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久しぶりに全く新しいリストを出します。アクション映画、青春・恋愛映画、ロマンポルノの3つのリストに入れられなかった邦画をひとつに集めました。
・砂の女
・他人の顔
勅使河原宏監督の代表的傑作を2本。名作文学の映画化としては、本当に稀有な成功例ではないでしょうか。安部公房の世界を完璧に映像化している(と見る者に感じさせてしまうような)作品です。
・ある殺し屋
市川雷蔵主演作。ストレートな娯楽作でありながら、森一生監督の演出、宮川一夫の撮影、増村保造らによる脚本と、全てが高品質。成田三樹夫の好演も見逃せません。本当に完成度の高い作品だと思います。
・斬る
同じく雷蔵主演作。時代劇有数の映像美を持つ作品で、これも傑作です。
・切腹
小林正樹監督による重厚な傑作です。時代劇の名作として外せません。
・東京オリンピック
・黒い十人の女
金田一もの以外の市川崑監督作品を代表して2本。「ぼんち」「満員電車」「おとうと」など迷いましたが、結局ドキュメンタリーの名作と、学生時代にリバイバル公開された異色作をセレクト。
・無理心中 日本の夏
大島渚監督の作品を代表して1本。本当は「日本の夜と霧」でも「日本春歌考」でも「新宿泥棒日記」でも「白昼の通り魔」でも「東京戦争戦後秘話」でも構わなかったのですが、本作はビデオで見ている真っ最中に9・11のテロが起きるというとてつもない偶然によって、忘れられない作品となってしまいました。映画の内容が、テロ事件直後の世の中の状況とシンクロしているように思えたのです。
・狂走情死考
・水のないプール
若松孝二監督の作品を代表して2本。若松監督は、60〜70年代にアヴァンギャルドな映画を次々と製作したことで知られています。作品がたくさんありすぎて迷ったあげく、ピンク映画と一般映画からそれぞれ一本ずつセレクト。中身を見ると、モロにピンクと一般が逆転しているような気もしますが・・・(^^;
・田園に死す
寺山修司の代表作。ちょっとおどろおどろしいところもある映画ですけど、やはり外せない1本です。
・エロス+虐殺
吉田喜重監督の代表作。正直見る人を選ぶ映画だとは思いますが、個人的にはかなり感心させられました。
・棒の哀しみ
奥田瑛二主演のヤクザもので、神代辰巳監督の劇場用映画最後の作品。奥田が腹を縫うシーンは有名ですが、ラストも秀逸です。
・犬神家の一族
ミステリーの名作として外せないかと。
・砂の器
清張ものからも一本。終盤はやはり泣けました。
・新幹線大爆破
日本製サスペンスの傑作。アイデアが良いですし、キャスティングもグッドでした。
・天国と地獄
サスペンスといえば、黒澤さんのこの作品も忘れてはいけません。
・家族ゲーム
森田芳光監督の代表作。オリジナリティ溢れる演出や、松田優作の怪演が印象的でした。
・コミック雑誌なんかいらない!
滝田洋二郎監督作。内田裕也演じる突撃リポーターを通して、スキャンダリズムを皮肉った作品です。
・紅の流れ星
渡哲也主演作。青春映画風の趣も併せ持つ、異色のヤクザ映画です。
次点
・どついたるねん
阪本順治監督・赤井英和主演。ボクシング映画の秀作です。
・巨人と玩具
マスコミ社会を痛烈に風刺した増村保造監督作。同監督の「黒の試走車」同様、高松英郎演じる猛烈社員が印象的。
その他、「竜二」「赤い天使」「盲獣」「陸軍中野学校」「幕末太陽傳」「雁の寺」「十階のモスキート」「餌食」「闇のカーニバル」など
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