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デルマー・デイヴィス監督、エルモア・レナード原作、グレン・フォード主演の西部劇。2回目の鑑賞です。 <物語>アリゾナの荒野では、ベン・ウェイド(グレン・フォード)率いる強盗一味による駅馬車襲撃が横行していた。牧場主のダン(ヴァン・へフリン)は、ある時その一部始終を目撃してしまう。ダンから報せを受けた保安官たちは、ベンが一人でいるところを見計らって逮捕し、彼を刑務所のあるユマまで護送しようとするが・・ 感想は・・・7、8年ぶりの鑑賞になりますが、やはり傑作でした。アンソニー・マンとともに50年代の西部劇を支えたデイヴィス監督による優れた演出、哀愁あふれる主題歌、巧みなストーリー展開、そしてやや意外なラストと、どこをとっても良質な映画だと思います。 主人公はしがない牧場主ダン。彼は長く続く旱魃に悩まされており、報償金200ドルのために強盗団のボス、ベンの護送を引き受けます。ダンを演じたのはヴァン・へフリンで、『シェーン』の父親役で知られる役者だけあって、なかなかのリアリティがありました。 そしてベン役のグレン・フォード。1940〜50年代を中心にフィルム・ノワールや西部劇で活躍し、一時はマネー・ランキングのトップにも名を連ねていたスターです。『復讐は俺に任せろ』ではグロリア・グレアムに食われてしまった彼ですが、本作では実に生き生きとした演技でへフリン以上の存在感を発揮しています。 タイトルにある「3時10分」というのは、ユマ行きの列車が出発する時刻のことです。へフリンは、フォードの手下たちにフォードを奪還されてしまわないように、時刻寸前までホテルの一室に籠城することになります。この一室で、「自分を解放すれば大金を出す」などと持ちかけるフォードと、それを突っぱねて任務を遂行しようとするへフリンの心理戦が展開されるわけです。 ガンプレイよりも心理ドラマに重きをおいた西部劇なので、アクション好きな方にはちょっと物足りないかもしれません。しかし、映画ファンならば一見の価値ある作品だと思います。 ちなみに、リメイク版(ラッセル・クロウ主演)は未見です。 |

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