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久々の更新になります。
ご無沙汰してしまいました。。。(´Д`)
今月に入って体調を崩してしまい、暫らくパソコンにノータッチ状態でした。
やっと先週辺りから少しずつ良くなって来ましたので、又時計いじりが出来るようになりました。
10月のようなペースは無理かもしれませんが、少しずつ更新したいと思いますので宜しくお願いします。
m(。≧Д≦。)m
 
っと言う訳で今回の分解はMido Multifort Powerwind(ミドー マルチフォート パワーウインド)になります。
ミドーはアンティークも含めて日本に販売代理店が有りませんのであまり知られたブランドでは有りませんが、欧米では結構有名なメーカーでした。
今はスウォッチグループに吸収されてしまっていますが、以前はクロノグラフも作っていたマニュファクチュールブランドでした。
 
イメージ 1
 
この腕時計の現状ですが、自動巻きの巻上げが渋っていて巻上効率が悪いのと、竜頭を一段引き出して時刻合わせをする際に竜頭がカチッと引けない状態です。
 
イメージ 2
 
裏蓋に防水・耐震・耐磁気・自動巻きの表記があります。
 
イメージ 3
 
裏蓋を開けてみました。
両方向巻上で切り替え車方式のように見えます。
 
イメージ 4
 
裏蓋裏です。ペルラージュ模様がかなりシッカリと残っていて綺麗ですね。。。
 
イメージ 5
 
早速分解です。竜頭を外して機械止めリングを外してムーブを取り出します。
 
イメージ 6
 
最初に輪列側から分解します。
自動巻きローターを外すのですが、ローター芯のちょっと左上にあるローター受け止めネジを外せばローターが取れます。
 
イメージ 7
 
ローターが取れました。
機械の詳細は、
Cal.917P 12リーニュ 27.3mm Do=28.0mm H=5.5mm 17石 18,000振動/h パワーリザーブ40h インカスター緩急装置搭載。
緩急装置については後で説明したいと思います。
 
イメージ 8
 
ローター裏です。ローター受けがそのまま切り替え輪列の受けもかねている形です。
 
イメージ 9
 
ローター受けも分解です。
 
イメージ 10
 
切り替え車と切り替え車伝え車を外しました。
出車式中三針の機構ですが、銅色の角穴車や丸穴車の上に切り替え車の受け穴があるのが珍しい機構だと思います。
また、コハゼが今まで見たことが無い形になっています。
 
イメージ 11
 
ここで何故だか急に日の裏側の分解に切り替わってしまいました。
久しぶりなので手順がバラバラになっている様です…。
写真では解かりづらいですが、日の裏押さえの足が折れています。
竜頭を引き出した時の不安定な感触はこれが原因です。
 
イメージ 12
 
ポッキリと折れていました。
例によって純正品の調達は端から諦めて、ガラパーツの流用ないしは加工を考えています。
 
イメージ 13
 
日の裏側は特に珍しいところも無いので、ドンドン分解していきます。
 
イメージ 14
 
んでっ、なんだか解かりませんが、輪列側の分解に戻ってきました。。。
どうゆう基準で分解の手順を決めているのかサッパリ判らないまま、作業は続いていきます…  笑)
 
イメージ 15
 
テンプとアンクルを外します。
 
イメージ 16
 
輪列受けを外します。
ここでいつもならば、角穴・丸穴車を先に外していた事に気付いたようです。(だって、角穴車を先に外さないと二番車が外れませんから… 笑)
 
イメージ 17
 
んでっ、慌てて角穴・丸穴車を外しています。 (;^ω^)
 
イメージ 18
 
さらに何を思ったのかここで輪列歯車を外しています。良く判りません。。。笑)
 
イメージ 19
 
ゼンマイ等を外して輪列側の分解は終了です。
もう手順が全然バラバラで、すっかり忘れてしまっているようです。
ニワトリと一緒で3歩歩くと忘れてしまう様です。自分の頭がとり頭である事に気が付きました。 爆)
 
イメージ 21
 
香箱の中です。ゼンマイはまだ大丈夫そうですね。
 
イメージ 20
 
テンプの穴石・受け石も外して洗浄します。
 
イメージ 22
 
分解終了です。
このあと洗浄をして、今は組立待ちの状態です。
ここで先程後回しにしたインカスター緩急装置(Incastar regulator)についてちょっとだけ説明します。
 
イメージ 23
イメージ 24
 
普通の緩急針はヒゲ棒と呼ばれている2本の棒の間にヒゲゼンマイを挟んでゼンマイ有効長を調整するのですが、インカスター緩急装置は直接ヒゲゼンマイの長さを変える様になっています。
ダイヤル式の調整器を回すとゼンマイの長さが変わります。
 
インカスター緩急装置はフェルサ社が開発したようで、ミドーの機械によく搭載されています。
オリエントのAAAやグランプリ64・100などに付いているトリオスタット緩急装置やクイーンセイコーの緩急装置は、このインカスター緩急装置の真似だと思います。
 
インカスター緩急装置を搭載した舶来(死語!!)の機械はとても希少な物だそうです。
 

さて、今回はここまでとしまして、次回組立編を報告したいと思います。
 
 
 
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やっぱり、とんぬらさんのレポートは楽しいですね。
無理なさらずに、続けて欲しいです。

折れた部品(この部品は僕の経験上よく折れてます)を加工で直すとすると、どうされるんですか?
裏ブタ外しも特殊な工具が必要になりそうです。

ミドーの時計自体、結構レアではありませんか。

・・・。

2013/11/25(月) 午後 10:44 [ のんき ] 返信する

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のんき 様

こんばんは。
いつもコメント有難うございます。

ご心配をお掛け致しました。スイマセン。。。
日の裏押さえの折れた物の修復は以前にハミルトンでやった方法を取るつもりです。以前記事は↓
http://blogs.yahoo.co.jp/t2farji/14851726.html

ミドーは確かにあまり見ない時計ですね。。。
ただ、アメリカやヨーロッパでは結構有名みたいですが、日本には代理店の関係であまり入ってきていなかった様です。
記事にも書きましたが、インカスター緩急装置付きはかなりレアみたいですね…。

2013/11/26(火) 午前 0:09 [ とんぬら ] 返信する

ミドーは昔、よく行っていた古時計屋さんにたくさん並んでいたのを覚えています。なかなかお洒落で個性的な物が多かったです。
とんぬらさんの時計もお洒落ですね
ご自分で修理出来るのは、うらやましいです

2013/11/26(火) 午後 5:54 [ 油おやじ ] 返信する

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油おやじ 様

こんにちは。
いつもコメント有難うございます。

昔はミドーの時計も少しは見た気がしますが、段々見なくなってきました。
特に自動巻きのバンパー式は中々いい値段になっています。
このブログで取り上げる時計はマニアックな物が多いので、パーツを手に入れるのも難しく修理するのも結構苦労します。。。
組立編ではその辺りにも触れようかと思っています…。 笑)

2013/11/26(火) 午後 6:32 [ とんぬら ] 返信する

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lor*mar*el2* 様

こんにちは。
いつも有難うございます。

2013/11/27(水) 午後 6:32 [ とんぬら ] 返信する

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