ロンジン

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前回に続いてロンジンのゼロハック機能付き時計の組み付け編です。
今回の記事でゼロハック機能の詳細をご紹介するつもりです。。。

っと言う訳で組みつけていきましょう…。

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いつもならば、地板側の組み付けで最後に耐震装置を組み付けるのですが、今回は最初にキフ・フレクターを組み付けて各穴石に注油してあります。

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巻真周りのパーツを組み付けます。

この樹脂製の日付早送り歯車は裏表がありますので、方向を間違わない様に組みます。。。 (ご想像の通り、一回間違えました… 爆)

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カンヌキ押さえとオシドリ押さえを組み付けます。
オシドリ押さえと言うパーツは珍しいと思います。。。

カンヌキ押さえと一体になっていたり、他の機能と一緒になっているものは見かけますが、オシドリを押さえるだけの為にあるパーツと言うのは珍しいんじゃないかと思います。。。

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日の裏車・小鉄車や日車送り機構のパーツを組みつけます。

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日車と日車押さえを組みつけたらば、日の裏側の組み付けは一旦終了です。

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裏返して、輪列側の組み付けです。

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2番車と2番車受けを組みつけてから、ハックレバーを組み付けます。
この位置状態はハック機構が稼働中の位置です。

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香箱を組み付けて香箱受けを組み付けます。

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ガンギ車と4番車を組み付けて、ゼロハック機構の詳細を確認してみましょう。。。

この写真は4番車とハックレバーのアップです。
4番車のカナに取り付けられた爪付き樹脂パーツがゼロハック機構のキモです。。。 笑)

この写真の状態で、ゼロハック機構作動中の位置です。
ただし、秒針が12時位置(ゼロ位置)にない為このまま秒針は回り続けます。

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秒針が12位置に来た時の4番車の写真です。
つ・ま・り、秒針がハックして止まったと言う訳です。。。

ねっ、判ってしまえば大した事の無い機構ですが、最初に考えた人はエライなぁーって思いませんか? 笑)
な・の・でっ、ダイヤルを取り付けて針を挿す時に、この状態で組み付けないと変な時間にハックしてしまいます。。。 笑)

お察しの通りやってしまいました。。。 爆)

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各輪列と角穴車・丸穴車などを組み付けます。

3番車が二階建てになってプレートが挟んであるのは、ゼロハック機構の際の摩擦車の兼ね合いなのかなぁと考えたのですが、本当の所は良く判っていません…。 汗)

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輪列受けを組みつけます。
流石はロンジン、一発で位置決めが決まりました。。。

ここでザラ回しチェックをしておきます。。。OKでした。

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アンクルを組み付けて動作チェックをした後、テンプを組み付けます。
元気良くテンプが回りだして、ホッと一安心です。 ε-(´∀`*)ホッ

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文字盤を付けて針をつけます。。。
ねっ、変な所でハックしてしまってるでしょう…。 爆)

言い訳になりますが、この時は日付が12時キッカリに変わるように長針の調整をしていて、ハックの事はすっかり忘れていたのです。。。 笑)

デイト仕様・デイデイト仕様の長針挿しは、切り替わり位置を調整しなければならないので、チョット面倒くさいと思ってしまうのは私だけでしょうか…。

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ケースに入れて精度調整をしました。。。
結構良い精度まで追い込めました。。。 嬉)

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ケースの金張りが劣化していた部分に再メッキをしたのですが、張りとメッキでは厚みが違って綺麗に仕上げる事はできませんでした。。。 泣)

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外装リフィニッシュはまだまだ修行が必要です。。。 汗)

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っと言う訳で、黒の革ベルトを合わせて見ました。。。

今回の時計を喩えるならば、「羊の革を被った狼」って感じです。。。(あれっ?これって前にも使った事があるような… 笑)
ドレッシーでシックなフェイスの割りに機械には凝りに凝った物が使われていると言う…。

褒め過ぎですかね…。 爆)
そうそう、蛇足ですが、ある有名時計師のブログに

「この手巻き腕時計にはジュガールクルト等の高級腕時計に採用されている精密精度調整スクリューが取り付けられていて、 ヒゲゼンマイ外端曲線修正後、ほぼクロノメーター級の精度が出ました 。」

