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実話小説に基づいたジョン・フォード監督初の戦争映画です。「イラク人」が、敵対者として初めてスクリーンに登場した記念すべき(?)作品でもあります。 <物語>第一次大戦中のメソポタミア砂漠。英国軍の偵察中隊が狙撃兵に襲われ、隊長を失う。残った兵たちは、軍曹の指揮によりオアシスに沿った回教の寺院に身を潜めるが、夜襲によって全ての馬を失い、味方の救援を待たなければならなくなる。見えない敵による襲撃はさらに続き、中隊は一人また一人とその数を減らしてゆく・・・ 感想は・・・今見てもなかなかの秀作だと思います。 「戦争という極限の状況下で現れる人間の弱さ、愚かさを映像化した問題作」とのことですが、戦争を美化していないあたり、第二次大戦開戦以降のアメリカ映画との違いが伺えて興味深かったです。強いリーダーシップを持つヴィクター・マクラグレンの軍曹や、恐怖のために発狂してしまうボリス・カーロフの牧師など、キャラクターも印象に残ります。 ただ見ているうちに、のちのある映画に酷似していることに気が付いてしまいました。その映画とは、ロバート・アルドリッチ監督の『飛べ!フェニックス』(1965)です。こちらは戦争ものではなく、砂漠に不時着した飛行機の乗員たちが主役の物語ですが、集団を離れた2人組がアラブ人に惨殺されるところまで同じなのですから、これはもうほとんどリメイクですね。もちろん、本作はあの『七人の侍』のラストシーンにも影響を与えたほどの名作なので、アルドリッチ監督がリスペクトしていたとしても何ら不思議ではありません。
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フォードファンを自認する私ですが、本作は聞いたこともありませんでした・・・お恥ずかしい。ジョン・ウェイン主演の戦争映画ならそこそこ観たのですが。
しかし「七人の侍」に影響を与えているとはさすがフォードですね。機会があれば見てみたいと思います!
2009/5/13(水) 午後 8:53
CLEOPATRAさん
これは知る人ぞ知る映画だと思います。1934年のヒット作で、吉村和明氏によれば「フォードのフィルモグラフィのなかでも異色性という点では随一かもしれない」とのことです。
2009/5/14(木) 午後 10:45 [ user t ]
ジョン・フォード監督は実際に第二次世界大戦の戦場で撮影したからね。進駐軍で初来日して東宝撮影所を見学した。その時あったのが黒澤明www
除隊後も空軍機で何度もお忍び来日した。黒澤監督曰く・・「今から飲み来い」と突然電話が掛かる。常宿はオークラホテルだったと思う。。。
2009/5/18(月) 午前 8:08 [ esu**i123 ]
esupaiさん
そこまでは知りませんでした(笑)。できれば本作の感想も聞かせてほしいです。
2009/5/19(火) 午前 5:51 [ user t ]
それは失礼しました。ジョン・フォードはヒッチコックより逸話が多いからつい・・・・
2009/5/19(火) 午前 8:37 [ esu**i123 ]
esupaiさん
いえいえ、構いませんよ(笑)。
2009/5/20(水) 午後 9:11 [ user t ]