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前回のグリュエンがパーツ行方不明→捜索隊結成→大規模捜索決行中→まだ見付かんないよーー。。。 泣)
っと言うわけで、捜索は続けつつ他の時計に取り掛かってみました。。。
 
実はレディースウォッチはたくさん持っており(家内も買うし私も買います… 笑)、幾つかはOHもして見たのですが、何しろ機械やパーツは小さいしあまり良い機械が入っていることが少なくて、ブログには載せていません。
 
また、家内の物はあまりにも良い物過ぎて、分解するには修行不足なので先延ばしになっています。(だって、金無垢バセロンだの、ティファニーバセロンだの、金無垢ルクルトだので怖くて手が着けられません。。。)
 
ところが、最近家内がオクで手に入れたもので、機械はクロノメーターですがブランドが聞いたことが無くて、とても安価(送料込みで3板垣程度。板垣、判ります?)で手に入った物がありまして、これを復活修理にどうかと思い今回の分解になりました。
 
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ご覧の通りかなりのジャンク時計ですが、機械の調子は問題なく、汚れてはいますが3姿勢調製品のクロノメーターですから、修復のし甲斐があります。
 
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主な仕様は、手巻スモセコ 15石 3姿勢調整 18,000振動 ジュネーブ様式分割のブリッジには美しいコート・ド・ジュネーブ模様が入っています。
現在、ゼンマイを巻けば元気に動いてくれます。
 
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早速分解していきましょう。
文字盤側のベゼルと風防を外して針を12時に合わせてから外します。スモセコも外します。
 
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裏蓋・ケース・ベゼルですがかなり劣化していて、メッキも相当剥げています。
今回はこのケースの修復も考えており、今着いているメッキを剥がして再メッキしたいと思っています。
ニッケルメッキか銀メッキ・金メッキにしようか迷っていますが、決まったら報告します。
 
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取り敢えず、日の裏側から分解していきます。
スモセコ周りの地板が黒ずんでいて、磨きで落とせるか心配です。
 
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文字盤裏です。
OH履歴が5箇所もありまして、この他裏蓋裏にも2箇所のOHの履歴がありましたので、とても丁寧に扱われてきた個体だと思います。
キチンとOHされた機械式時計は100年持つと言われますが、この時代の腕時計は高価で壊れても直して使い続けることが当たり前でした。
この履歴は修理・整備の証ですので、かなり大切にされてきた証拠です。
 
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オシドリ・カンヌキ・裏押さえのパーツはメンズと同じで、特に変ったところは無いのですが、パーツ自体がかなり肉厚で丈夫な物が入ってました。
レディースの機械はサイズの問題もあるのでしょうが、結構チャチな物があったりしてあまり好ましくないのですが、これは良い物です。
薄っすらとペルラージュ装飾も見えますし、手の掛かった機械だと思います。
 
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続いて輪列側の分解です。
このブリッジの割り方はジュネーブ様式といって、古い時代のバセロン・パテック・インターやレビューなどが好んで使いました。
四番車受けやガンギ車受けのエッジの入角・出角に良い仕上げが施されていて、当時の職人のコストを掛けた手仕事が垣間見えます。
 
各穴石にゴールドシャトンが着いているのも高級仕様ですし、穴石自体も大きくて濃い色の物を使っています。
 
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いつもの様にゼンマイ開放の後、テンプを外します。
テンプ下が凄い事になっています…。何でこんなに汚れたのでしょう…。
 
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コハゼを外してから角穴車を外します。
コハゼバネはメンズにもよく入っている棒バネでした。
ロンジンなどの懐中時計では、このバネが板バネで「おぉ!」って思うのですが、さすがにそこまでコストは掛けられなかったようです。  笑)
 
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丸穴車と香箱受けを外しました。
「惜しいっ!!」香箱が今一つですね。こういう見えない所にお金が掛かっているのが、高級機なんですけどね。。。
 
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香箱を開けてゼンマイチェックです。
オイルも切れていないし、良い状態ですね。これは結構当りかも…。
ただ、ゼンマイの色から結構古い物だとわかりますし、どうしようかな…。洗浄も含めて後で考えます。
 
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ドンドン分解していきます。
受けにお金をかけている割には、歯車は大したことがありません。
ちょっとアンバランスですね。見えない所は手を抜くみたいな…。
 