って記述がありました。。。うーーんっ、流石はオールドロンジン!! 惚れ直しました。。。 笑)



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長らくご無沙汰をしてしまいまして、大変申し訳御座いません。。。<(_ _)>
昨年の11月末ごろを最後にプッツリと更新をしておらず、3ヵ月半ぶりの更新になってしまいました。。。 汗)

その間に皆様には大変ご心配をお掛け致しました事、改めましてお詫びと御礼を申し上げます。<(_ _)>

例によっての持病によりブログを更新できませんでした。。。
今回も体調と相談しての事になりますが、少しづつ更新して行きたいと思いますので、宜しければまた御訪問&御叱咤頂ければ励みとなりますので宜しくお願い致します。m(_ _)m

っと言う訳で、(どーゆー訳じゃあ!! ←久々なのでキレが有りません…。 笑)
今回お届け致しますのは、私の好きなロンジンの手巻き時計です。

随分前にご紹介したロンジンのアドミラルCal.6942の記事中にて取り上げた、ゼロハック機構がこの機械にも付いていまして、そちらの詳細をレポートしたいと思っております。

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ロンジンでは珍しい全ローマ数字インデックスでして、とてもドレッシーなイメージですよね。。。
全ローマ数字インデックスは、時計の世界では貴族の文字盤と呼ばれていて、その昔高級機ではこの文字盤が一般的だったといわれています。

なので、カルティエ等の一部ブランドでは未だに文字盤にはローマ数字を使っていると言われています。

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ケースには若干劣化が見られますが、文字盤は非常に綺麗です。。。
最終的には再メッキをする予定です。

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裏蓋は古いロンジンに良く見かける12角スクリューバックになっています。
これってロンジン専用の12角オープナーが有って、それを使って開ける様になっているのですが、私は汎用オープナーを工夫して使いあけました。。。

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機械です。
私がロンジン好きなのは、機械にとてもコストを掛けているからです。

今回のこの時計に装備されているゼロハック機構もそうなのですが、緩急調整機構や耐震装置にも色々とコストが掛かっている良い機械だと思います。。。

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早速分解です。
機械を取り出して針を外します。

文字盤の状態がすこぶる良いですね。。。 嬉)
以前は私の中では文字盤の格はプリントインデックスより植字インデックスの方が上でした。。。

しかし、ある時計雑誌で紹介されていた記事中に、プリントインデックスの方が綺麗に仕上げるのは難しく、よりコストが掛かると言うのを読んで考えが変わりました。。。

勿論コストが掛かっていない薄っぺらいプリントインデックスは別ですよ…。 笑)
この時計の文字盤の様に厚くインクを載せて、しかも細い線の部分に乱れの無い印字には非常に手間とコストが掛かってしまうようです。。。

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文字盤を外して日の裏側のチェックです。
日車も綺麗ですね。。。

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先程言った他の時計よりコストが掛かっている部分です。

赤矢印はmicrometer regulator(マイクロレギュレーター=微動緩急針)と言って、精度調整をより細かく出来るように付けられた機構です。
青矢印はKif-Flector(キフ・フレクター)と言って、良く見るインカブロックより高級な耐震装置です。

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セイコーのダイヤショックに似た形をしていますが、こちらは回転して外す方式ではなくインカブロックと同じ様に跳ね上げ式になっています。

しかも、インカブロックと違って蝶番の位置にわざわざパイプを配置して耐震バネをそちらで固定している等、凄いコストの掛け方です。。。

うーーんっ、恐るべしロンジン!! 笑)

テンプの穴石・受け石を外します。

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テンプを外して、アンクルを外します。

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ブリッジのキャリバーNoです。

これってもしかして手彫り?って思ってしまいました…。
普通6と9は同じ形の上下逆さまになっているんですけど、明らかに違う形の9ですよね。。。

LONGINESのNも微妙に違いますし…。まさかね〜 (; ・`д・´)

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輪列受けを外しました。

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ううーん、なんだぁこりゃあ?
3番車が二階建てになっているのは良く見るのですが、なんで間にプレートが挟まっているんダロ?

