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フィルム・ノワールの古典的作品。ワンコインで購入しました。
<物語>美貌のデザイナー、ローラ・ハント(ジーン・ティアニー)が猟銃で顔を撃たれて殺害された。容疑者として浮かんだ3人の男女は、嘘ばかりついて若き敏腕刑事マーク(ダナ・アンドリュース)を困惑させる。ところが捜査が行き詰まったある晩、殺されたはずのローラがひょっこり帰宅する・・・。
感想は・・・かなり良かったです。二転三転する話の面白さもさることながら、それだけにとどまらない魅力がありました。アカデミー撮影賞に輝いたジョセフ・ラシェルのカメラといい、「映画音楽の祖父」デヴィッド・ラクシンによる名テーマ曲といい、センスの良さが感じられます。
ストーリー的には、中盤あたりからの意外な展開が印象的でした。主役の刑事が、容疑者達からローラについての話を聞いているうちに、なぜか死人かつ会ったこともない彼女に惚れてしまうんです(実はローラは死んでないのですが)。つまり、彼自身も容疑者たち同様、男女関係の当事者になってしまう。その結果本作は、犯人探しのミステリーであると同時に、女1人男3人の恋愛ものともとれる作品になっています。
出演陣では、やはり冒頭と最後のナレーションの主でもある、クリフトン・ウェッブの好演が映画を引き締めていました。ヒロインを演じたジーン・ティアニーも美しかったです。
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