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これで輪列側の分解も終了です。
このあと、研磨と洗浄をしていきます。
なるべく元の状態へ戻したいと思っていますので、今回は丁寧に研磨してみました。
 
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研磨前の地板の輪列側です。
 
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研磨後です。輝きは取り戻せました。
テンプ下の酷い汚れや、巻真周りのオイル汚れなども綺麗に落ちました。
 
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日の裏側の地板の研磨前です。
スモセコ周りと巻真周りの汚れが酷いですね。
あと、ペルラージュ模様もくすんでいてハッキリしません。
 
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研磨後です。
汚れは落ちましたし、ペルラージュ模様も復活しました。
 
以前にロンジンのCal.23Zを分解したときに思ったのですが、金張りの個体の機械日の裏側地板はツルッとしていて装飾無しだったのですが、14金無垢個体の機械日の裏側地板は全面にペルラージュが入っていました。
高い個体の機械にはお金が掛かった物を入れるのですね。  笑)
 
ロンジンCal.23Z金張りの記事↓
 
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香箱受けの研磨前・研磨後です。
 
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各輪列受けも磨きました。
 
さて、ここからケース・裏蓋などの再メッキに掛かるのですが、ブログ容量が一杯になってしまったのと、まだ何色にするのかを決め兼ねているので、この後の作業は次の機会にしたいと思います。
 
近日中に報告できれば良いのですが…。
最近ちょっと自分自身に疑心暗鬼になっています。。。  笑)
 
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閉じる コメント(6)

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クロノメーター表記は戦前は協会が無いので各社勝手に付けてたとか。
でもこのサイズで15石以上あれば上級品ですね。

2013/10/17(木) 午前 9:23 [ 時計商見習 ] 返信する

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lor*mar*el2* 様

こんにちは。いつもコメント有難うございます。
そうですね。レディースでこれだけ手が掛かった(整備されてきた)機械は珍しいと思います。
クロノメーター表記については、確かに各社で勝手につけたものが多いですね。
この時代の物だとCOSC協会(1973年設立)ではありえませんし、BO認定(1952年から)の天文台クロノメーターにレディースの時計は有り得ませんから…。
ただ、スイスの各社で勝手につけていたクロノメーター標記は普及機ではなく高級機に限っていたようでして、この機械もそれかなぁと思っています。 笑)
(日本製の物は価格吊り上げの為に機械に関係なく付けられました。)

2013/10/17(木) 午後 0:24 [ とんぬら ] 返信する

こんにちは とんぬらさん

レディースの時計も良いですね〜
文字盤やケースのデザインがおしゃれな時計が
沢山あるので自分もレディースはたまに買います。

2013/10/17(木) 午後 0:41 [ クロ ] 返信する

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クロ 様

こんにちは。
いつもコメント有難うございます。

文字盤表記はアールデコ様式ですし、針もその時代のオリジナルのようです。
懐中時計の女持ちは比較的良い機械が入っていることが多いのですが、腕時計のレディースは廉価な物やあまり良い機械が入っていませんので滅多に買わないのですが、これは気に入りました。
ただ外装の状態が最悪なのと、機械も汚れていたので廉価で手に入れることが出来ましたので、どこまで復活させる事ができるか楽しみです。

2013/10/17(木) 午後 4:43 [ とんぬら ] 返信する

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こんばんわ。

今回、かなり力の入ったレポートで、楽しかったです。
外観部品は、再メッキされるんですね。
メッキのキットがあると聞きましたが、それですか?
我が家にもスモセコ、ワイヤーラグの サイズが小さい時計がたくさんあります。
今度、クロノメーターが混じってないか、確認してみよーっと。

次のレポートが楽しみです。ワクワクです。

・・・。

2013/10/17(木) 午後 9:34 [ のんき ] 返信する

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のんき 様

こんばんは。
いつもコメント有難うございます。

再メッキですが、金メッキにしました。
銀メッキやニッケルメッキも考えたのですが、裏蓋の傷が取りきれなかったので、傷の目立ち加減で金メッキが一番でした。

ワイヤーラグレディース時計は比較的廉価で取引されますので、たまに良い機械が入っていると買うのですが、これは当たりの部類です。

組立編のレポートで詳しく報告させて頂きますのでお楽しみに…。

2013/10/17(木) 午後 11:59 [ とんぬら ] 返信する

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