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はじめて実用書以外の本をとりあげます。
僕の個人的な西部劇歴において、きわめて重要な役割を果たした対談本です。出版直後に店頭で立ち読みして良書だと思い、即購入しました。
当時の僕にとってウエスタンといえば、誰もが知る古典的作品(『真昼の決闘』、『シェーン』など)、マカロニ・ウエスタン、そしてペキンパー作品以外はほとんど存在しないも同然でした。それが本書を読むことによって、かなり幅広い知識を得ることができました。
著者2人の本業はそれぞれ作家と文芸評論家ですが、熱烈な西部劇ファンであるという共通点があり、それが本書の対談につながったようです。
彼らの薀蓄や解説は読んでいて面白く、ファンにはたまらないものがあります。2人がそれぞれに選んだベスト10も非常に参考になりました。データ面も、戦後日本で公開された西部劇映画リスト、西部劇地図(名作西部劇の舞台が地図上に示されている)などと充実しており、さらには作品名索引もバッチリ付いています。
それまでこの分野に無知だったこともあり、本書を読んで初めて知った作品がかなりありました。『ゴーストタウンの決斗』、『ヴェラクルス』、『ウィンチェスター銃’73』・・・。特に『決断の3時10分』、『無頼の群』、『拳銃王』などは、本書で紹介されていなければ見るのがだいぶ遅れたでしょう。
西部劇ファンならば購入する価値のある本だと思います。
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川本さんのファンです、キネマ旬報の連載「映画を見ればわかること」は毎号読んでいます。
2008/11/16(日) 午後 10:39
borninさん
初コメありがとうございます!
borninさんも川本さんのファンでしたか。今のところ、映画の好みという点では、僕が最も共感する評論家かもしれません。キネマ旬報の連載は未読ですが、彼が本で薦めていた作品がつまらなかった経験はまだ一度もないんですよね。最近も、僕が以前見て深く感心したちょっと渋めの古い映画を、彼が若い頃何度も劇場に足を運んで繰り返し見ていたことを知って驚きました^^
2008/11/17(月) 午前 1:15 [ user t ]