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この本の存在を今まで知らなかったのは不覚でした!2007年には既に出版されていたみたいです。 アメリカのアカデミー賞創設にさかのぼること3年の1924年(大正13年)から、選出80回目となる2006年(平成18年)度までの、「キネマ旬報」誌における洋画・邦画ベスト・テン全史を収めたものです。世界最古の伝統を持つ映画賞の歴史を網羅した、映画史を通観するのにとても便利な1冊だと思います。 年度ごとに、ベスト・テン+選考委員たちによる細かい採点表、各個人賞、さらには読者選出ベスト・テンや興行ベスト・テンなどのデータが掲載されています。 個人的には、当ブログでプッシュしたことのある『帰らざる日々』が、1978年度の読者選出邦画ベスト・テン第一位だったことに驚いたりもしました(ちなみに、メインの選考委員選出ベスト・テンの方では5位)。 冒頭の解説文の中には以下のような記述があります。 (ベスト・テンの創設を謳う1924年暮号によれば)、「ある時代における一国の文化水準を検討するに当たり、それを芸術の面から眺めるのが理解の近道であることは常に言われているところだが、映画の場合にも同様で各年度にどんな作品が高い評価を受けたかは決して軽々に見過ごし得ない問題を含む・・・・・・(中略)・・・・・・この方法(ベスト・テン制度)により、それぞれの時代のわが国文化水準を、映画の面から伝えられるだろう・・・・・・」 ・・・頷かれる方も多いのではないでしょうか。やはり映画には、大衆娯楽であると同時に、一国の文化水準が如実に示されてしまうという側面もあるわけです(洋画に関しても、日本特有の受け入れられ方などがあるでしょう)。というわけで、昭和以降の日本の歩みを振り返る上でもたいへん興味深い本でした。
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映画や音楽のランク本とかカタログ本みたいなものは私も大好きですね。
トイレなんかでよく読みます(笑)
2009/2/17(火) 午前 11:56
洋画にはまった中学生の頃、キネ旬ベストテンに入った映画は必ず見ていました。「何でこんなのがベスト1だよ!」とか思ったものもありましたが、貴重な道しるべ的役割を果たしてくれました。
2009/2/17(火) 午後 0:06
キネ旬ベストテンの歴史を丸ごと1冊にした本は貴重ですね。資料として、いずれ手に入れたいと思います。
2009/2/17(火) 午後 0:47
有益なご本を教えていただきました。2年余り前の発行のようですが、ぜひ探してみたいものです。
キネマ旬報の恒例ベストテンは、昔から重視し重宝していました。それが80年もの歴史のある「世界最古」のものですって!
私的なことですが、横浜生まれの私の祖父は、青年時代、活弁の弁士をした後、キネマ旬報の創始者メンバーの一人だったと聞かされています。私が生まれたころは故人でしたが、その足跡を知りたいと思いながら、今日に至っています。 (丑の戯言)
2009/2/17(火) 午後 1:08 [ eiji ]
知らなかったです。買います!
2009/2/17(火) 午後 10:02 [ koukou ]
自分が良いと思ったもの(『帰らざる日々』)が高く評価されていると、嬉しくなりますよね。
大正13年からのランキングが見られるなんて、ワクワクします。文化的にも貴重な資料と言えますね。
2009/2/17(火) 午後 10:35
こ〜ぢさん
本書の場合、単なるカタログ本とはちょっと格が違うと思います。日本を代表する映画雑誌の、それも80年分のベスト・テンその他のデータが掲載されているわけですから。正直、トイレにはあまり持ち込みたくないですね(笑)。
2009/2/17(火) 午後 11:59 [ user t ]
CLEOPATRAさん
分かります。やはりこういうランキングは鑑賞の参考になりますもんね^^
2009/2/18(水) 午前 0:08 [ user t ]
fpdさん
これはかなり参考になると思いますよ。
2009/2/18(水) 午前 0:19 [ user t ]
栗田さん
まさか栗田さんのお祖父さんが「キネ旬」創設者の一人だったとは・・・驚きました!
実はこの本、ほんの数日前に発見して購入したばかりなんですよ。個人的には座右の書になりそうです^^
2009/2/18(水) 午前 1:29 [ user t ]
koukouさん
これは1冊あると便利だと思います。
2009/2/18(水) 午前 1:34 [ user t ]
80年ってスゴイ歴史ですよね。
選考委員の採点表までのっているとは興味深い!
2009/2/18(水) 午前 1:51
alfmomさん
そうですね。僕の場合も、やはり自分の評価と本の評価が一致していれば素直に嬉しいです。まあ、逆に大きく食い違っていたとしても、それはそれでまた興味深かったりするわけですが・・・^^
おっしゃるように、文化的にもかなり貴重な資料だと思います。
2009/2/18(水) 午前 1:52 [ user t ]
pu−koさん
おっしゃるように、実は選考委員の採点表こそ、僕が本書を購入した動機のひとつだったりします。
選考委員一人一人がベスト・テンを選び、1位を10点、2位を9点・・・10位を1点として計算し、全体の順位が算出されているのですが、とにかく誰かが1点でも入れた作品は全て掲載されてしまうんです。要するに、例えば淀川さん一人が10位に選んだだけで載ってしまう(そのため、多い年は洋画のランキングが100〜150位くらいまであったりします)。これは凄いデータだと思いました。
2009/2/18(水) 午前 2:41 [ user t ]
この本、私もちょうどブログを始めた頃に買いました。重宝しています。記事がありますのでTBさせてくださいね。
2009/2/18(水) 午前 5:47
凄いですね・・・24年から載ってあるのですね。20年代の洋画邦画・・どんなベストになっているのか興味津々です。これは手元においておきたいですね。有益な情報ありがとうございます。
2009/2/18(水) 午前 9:14 [ Jack ]
ヒッチさん
TBありがとうございます!
ヒッチさんは既に購入済でしたか〜。僕ももう少し早く買っておくべきでした(^^;
2009/2/18(水) 午後 10:54 [ user t ]
Jackさん
選考委員による採点表などは、戦後からしか掲載されてないんですけれどね。それでもかなり参考にはなると思います。
2009/2/18(水) 午後 11:20 [ user t ]
この本購入しました。紹介有難うございました。
ついでに、このペ−ジのリンクを貼ってしまいました。
不都合であれば、ご連絡ください。
2009/3/22(日) 午後 4:51 [ koukou ]
koukouさん
いえいえ、リンクありがとうございます!
koukouさんも購入されましたか。これは1冊あると便利ですよね。
2009/3/22(日) 午後 7:53 [ user t ]