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ビリー・ワイルダー監督の初期作品です。 <物語>1942年北アフリカ戦線。ロンメル将軍(エリッヒ・フォン・シュトロハイム)傘下の独軍に追いつめられ、砂漠に放り出された英国の敗残兵ブランブル伍長(フランチョット・トーン)は、ひとりシディ・ハルフェイアのホテルにたどり着く。直ちにロンメルが町に進駐して来、ブランブルは先夜の空襲で戦死した給仕に変装してそれを迎えた。ところが、死んだ給仕が独軍のスパイだったため、ブランブルはロンメルの機密に接する機会を得ることになる・・・ 感想は・・・面白かったです。二転三転する展開とウィットの効いたやりとりが楽しめますし、ワイルダーによる演出も1級品だと思います。 出演陣も良かったです。特に主演のフランチョット・トーンは印象的で、かのエリッヒ・フォン・シュトロハイムを向こうに回してもほとんど食われていない演技には感心させられました。もちろん、ロンメル将軍に扮したシュトロハイムの存在感、ヒロインのホテルメイドを演じたアン・バクスターの好演なども映画をバッチリと引き締めています。 ただ、シリアスなスパイものという先入観を持っていたせいか、意外なほどのコメディ・タッチにはちょっと面食らってしまいました(ホテルの支配人やイタリア軍の将軍など、コメディ調のキャラクターも登場します)。話の本筋そのものはあくまでも深刻なので、結果として、コメディとしてもシリアスものとしてもやや中途半端になってしまったような・・・。しかし、脚本の面白さやセンスの良さ、役者の演技など、トータルで見れば水準を遥かに超えた作品だと思います。
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この作品もDVDになっていたんですね。
随分前に確かWOWOWで放送されたのを見ました。忘れている部分が多いですが、シュトロハイムの存在感が印象に残っています。
個人的にはフランチョット・トーンは他の作品でも少し線が細いかな、という感じがします。
トーンとバクスターの関係がハッピーエンドではない所がワイルダー的でいいですね。
ホテルの支配人を演じたのはエイキム・タミロフだったでしょうか?「大平原」や「誰が為に鐘は鳴る」などで結構お気に入りの役者さんです。
2009/3/16(月) 午後 6:57 [ - ]
いかん、これは知らない作品でした(^-^;
ビリー・ワイルダーでしたか。
ちょっとコメディタッチなところもあるのですねぇ。
探してみよっと♪
2009/3/16(月) 午後 8:18
まったく知らない映画ですね。
ビリー・ワイルダーは「サンセット大通り」ぐらいからですね。
2009/3/16(月) 午後 11:12
bigflyさん
おっしゃるように、シュトロハイムはさすがの存在感でしたね。個人的にはフランチョット・トーンも良かったです。線の細さも、むしろコメディ・タッチの本作には合っていたような気がします。
2009/3/17(火) 午前 0:23 [ user t ]
じゅりさん
本作、ワイルダー作品の中でもかなり面白い部類に入ると思います。機会があったら、ぜひ一度ご覧になってみてください。
2009/3/17(火) 午前 0:29 [ user t ]
これは未見です。ワイルダーの中でもあまりスポットが当てられることが少ないですね。出演者は豪華なんですけどね。
2009/3/17(火) 午前 6:00
シーラカンスさん
ワイルダー作品にしては知名度の低い映画なんですよね。しかし、実際に見てみると意外なほど上出来でした。
あの双葉十三郎氏も、「膝をたたいて乗り出すほど面白かった」「近頃では容易に求められない活動写真の面白さ」「ワイルダーのベテランぶりに、ほとほと感心させられてしまう」などと本作を絶賛しています。
2009/3/17(火) 午後 0:06 [ user t ]
ヒッチさん
本作は、双葉さんの評価を読んで興味を持ちました。(ひとつ上のコメにも書いたように)手放しで絶賛されていて、『市民ケーン』『十二人の怒れる男』『自転車泥棒』『道』『モロッコ』『死刑台のエレベーター』『真昼の決闘』『大いなる西部』『素晴らしき哉、人生!』『ダーティーハリー』などの錚々たる作品と同じ、星4つが付けられていたんです。そりゃ見たくもなりますよね。
2009/3/17(火) 午後 0:56 [ user t ]
ワイルダーの作品だと、機知に富んで面白いでしょうね。おそらく、↑ひざを打つほどの傑作なのかもしれません。
2009/3/17(火) 午後 2:03
fpdさん
良く出来た映画だと思います。知名度が低いのは、おそらくワイルダーが有名になる前の初期作品だからでしょうね。
2009/3/18(水) 午前 5:41 [ user t ]
私はまだ見たことがないのです。
みなさんの評価も高いのでぜひ見てみたい作品です。
2009/3/18(水) 午前 8:17
ジョニーさん
(本文中にも書いたように)個人的にはちょっと中途半端に感じた部分もあるのですが、それでも間違いなく秀作だと思います。
2009/3/18(水) 午後 9:14 [ user t ]
ロンメル将軍は北アフリカからイラク辺りに攻め込む予定だったのですが・・・・・
2009/3/19(木) 午前 7:59 [ esu**i123 ]
esupaiさん
本作の場合、あまり細かい歴史を考えてはダメです(笑)。これは、純粋にワイルダーや役者たちによる芸を楽しむ映画ですね。
2009/3/19(木) 午後 0:56 [ user t ]
不思議なもので、最近私もこの作品を見ましたよ!
B級作品ではあると思いますが、しかし面白く作っていましたね。
私も楽しみましたよ。
2009/3/24(火) 午後 5:03 [ maskball2002 ]
maskballさん
同感です。主要キャストも皆好演してましたね。
2009/3/24(火) 午後 6:05 [ user t ]
こんにちは、これDVDになっていたのですね。これは見ないといけないです。ワイルダーでみていないもののひとつです。ひさしぶりにシュトロハイムをみてみたいですね〜。
2009/4/12(日) 午後 3:08
もねさん
ちょっとコメディ・タッチですが、なかなか良く出来た映画だと思います。
シュトロハイムに関しては、開高健氏が「それ以後のどのロンメルよりも抜群」、「シュトロハイムがロンメルを演ずると、ナチスが負けるとはどうしても感じられなくなってしまう」と絶賛していました。
2009/4/12(日) 午後 11:15 [ user t ]