば「民族教育」を重視する国であることは自明です。
アメリカは「自由の国」と言われています。これは何故か?それはアメリカが自由な移民の国であることを国是としているからです。宗教・身分・民族・言語を一切問わず、誰でもアメリカに来てもよろし!これが大原則です。だから民族教育が必要と言えるのでしょう。それはアメリカだけのことでなく、中国にしても言えます。民族教育の坩堝の中に投げ込んでアメリカ人を作り上げる。もしそうしなかったならば、移民国家・人口国家であるアメリカは忽ち解体する。だからアメリカは民族教育を徹底する。

アメリカの小学校では何を教育するか?→答え、子供同士がコミュニケーションをできるようにし、自分と違った意見をもつ者を理解し、自分の意見を伝えることを教育する。しかし意見の背後には当然、宗教・立場・身分・地域がある。だがこれらが違っても、言葉・感情が通じ合うようにする。そのためには各個人が己の意見を正確に表現することが要求される。Nationの壁は高い。
しかしそれらを乗り越えてコミュニケーション、討論が成立するように努力がなされる。つまり まともな アメリカ人になることを教えるのです。さらに、アメリカ人としての誇りを持つこと、アメリカに忠誠心を持つことを教えるのです。そしてこの教育に多大な時間がとられるから、国語や算数等最重要科目さえ犠牲にされることがあるんです。
アメリカの大学には国語と数学の初級コースがあるらしい。その理由は明白です。ハーフ・イリタラシーが高卒に増加しているからである。高校は出た、だけど国語が大して読めないし書けない。日本では考えられない。このことをとっても、戦後の日本はアメリカ式教育を推進してきたなんてことは妄言であることがわかります。

これらのことを徹底的に体得させるために、アメリカの普通教育は全力を傾注する。この教育目的を達成するために、ありとあらゆる機会を 利用 する。そのために国語も数学も犠牲にされることまでもやむを得ないと考えた。日本と全く正反対じゃあないですか!!


続く…


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