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デルマー・デイヴィス監督、グレン・フォード主演の西部劇です。 <物語>旅の途中、行き倒れたジューブル(グレン・フォード)は、牧場主シェップ(アーネスト・ボーグナイン)に命を救われる。牧場で働くことになったジューブルは、次第に才能を発揮し周囲から一目置かれる存在となっていく。ところが、それを快く思わない牧童のピンキー(ロッド・スタイガー)に敵視され、シェップの妻(ヴァレリー・フレンチ)と浮気しているという濡れ衣を着せられてしまう。話を信じたシェップは怒りのあまりジューブルを撃ち殺そうとするが・・・。 感想は・・・これは(少なくとも西部劇としては)かなり異色な作品でした。不倫問題を中心に据えた初めての西部劇とも言われていて、正直ちょっと好き嫌いの分かれそうな話ではあります。 しかしデイヴィス監督作だけあって、決して魅力の無い映画にはなっていません。まず、何と言ってもキャストが渋いんですよね。 主人公(グレン・フォード)を拾う人柄の良い牧場主にアーネスト・ボーグナイン、フォードを陥れようとする底意地の悪い牧童にロッド・スタイガー。そして、フォードのサポート役になる逞しいカウボーイにチャールズ・ブロンソン。これら強力な助演陣を前にしては、フォード自身の存在感がやや霞んでしまうのも致し方ないところです。 女優陣も好演しています。ボーグナインの淫蕩な妻にはイギリス出身の女優ヴァレリー・フレンチが、最終的にフォードと結ばれることになる宗教団体の娘には『決断の3時10分』でも好演していたフェリシア・ファーが扮しており、どちらも印象的でした。 もちろん、デイヴィス監督の演出、チャールズ・ロートン・ジュニアの撮影も一級品です。西部劇にしては少し重苦しい感じの映画ですが、これはこれで一見の価値はあると思います。 |

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