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vol.32【普天間基地移設問題】

さて、名護市長選の結果を受け、ますます泥沼化しそうな普天間基地問題です。

選挙は基地反対派の稲嶺氏が勝利する結果となりましたが、票数は相当の僅差でした。

またこの選挙では、衰退の進む名護市をどのように活性化するか?という問題で、

数多くの争点の一つとして基地の誘致問題かあったのであり、

必ずしも基地の誘致を最大の争点として行われた選挙ではないということにも留意する必要があります。

そうは言っても、この結果は反対派を勢いづかせるのに十分であり、

岡田外相あたりは内心泣き出したいのではないでしょうかw

そこで、実際名護市の辺野古以外に普天間基地の移設先が見つかるのか?という事ですが、

これは限りなく不可能に近いと思います。

その前に、vol.28で普天間基地の移設は、沖縄に駐留する8000人の海兵隊のグアム移転とセットになっていると書きましたが、

グアムに移転されるのは司令部だけで、海兵隊主力は沖縄に残るようです。訂正してお詫びします。

自分でも書いていておかしいと思ってたんです。すみませんでした。

なぜ、おかしいと思ったかというと、普天間基地の航空隊は海兵隊を運ぶための輸送機部隊だからです。

沖縄本島に駐留する海兵隊は、東アジア有事の際に、米軍の尖兵として真っ先に動く部隊なので、

それを輸送する航空機部隊も沖縄本島にいなければなりません。

嘉手納基地への統合案もでましたが、有事の際には嘉手納基地は増援の戦闘機部隊で満杯になるので、

輸送機部隊を運用する余裕はないでしょう。

つまり、もし普天間基地を沖縄本島以外に移設するならば、海兵隊もセットで移転しなければならないと言うことです。

これを受け入れてくれる自治体はまず無いと思います。

さらに、沖縄の海兵隊は台湾の後ろ盾として存在しています。

アメリカは、台湾を狙う中共を牽制するために沖縄に部隊を駐留させているのであり、

台湾から遠く離れたところにこれを移設するというのは論外です。

「台湾を支援するためなら、台湾に駐留すればいいじゃないか」という人もいましたが、

そんなことができたら中共以外だれも苦労しません。最悪、中国と戦争になります。

結局のところ、移設先は辺野古に落ち着く以外に無いとは思いますが、

これだけ話がこじれると、それもだいぶ先になってしまいそうです。

そもそも、なぜ普天間基地を移設しなければならないのか?というと、

それは、普天間基地が住宅地のど真ん中にあり、今もなお住民が騒音や事故の危険にさらされているからです。

これは一刻も早い解決を求められる問題ですが、民主党政権にその危機感は全く見られません。

こうした中で、普天間基地に隣接している普天間第二小学校だけでも、早急に移設するべきだという動きがありましたが、

この計画に強硬に反対して、小学校の移設を頓挫させたのが、基地反対派の市民団体です。

彼らにしてみれば、基地に隣接して危険にさらされている小学校というのは、

基地の危険性をうったえる格好の「ネタ」であり、それがなくなっては困るという事です。

彼らに限らず、社民党や共産党など日本の左翼というのは、平気で子供を政治闘争のダシにするような連中なので、

言ってることをあまり真に受けない方がいいでしょう。

鳩山首相には、根本にある問題の解決を第一に考えて行動してもらいたいものです。

(おわり)


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