なんか理由が有っての事だと思うのですが、サッパリ判りません。。。
どなたかご存知の方がいらっしゃったらご教示頂ければと思います。。。

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各輪列を外します。

矢印がゼロハック機構のレバーです。
機構の詳細については後段で詳しく説明致します。。。 (引っ張る引っ張る… 爆)

特徴的なのは、秒カナの入る穴が三角形な事です。
通常は丸なのですが、恐らく摺動面を減らす為に三角形にしているんだと思います。 驚)

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角穴車・丸穴車・コハゼ等を外して香箱受けを外します。

赤矢印位置で巻き真の出し入れでレバー操作がされる様になっていて、青矢印の制御バネで竜頭を引いた際にゼロハック機構が作動するようになっています。

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香箱を外してゼンマイチェックです。
綺麗なのでこのまま使う事にします。

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ゼロハックレバーを外します。

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2番車受けと2番車を外します。
これで一旦輪列側の分解は終了です。

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裏返して、日の裏側の分解です。
日車押さえを外します。

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ロンジントラップ発見!! 笑)
日車押さえの裏に制御レバーと制御バネが仕込んでありました。。。 笑)

日車押さえを外す際に乱暴に外すと、バネとレバーがピューっとすっ飛んで行きます。。。 爆)

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日車送り機構のパーツを外します。

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日の裏車と小鉄車を外します。

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カンヌキ押さえやオシドリ押さえを外します。
なにやら水色の樹脂パーツが見えてきましたが、これは日車早送り機構の為のパーツのようです。

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カンヌキ・カンヌキバネ、巻真周りのパーツを外します。
樹脂パーツのアップです。

これはコスト削減の為の樹脂パーツではなく、日送り禁止時間帯に日車早送りを操作しても壊れないようにする為だと思われます。

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地板の耐震装置(こちら側もキフ・フレクターでした。)を外して、日の裏側の分解も終了です。

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これで分解は終了です。
この後洗浄してケースの研磨・再メッキをして、組み付けていきます。

ゼロハック機構の詳細は組み付け時に詳しく触れたいと思います。
あっ、そういえばゼロハック機構に付いて説明していませんでしたね…。 (;´Д`)

ゼロハック機構とは、竜頭を引いて時刻合わせ位置にすると秒針がそのまま12時まで運針した後、12時位置(ゼロ位置)で勝手に止まると言う機構です。

つまり、ハックの際に秒針が12時位置に来るまで待たなくてよい、或いは12位置からズレてしまうと言うようなことが無いようにする為の機構です。

通常のハック機構は、竜頭を引くと直ぐに秒針がその位置で止まります。
最初は驚きましたが、機構を詳しく見ると「良く考えてあるなぁ…」って思いました。


っと言うことで、次回へ続きます。。。


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チョット間が開いてしまいましたが、ロンジンエクストラの続きです。。。
 
今回は洗浄前に軽く研磨をしたのですが、地板が削れてしまっている箇所はどうしようも有りませんでした。 汗)
 
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日の裏側から組み付けます。
結構綺麗になったのですが、フラッシュを焚いて撮影すると反射しちゃってあまり綺麗に写りませんね。。。 笑)
 
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巻真周りのパーツのオシドリやカンヌキにまで、エッジの仕上げが為されていて角の面取りと鏡面仕上げが施されています。
 
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裏返して輪列側の組み付けです。
香箱はドナーからの移植です。
 
この香箱受けと丸穴車受けが別体となっている輪列デザインの機械は、大体角穴車が香箱受けの下に有ります。
恐らく、大きなゼンマイトルクの為に丸穴車との噛み合いで、角穴車に負荷が掛かるのでこうなっているのだと思います。
 
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輪列とアンクルを組み付けます。
ザラ回しチェックとアンクル動作チェックはこの時にしておきます。
 
軽く磨いただけなのですが、薄っすらと金色が浮いてきました。 汗)
はじめは地の真鍮が出てしまったのかと思いましたが、そうではなく銀メッキの下に金メッキが施されている様です。。。

金メッキを施す際に下地にニッケルメッキをするのは良く聞くのですが、これもそういった処理と同じなのかなぁ…。
 
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テンプ受けの緩急針と伏せ石を組み付けて、テンプを組み付けます。
 
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文字盤と針を組み付けてケースに入れたら終了です。
チョット端折りすぎました…。 汗)
 
あと、ドナーから文字盤を移植しました。。。
以前の金属文字盤より、こちらのポーセリンダイヤルの方がより時代に有っていると思いましたので…。
 
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精度チェックです。。。

うーーん、中々精度が出ませんね。。。
振り角ももうチョット欲しいですし、ビートエラーももう少し詰めて行きたいし、日差は2分程度なので仕方ないとしても…。
 
えーとっ、実はこの時計の整備はまだまだ続きそうなのです…。 爆)

何故かと言うと、稼動確認をしていたら…、再びゼンマイが切れました… 大爆)
 
 
なんてこったいっ!! 
 
