都市を視る -UrbanDriveな視線-

都市空間をさまざまな角度から考察します。

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都市の衣

イメージ 1

写真:六本木ヴェルファーレ

千代田線乃木坂駅から国立新美術館へ。

話題になっている新しい建築の、新しい美術へ。レトリックなガラスのルーバーは斬新さという衣をまとい、六本木の地に異色の都市空間を持ち込んでいる。3月にオープンするサントリー美術館とあわせ六本木アートトライアングルと呼ばれる事になる。(あとひとつは森美術館)

国立新美術館ではエントランスホールを通り過ぎ、正面出口から建物を見上げる。
竣工後のガラスは美しく、晴れ間が続く都心にあって、潤いすら感じられた。
結局、多くの来館者に混じって入場するにはあまりにも時間が惜しく、六本木交差点へと向かう。

六本木ヴェルファーレ
去年の12月をもって、12年の歳月はその歩みを静かに止めた。
バブル期1994年から六本木のイメージそのものであったヴェルファーレ。
すべての夢とともに力強く、その場所に君臨してきた強い欲望は、いまでは銀色に輝く質素な仮囲いがかけられ心肺停止状態にある。

アマンド
六本木の残像を目に焼き付けたまま、六本木交差点にあるアマンドへ向かう。
待ち合わせしたばかりの、あわただしさをやり過ごすために。
2階交差点側の席に座り、行き交う自動車と、首都高速3号線、横断歩道、なにかの作業車両。
時を重ねるアマンド。

森美術館
東京シティービューに立ち寄ろうと、六本木ヒルズへ。

都市の網
日比谷線六本木駅から恵比寿駅へ。恵比寿駅から恵比寿ガーデンプレイスまでの連絡通路を歩く。
外の風の強さを感じる事のできない連絡通路は冬の日差しだけが降り注ぐ。

東京都写真美術館
3階「光と影」展
写真は時間を切り取ってくれる。この、くれるとは、失いたくない何かへの力なのかもしれない。
あるいは、目をそらしてはいけない現実を突きつけるようなものかもしれない。
長く、長くその場に目をあずける。

今ここに記述すべき事。都市のあらゆる側面に対応する衣は人の欲望によるもの。
守るのか攻めるのかと言われれば、守ってもらいたいほうが強いのかもしれない。
それでも弱いままでは何も始まりそうもない。

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