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ギャング映画の元祖的作品。エドワード・G・ロビンソンの出世作でもあります。
<物語>イタリア系アメリカ人、ならず者のリコ(エドワード・G・ロビンソン)は、友人でダンサーのジョー(ダグラス・フェアバンクスJr.)とともに一旗揚げようと都会へ出る。ギャングとなったリコは、射撃の腕と度胸で次第にのしあがっていくが・・・。
感想は・・・なかなか面白かったです。見所はやはり、本作1本で一躍スターとなったロビンソンの熱演でしょうか。最初からなぜか妙に貫禄があってふてぶてしいのは、ちょっと微妙でしたけれど(笑)。また、さすがに今見ると古さは感じさせるものの、以後同種の映画の典型となるような描写も散見され、個人的には興味深く見ることができました。
製作時の世の中が大恐慌時代だったことを考えると、(ギャングとはいえ)貧しい若者が都会に出てのしあがるという本作のストーリーは、かなり受け入れられやすいものだったと思われます。しかも当時は禁酒法下、アル・カポネなどの有名ギャングがリアルタイムで話題になっていた時代でもあり、まさに同時代のリアリティがありました。実際、この映画は大ヒットし、観客は本物のギャングと区別がつかなくなるほど熱狂したとのことです。
ストーリー上で特徴的なのは、ダンサーのジョーとの友情でしょうか。リコは彼を殺さねばならない時に過去の情からそれができず、その結果、警察に追われる身となりついには射殺されてしまうことになります。
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