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甘えが犯罪を呼ぶ?

「今回のような野暮な犯罪は甘えが原因でくるものだ!」という言説があります。本当にそうでしょうか?違いますね?これを論証するのは酒鬼薔薇事件を例に出せば簡単にできます。

前回の記事で
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酒鬼薔薇聖斗(以降少年A)は精神鑑定の結果、精神病でもなく心神喪失でもないことがわかりました。つまり完全に責任能力がある状態だったと判定されたのです。見ず知らずの小学生の頭部を切断して学校の校門に置くような異常な犯行をした少年の精神に異常はない。となると異常なのは日本の教育であり、こんな教育を行っている日本そのもの、つまり戦後民主主義である。
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と結論付けました。
実は精神分析学者の土居健郎氏は「少年Aは、どう考えても絶対に甘えている子ではない」と言いました。ここで「甘える」というのは同一化のことを言います。少年Aの母は、彼を甘やかすことなく叱りつけ気味に育てた。少年Aが母との同一化を求めて泣いた時放任して、早くから深い痛みが疼いた。それが苦しんでいる対象と同一化する要求へと倒錯し動物虐待から殺人にまで至った。
これで「今回のような野暮な犯罪は甘えが原因でくるものだ!」という説は崩れました。

こうした同一化の喪失は少年Aだけのことではありません。同一化の喪失による連帯の欠如は日本中に溢れているのが現状です。
人は連帯なしでは生きていけないんです。前回も言ったように人間は社会的存在なんです。連帯を失えば孤独感に襲われ、世界での居場所を失い、自分の存在意義すら信じられなくなってしまう。精神的に大丈夫なやつが重症な精神疾患を患っている人よりも狂暴になる。少年Aのように。つまりアノミーに陥る。アノミーは身体・精神の病気ではなく、「連帯の欠如」からくる社会的病気です。
戦後の教育は、つまり戦後民主主義は、連帯を粉砕し、つまり(前回の記事で言ったように)個人を公から完全に分離させ、アノミーを日本中に蔓延させた。
「日本史は犯罪の歴史だ」と学校で教える。それによって日本人は国家との同一化を失った。「やっぱり自分は自分、個人主義だ」と言うようになった。受験戦争が友人間の連帯に止めをさした。多くの生徒は「勉強なんか大っ嫌いだ〜!」「学校つまんねー!」「自分を理解してくれる人なんかいないんだ…」と呻く。

日本の教育をこんな構造にしたのは何か?それは戦後民主主義であり、日本人の民主主義の誤った理解です。

あと「体罰すべし!」との声があるようですが 【半分】 はそのとおりです。
まず教育には原則体罰は必要。戸塚ヨットスクールというのがあります。どの精神科医も心理カウンセラーもがどうしようもなかった子供がここに入るとピシっと直る。教育に体罰が必要だということはここが証明した結果となりました。ただここに入って少数ではあるが死ぬ子も出る。この違いは何か?答え、、体罰は権力・権威を作る。だから精神の病気ではなくアノミー、つまり酒鬼薔薇事件みたいな社会的無規範で犯罪を犯した少年(大人も)たちはすぐ直る。だけど病気の子は体罰では治らず、体罰が酷過ぎて死ぬ子もいる。
だからその 【半分】 とは、体罰を加える前に病気か否かを調べなければ解決しないということ。平等に。ただ平等ってのは個性を無視しろってことでは当然ない。これを誤解したところに先ほど申し上げた民主主義の無理解がある。つまり、民主主義教育では<平等>とは「みんな同じでなければならない」というとんでもない誤解が生まれ、この誤解が教育における諸悪の根の部分です。
当たり前です。「みんな同じでなければいけない」故に教師は「どの生徒とも同じように接しよ」ということになる。これは個性の否定で教育の死に体です。これも考えなければいけませんね。


何度も言うようですが、今回の事件も、親子の殺し合いも、キレる少年(大人)も、少年Aも、戦後民主主義がもたらしたものであり、その原則に沿った現教育に問題があると思ったので、書かせていただきました。長々となりましたが、最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます^^

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