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いわゆる「ボニーとクライド」ものを代表する作品のひとつ。後の『勝手にしやがれ』や『俺たちに明日はない』などに決定的な影響を及ぼした、フィルム・ノワールの伝説的名作です。


製作はキング兄弟。知る人ぞ知る元ギャングの独立プロデューサーで、本作は彼らの代表作としても知られています。脚本は、マッキンレイ・カンターの短篇小説(「Gun Crazy」)をもとに、当時「赤狩り」のブラックリストに載せられていたダルトン・トランボが偽名を使って書いたものです。



<物語>子供の頃から銃器に異常な興味を抱いていたバート(ジョン・ドール)は、射撃の腕前は誰にも負けなかったが、殺生だけはするまいと誓う青年だった。第二次大戦に従軍後、故郷に帰った彼は、遊びに行ったカーニバルで射撃の女王アニー(ペギー・カミンズ)と腕を競い、彼女を負かしてしまう。これが縁で2人は恋仲になり結婚。が、贅沢な生活に憧れるアニーはバートをそそのかし、やがて2人は強盗を繰り返しながら西部の町を渡り歩くようになる・・・


感想は・・・これはやはり傑作だと思います。あらすじ自体は、運命的に出会った一組の男女が破滅への道をたどるという、よくあるものです。しかし、トランボによる引き締まった脚本、そしてB級映画の巨匠ジョゼフ・H・ルイス監督による巧みな演出が冴えわたり、本作を並の映画とは一味も二味も違ったものにしています。


少年時代の主人公が、雨の中ショーウィンドーを割って拳銃を盗み出す冒頭のシーンからグッと引き込まれますし、「映画史を震撼させた」とも言われる、有名なワンシーン・ワンカットを用いた銀行強盗場面をはじめ、見応えのあるシーンが全編にわたって数多くちりばめられていました。


当初、主演男優にはグレゴリー・ぺック、ダナ・アンドリュースなどの名が、主演女優にはスーザン・ヘイワードなどの名が挙がっていたそうですが、こうしたA級俳優がキング兄弟の映画への出演に二の足を踏んだため、結局ジョン・ドールとペギー・カミンズという、ネーム・バリューのない2人を起用せざるを得なくなったようです(ジョン・ドールの方は、過去にアカデミー助演男優賞にノミネートされたり、ヒッチコックの『ロープ』などに出演した経験がありますが)。しかし、結果的にはともになかなかの好演で、映画に独特なリアリティを与えることに成功していると思います。


「これを見てなきゃ映画などを志してはいけないという重要な作品」(蓮實重彦)
「ルイス監督ならではの大胆極まりない演出が至るところで観客を不意撃ちする傑作活劇」(桑野仁)
「映画史上最高のワンシーン・ワンカット・・・車の後部座席にすえられたキャメラは二人が町はずれから町なかの銀行に入ってゆき、跳び出して来て町を出るまでの数分間を息もつかせずに撮り切ってしまう。このシーンはジョゼフ・H・ルイスのとんでもない才能を証明している」(筒井武文)



        

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