まあ、同じくらいの古い時計から移植すれば、そう言う事も有り得ますね…。 
しょうがないです。。。 泣)
 
取り敢えず、今はちょっと凹んでいますので又暫らく塩漬けになっちゃいそうですが、いつか続きをと考えています。。。 笑)
 
 
 
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久しぶりの懐中時計です。
 
だいぶ以前にコレクションとか…で紹介した、ロンジンのサファイア穴石ダイヤモンド伏せ石仕様の珍しい懐中時計なのですが、実はゼンマイが切れてしまってそのまま放置していた物です。
 
ゼンマイのストックの中に17リーニュ用が有る事は判っていたのですが、後回しにして全然手をつけていなかったのです。

がっ、先日丁度同じ個体のジャンクをたまたまオクで手に入れる事が出来まして、これのゼンマイを移植する事にしました。。。
 
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レシピエントのサファイア仕様です。
 
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ドナーのルビー仕様です。
こちらは普通にルビーの穴石とルビーの伏せ石です。
 
ただ、こちらの機械は2番車にも石が入っているのですが、その分ガンギ車に伏せ石が使われていない17石仕様です。

サファイア仕様の方は2番車の穴石が無く、ガンギ車の伏せ石にダイヤモンドが入った17石仕様です。(テンプの伏せ石もダイヤです。)
 
あと、ジャンクの最大の理由がヒゲゼンマイがヒゲ持ちの手前で折れていて、天輪がクルクルと一方向へ廻りっぱなしになっちゃいます。 笑)

それと、勾玉型(スネイルタイプ)の微動緩急針調整装置の押さえバネが折れてなくなっています。。。
 
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取り敢えずドナーから分解していきます。
ケースから取り出してテンプを外します。
 
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アンクルを外してアンクル受けとガンギ車受けを外します。
 
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何故だか急に端折ってしまって、輪列が全部外されています。。。 笑)
 
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香箱受けを外します。
 
私はこの独立した香箱受けの形の輪列の切り方が大好きで、古いパテックやインター等にもこのタイプの輪列があるのですが、とても高級感のある輪列デザインだと思っています。。。
 
香箱受けの裏側にコハゼとコハゼバネが付いていました。
このコハゼバネも肉厚なレバーでとても丈夫そうですね。。。
 
この様に香箱受けの裏側にまでペルラージュ装飾を施してあり、本当に良い仕上げだと思います。
 
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丸穴車を受けごと外します。
受けの裏側から丸穴車を留めています。
 
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角穴車を外して香箱を取り出します。
この香箱には蓋が無く、裏返すといきなりゼンマイが露出します。
 
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分解しても意味は無いのですが、日の裏側も分解します。。。 笑)
巻真周りのパーツを外していきます。
 
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オシドリやカンヌキの下にもペルラージュ模様が入っていて、しかも地板の模様よりも小さいサイズの模様を入れています。 うーーんっ、手間が掛かっているなぁ…。

これでドナーの分解は終了です。
 
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続いてレシピエントの方を分解していきます。
テンプ受けのヒゲ持ちからヒゲゼンマイを外して天輪を外します。
 
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テンプ受けに付いている緩急針とスネイル型調整装置を分解していきます。
 
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テンプのダイヤモンド伏せ石です。
ファセットカットされたダイヤモンドです。
 
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アンクルです。アンクル棹を見てください。
ここにもエッジの仕上げ処理が施されていて、とても手が掛かっている物だと思います。
 
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ガンギ車の伏せ石です。

ブリッジとは別体となった伏せ石受けが付けられていて、ファセットカットダイヤモンドの伏せ石が入っています。(アンティークジュエリーの世界ではローズカットダイヤモンドと言います。)
 
