|
「野良猫ロック」シリーズ第3作。
このシリーズの作品を見るのは2本目です。ずいぶん前に鑑賞した『ワイルド・ジャンボ』は、藤田敏八監督の作品にしてはあまり印象に残らなかったのですが、昨日ふと思い立って、シリーズ中特に有名な本作をレンタルして見てみました。
感想は・・・こちらは傑作でした。確かに荒削りで乱暴なところもあるのですが、非常にパワーを感じました。
まず、主として大和屋竺の手になる脚本からして独特でした。舞台は米軍引き上げ後の立川。おもに登場するのは、バロン(藤竜也)率いる不良男グループ、マコ(梶芽衣子)率いる不良女グループ、そして生き別れた妹を探しに町にやってきた混血児、数馬(安岡力也)など。バロンは、終戦直後に姉が黒人兵に犯されるところを目撃して以来、混血児を深く憎悪しており、あるときグループのメンバー進(岡崎二郎)の女が混血児に寝取られたことをきっかけに、「ハーフ狩り」と称して彼らを暴力で町から追い出そうとし始めます。さわりだけでも分かるように、人種差別的心理に焦点をあてた、非常にキワどいストーリーです。
また、バロンはマコに惚れつつも彼女に対しては不能であるらしく、その辺もちょっと屈折していました。
しかし、長谷部監督らしいツボを心得た演出、メインキャスト達の熱演、好演、さらには安岡と梶のデュエット・シーンの効果などが相俟って、かなり見応えのある作品になっています。
もちろん、批判はいくらでも可能でしょう。僕自身、進の改心と告白はちょっと唐突すぎるように感じましたし、ラストにおける数馬の衝撃的な行為にも、少々考えさせられてしまいました。しかし、上映時間が一時間半を切るせいもあるかもしれませんが、つい2回連続で見てしまったので、個人的には力のある映画だったと認めざるをえません。
|
この「野良猫ロック」シリーズは、第何作目を観てるのか、もう記憶が無いんですが・・・これ観てるかな?
日活ですよね? これは。
こういう邦画の この時代のシリーズモノって結構面白いんですよね。(・ω・)bグッ
2008/11/23(日) 午後 8:39
Kazさん
日活です。
シリーズものはどうしても混同しちゃいますよね(^^;
でも、本作の場合はストーリーといい、安岡力也が出演していることといい、(この種の映画としては)ちょっと異色なので、忘れにくい作品ではあります。
このシリーズを1本でもご覧になっているとすれば、本作か『ワイルド・ジャンボ』のどちらかの可能性が高いと思います。特に良く知られているのはこの2本だからです。ちなみに、僕自身はこの2作しかまだ見ていません(^^;
2008/11/23(日) 午後 11:57 [ user t ]
このシリーズ観るには観てるんですが正直どれがどれだか分からなくなっちゃってますね。サントラは最近機会があったので記事にしました。TBいたします。
2008/11/24(月) 午前 1:05
ジュリアンさん
トラバありがとうございます!
当たり前のことですが、シリーズものというのは見れば見るほど、どうしてもごっちゃになっちゃいますよね。
でもとりあえず本作は見応えありました^^
2008/11/24(月) 午前 1:17 [ user t ]
これのシリーズは多分近所のツタヤにおいてあったと思います。今度借りてみます。
2008/11/24(月) 午前 6:51
ヒッチさん
シリーズものと言っても、ストーリー的な繋がりは無いので、それぞれ別物と考えた方が良いです。そもそも脚本家からして1作1作違いますし・・・。
あと、確かに僕はついのめり込んで見てしまいましたが(笑)、話といい構成といいちょっと乱暴なところがあるので、ヒッチさんの好みに合うかどうかはかなり微妙な気もします(^^;
2008/11/24(月) 午後 1:52 [ user t ]
このシリーズの第一作は封切りのとき『ハレンチ学園』と併映(日本映画二本立ての頃っすね)で『ハレンチ・・・』を楽しみに行ったらこの『野良猫・・・』にびっくりました。(笑)シリーズとはいえどれも設定を変え味が違って・・・よろしいですねえー。
藤竜也とカジメイが『ディオールの香水買ってやったじゃねえか』『瓶ごと捨てたよ』とやり取りするの・・・この作品でしたっけ。(笑)
2008/11/25(火) 午前 1:05
sadaさん
そうです、この作品です。藤竜也が、梶の安岡力也に対する想いに気付いた直後の、2人のやりとりの中のセリフだったと思います。
おっしゃるように、本作と『ワイルド・ジャンボ』ではかなりテイストが違いましたね。個人的には本作のほうがインパクトありました^^
2008/11/25(火) 午前 8:49 [ user t ]
TB返しさせて下さいね。
この時期のいわゆるシリーズ物は同じようなキャストで設定だけを変えた物が多数作られていますね。
それだけに好みが分かれるところですが、私も野良猫ロックシリーズなら「セックスハンター」が一押しです。
鏑木創さんのサウンドトラックが最高なんですよ。
自分のやっているバンドでカバーさせてもらってます。
2008/11/25(火) 午後 3:42
こ〜ぢさん
こ〜ぢさん、バンドでカバーするほどお好きでしたか〜。僕はまだ2作しか見てないんですが、少なくとも本シリーズに関しては、藤田敏八監督よりも長谷部監督に軍配をあげたいですね。何というか、この映画にはパワーが感じられました^^
2008/11/25(火) 午後 7:50 [ user t ]
多分マシンアニマルみました。梶芽衣子が小さいバイクで横浜を走るシ−ンはチョット滑稽のような感じ。
2008/11/28(金) 午後 7:39 [ koukou ]
koukouさん
『マシン・アニマル』は未見です。本作と同じ長谷部監督の作品ですね^^
2008/11/28(金) 午後 9:03 [ user t ]
『野良猫ロック』シリーズは何作あるのでしょうか?僕は18歳前後に藤田敏八監督で原田芳雄や梶芽衣子が出てた「野良猫ロック 暴走集団」??を見たことがあるくらいかな。調べてみたらこの「セックスハンター」は高樹蓉子がチラッと出演しているようですね。彼女のファンなので見てみたいです!
2008/12/9(火) 午後 4:10
Papillonさん
『野良猫ロック』は全部で5作あります。僕が見たのはそのうち、2作目の「ワイルド・ジャンボ」と3作目の「セックス・ハンター」。Papillonさんがご覧になった「暴走集団’71」は、シリーズ最終作です。
『野良猫ロック』ファンは、「セックス・ハンター」か「ワイルド・ジャンボ」のどちらかを1番に推す人が圧倒的に多いようなので、まずは人気の高い作品から見てみたというわけです。
2008/12/9(火) 午後 7:27 [ user t ]
このシリーズは、これ1本しか観ていませんが、観たのが数年前、国立近代美術館フィルムセンターの70年代特集でした。
マカロニウエスタンのような印象を受けたように思います。
2008/12/10(水) 午後 1:02 [ 鉄砲弥八 ]
鉄砲弥八さん
そうですね。
おっしゃるように、マカロニウエスタン後のアクション映画って感じは確かにしますね^^
2008/12/10(水) 午後 7:46 [ user t ]