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デルマー・デイヴィス監督、グレン・フォード主演の西部劇です。 <物語>旅の途中、行き倒れたジューブル(グレン・フォード)は、牧場主シェップ(アーネスト・ボーグナイン)に命を救われる。牧場で働くことになったジューブルは、次第に才能を発揮し周囲から一目置かれる存在となっていく。ところが、それを快く思わない牧童のピンキー(ロッド・スタイガー)に敵視され、シェップの妻(ヴァレリー・フレンチ)と浮気しているという濡れ衣を着せられてしまう。話を信じたシェップは怒りのあまりジューブルを撃ち殺そうとするが・・・。 感想は・・・これは(少なくとも西部劇としては)かなり異色な作品でした。不倫問題を中心に据えた初めての西部劇とも言われていて、正直ちょっと好き嫌いの分かれそうな話ではあります。 しかしデイヴィス監督作だけあって、決して魅力の無い映画にはなっていません。まず、何と言ってもキャストが渋いんですよね。 主人公(グレン・フォード)を拾う人柄の良い牧場主にアーネスト・ボーグナイン、フォードを陥れようとする底意地の悪い牧童にロッド・スタイガー。そして、フォードのサポート役になる逞しいカウボーイにチャールズ・ブロンソン。これら強力な助演陣を前にしては、フォード自身の存在感がやや霞んでしまうのも致し方ないところです。 女優陣も好演しています。ボーグナインの淫蕩な妻にはイギリス出身の女優ヴァレリー・フレンチが、最終的にフォードと結ばれることになる宗教団体の娘には『決断の3時10分』でも好演していたフェリシア・ファーが扮しており、どちらも印象的でした。 もちろん、デイヴィス監督の演出、チャールズ・ロートン・ジュニアの撮影も一級品です。西部劇にしては少し重苦しい感じの映画ですが、これはこれで一見の価値はあると思います。 |

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正直、西部劇は見ていない作品が多いです。レビュー参考にさせていただきます
2009/5/24(日) 午前 5:33
すごい昔の映画をごらんになってますね〜!
なかなか見てる方がいないんじゃないかしら? fpdさんは見てるかも。。
西部劇を違う視点で見れてなかなか面白そうですね。
動画を見たらチャールズ・ブロンソ、痩せてますね。若い!
女優さんが美しいです!
2009/5/24(日) 午後 2:06
こんばんは。
この作品は観ていないです。
大将が部下にそそのかされて、妻の愛に疑心感を強めていくと言うのは、シェイクスピアの「オセロ」を思い出させますが、多分、関係ないんでしょうね。
2009/5/24(日) 午後 11:34 [ - ]
かわしりさん
西部劇というのは本当に奥の深い分野です。まだまだ未見の名作も多いので、これから見ていきたいと思っています。
2009/5/25(月) 午後 6:09 [ user t ]
ゆうちゃんさん
デイヴィス監督の西部劇を見るのはこれで3本目になりますが、どれも非常にウェルメイドでした。
この『去り行く男』は、彼のフィルモグラフィの中でも最も異色な作品でしょうね。キャストも揃っていて、特に憎らしい悪役を演じたロッド・スタイガーなど、かなりの好演だと思います。
ブロンソンは若いです(笑)。なかなか男気のある役柄でした。女優陣では、フェリシア・ファーが後のジャック・レモン婦人として知られていますね。
2009/5/25(月) 午後 6:10 [ user t ]
bigflyさん
「オセロ」ですか・・・あまり似てはいないですが、部下(ロッド・スタイガー)が同僚(グレン・フォード)の昇進を妬んで大将(アーネスト・ボーグナイン)をそそのかすという点が同じなので、おそらく意識はしているのではないかと思います。
ただ本作の場合、肝心のボーグナインがフォードの正当防衛であっさりと殺されてしまい、そこから先はスタイガーが(不倫とボーグナイン殺害のかどで)フォードをリンチにかけようとする展開になるので、そもそもテーマがちょっと違いますね。
2009/5/25(月) 午後 6:12 [ user t ]