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市川崑監督作品、ちょうど10本目の鑑賞。



<物語>結婚前夜を迎えた小田切京子(久慈あさみ)は、自由気ままな独身時代最後の夜を幼馴染の遠藤誠一(池部良)と過ごそうと、彼を電話で誘い出し銀座へと繰り出した。喫茶店や映画館、スケート、ダンスホールと2人はデートを続けるが、京子は誠一と楽しい時間を過ごすうちに、結婚に迷いを感じるようになる・・・。


感想は・・・パッケージの記述によれば「本邦初、都会派ライトタッチ・ロマンスとして製作された」とのことですが、今見ても十分秀作です。市川監督らしい映像センスも随所に見られました。


映画は、既に京子の結婚後しばらく経ったあと、誠一が小田切家を訪ねるところから始まります。彼はもともと小田切家とは家族ぐるみの付き合いがあるので、京子が結婚したからといって縁が切れるわけではないんですよね。そしてその日から回想するかたちで、結婚式前日の場面に話が戻ります。要するに、観客は最初から、実際には京子が結婚したことを知らされてしまうわけです。この構成は少し独特でした。


メインは幼馴染の2人が一緒に過ごす姿、そして気持ちのすれ違いを描いているのですが、当時の街やデートスポットの描写なども含めてなかなか印象的でした。


最後は回想も終わって再び小田切家の場面に戻り、夕食をご馳走になったあと誠一が帰っていくシーンになります。まあ、結局はその直後の京子の両親の会話、特に父親(千田是也)の話がこの映画の骨子を明快に語っちゃってますね。


出演者は概ね好演しています(個人的には、久慈あさみがややミスキャストな気もしましたが・・・)。チョイ役で、森繁久弥や伊藤雄之助なんかも顔を出していました。



とりあえず一見の価値ある作品だと思います。ただちょっと残念だったのが、フィルムの状態がイマイチ良くなかったこと。古い映画なのでやむを得ない面もあるのでしょうが・・・このくらいの年代の映画はものによって良し悪しの差が激しいようですね。

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Jackさんに教えられた本書、早速アマゾンで日本版を見つけて購入しました。



960ページ、ハードカバーのズッシリと重たい本です。1902年の『月世界旅行』から2003年の『キル・ビル Vol.1』まで、古今東西の映画1001本がとりあげられ、解説されています。


さらに付録として、『月世界旅行』を含むジョルジュ・メリエスの短編集(約60分)DVDも付いていました。


ラインナップは良く知られた名作が中心ではありますが、ざっと見ただけでも、少なくとも日本ではソフト化されていないような映画もかなり多く含まれているため、初心者からシネフィルまで幅広い層の参考になるのではないでしょうか。

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おととい、本屋で発見して買ってきました。1960〜80年の日本映画400本をガイドした本です。



400本という本数の多さのためか、やはり1本1本の映画にあてる解説の文章量がちょっと少ないような気はしました。しかしアウトローというタイトルのわりには、『仁義なき戦い』、『仁義の墓場』のようなヤクザ映画から、『眠狂四郎』、『座頭市』のような時代劇、『八月の濡れた砂』、『サード』のような青春映画、『砂の女』、『ツィゴイネルワイゼン』のようなアート系、『殺しの烙印』、『盲獣』のようなカルト系、『(秘)女郎責め地獄』、『恋人たちは濡れた』のようなポルノ系、さらには『白い巨塔』、『新幹線大爆破』、『犬神家の一族』、『最も危険な遊戯』、『戦国自衛隊』・・・果ては最近僕がとりあげた『反逆のメロディー』や『やくざ観音 情女仁義』に至るまで、非常に広範囲にわたるラインナップです。


他にも、当ブログで既に言及してきたような作品が数多く紹介されていました。この時期の日本映画に興味を持ってはいるがあまり見ていないという人ならば、とりあえずガイドブックとして使えるんじゃないでしょうか。もちろんかなりマニアックな映画も多く含まれていますので(笑)、通の方でも一読の価値ぐらいはあると思います。

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フリッツ・ラング監督、グレン・フォード主演のフィルム・ノワールです。



<物語>ダンカンという警官が自殺した。しかし殺人課刑事のデイヴ・バニオン(グレン・フォード)は、ダンカンの死を他殺ととなえる愛人の不審死に疑問を抱いて、事件を調べなおそうとする。事件の背後にはギャングの存在がちらつくが、彼らの勢力は警察上層部にも及んでおり、バニオンは圧力を受けて捜査から外された上、妻を殺害されてしまう。復讐を誓った彼は、たった一人で組織に立ち向かう・・・。


感想は・・・完成度の高いノワールものでした。間違いなく傑作の部類に入るでしょう。あらすじ自体は上記のようにオーソドックスなものでありながら、脚本と演出の力によって非凡な作品に仕上がっています。


役者ではやはりグロリア・グレアムですかね。ギャングの用心棒(リー・マーヴィン)の、少し頭の弱い情婦役を演じているのですが、とても印象的です。彼女がある人物を射殺してしまったり、マーヴィンに復讐したりする終盤の展開にはさすがに驚かされました。まさに主役のお株を奪うほどの大活躍です。


そのせいか、逆にやや精彩を欠いてしまったのが主演のフォードで、彼の平凡さが本作の唯一の欠点といっても良いかもしれません。以前見た『決断の3時10分』では存在感を発揮していただけに、少し残念でしたね。若い頃のリー・マーヴィンは初めて見ましたが、悪くなかったです。


「この世に完璧な演出、完璧なキャメラワーク、完璧な編集というものが存在するとしたら、それはこの53年のフリッツ・ラング作品をおいてはないだろう。見るたびに唖然とさせられる」筒井武文



ラストは、この手の映画にしてはハッピーエンドなほうでしょう。ラング監督の代表作のひとつとも言われる作品ですし、一見の価値はあると思います。

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ラオール・ウォルシュ監督、ゲーリー・クーパー主演の西部劇。



西部劇といっても、沼沢地帯におけるインディアンとの集団対集団の戦いがメインです。舞台がフロリダというのもちょっと変わっています。


内容的にはストレートな娯楽活劇で、インディアンとクーパー率いる部隊との追いつ追われつの展開など、素直に楽しめました。ラストの水中での一騎打ちなども含めて、今見ても古さを全く感じさせません。


全体として、とてもウェルメイドな作品でしたね。ウォルシュ監督の映画は今までほとんど見てこなかったのですが、アンソニー・マンと並んで、今後も未見作品を見ていきたいと思っている映画作家の一人です。

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