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サファイアの穴石です。
 
こちらの穴石も普通の平石ではなく、ミ・グラスと呼ばれる穴石外周へ向かって緩やかに傾斜したカットが為されたもので、穴もオリーベと呼ばれる逆樽型の穴が開けられていて、歯車ホゾとの接地面積を小さくして摩擦を軽減する様になっています。
 
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輪列受けを全て外しました。

以前の記事でも書いたのですが、各歯車のアミダがとても肉厚で面取りもシッカリとしてあり、耐久性は勿論のこと審美的にも美しいと思います。
 
実体顕微鏡で確認した所、恐らく9金無垢のゴールドトレイン仕様です。
 
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輪列を外して香箱受けを外し、ゼンマイをチェックしました。

ゼンマイ最外周の返しが折れてしまっていました。
これでは巻き止らないわけです。。。
 
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これで輪列側の分解は終了で、裏返して日の裏側の分解です。
 
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ドナーと一緒なので端折っちゃいました。。。 笑)
 
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今回分解して気付いたのですが、機械のRef.NoとケースのRef.Noが同じ番号でしたので、正しくオリジナルでした。。。
 
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っと言う訳で、この後洗浄して香箱ごと交換して組み付けて行くのですが、例によって次回へ続くです。。。
 
 
 
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前回に続きまして組付け編です。
今回の機械は比較的綺麗でしたので、洗浄のみ行いました。
早速組み付けて行きましょう。。。
 
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例によって日の裏側の巻真回りから組み付けていきます。
 
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オシドリ・カンヌキ・オシドリ押さえ・小鉄車・小鉄伝え車・日の裏押さえの順に組み付けていきます。
 
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ここで輪列側へ廻って輪列を組み付けていきます。
最初に香箱と2番車を組付けます。
 
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香箱受けを被せてから丸穴車・丸穴車伝え車と組み付けて、秒カナと秒カナ押さえを組付けます。
 
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角穴車とコハゼ・コハゼバネを組付けます。
 
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ここで輪列を取り付ける前に、不具合の原因だったガンギ車です。
右のガンギ車の上ホゾが折れているのが判りますでしょうか。。。
 
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各輪列を組み付けていきます。
加工精度がとても良くてシッカリと歯車が立つので、ホゾ穴決めがとても楽に出来ます。。。
 
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かなり端折ってしまいましたが、輪列受けと自動巻切り替え機構と、アンクル・アンクル受け、テンプ・テンプ受けを組付けました。
途中でザラ廻しチェックをして輪列の動作確認をしたのと、少しだけゼンマイを巻いてアンクル動作チェック、そしてテンプを組み付けてからの動作チェックをして、全てOKでした。
うーーん…。いつもながら嬉しい!!
 
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日の裏側へ戻って、日送り機構の組付けをします。
筒車をつけてから日送り車と日送り規制レバーを付けていきます。
 
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日車をつけて送りジャンパ等を組み付けます。
 
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日車押さえをつけてから文字盤を取り付けます。
 
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この時点で精度調整をして置きます。
ワンピースケースの時計はケースに入れてしまうとタイミング調整が出来なくなるのでここで行います。
振り角がちょっと足りない気もしますが、精度はかなり追い込めました。。。
さすがはロンジンって感じです。。。
 
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スペーサーを取り付けて長短針と秒針を取り付けます。
 
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ケースに入れて風防をセイコーS-14を使って外した時と逆の順序で嵌め込んだら完成です。。。
特に問題も無く組みあがりました。無事に修理が終ってホッとしました。。。 汗)
今回の作業を振り返って感じたのですが、ストックパーツの重要性を改めて痛感しました。。。
 
結果的には修理できましたが、パーツが手に入らなかったらジャンク箱行きだった事を思うととても怖いなぁって思いました。
今までパーツ屋さんとかジャンクムーブからとか、比較的楽にパーツを手に入れていたのがラッキーなだけだったんだと思い知らされました。
 
これを機に私もパーツについての供給を考えたいと思いますので、もし御入用の物などで私が持っている物はお譲り致しますので、お困りの際には問い合わせてみて下さい。。。

 
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