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若い徳川の家臣の前で兼続(妻夫木聡)は語り始めた。 「わしの見た信長公、それは恐ろしい人じゃった」初めて目通りしたときの、あの狂気をはらんだまなざしを忘れることはない。 危うく殺されかけたにもかかわらず、信長は、強烈に人を惹きつける何かを持っていた。 「天下にはこういう男もいるのかと、つくづく思わされた」「太閤殿下とは、いかなるお人だったのでございます?まことに猿に似ておられましたか?」「よう似ておられたわ」しわくちゃの笑顔を思い出し、思わず兼続の口もとがほころんだ。 「そのうえ、この世にふたりとおらぬ人たらしでの。わしも何度もたらし込まれた。だが、その胸には天下万民を愛する心がおありだった。しかるに、あの関ヶ原の戦となってしもうた」兼続は、目を閉じて手を合わせた。「あの世に行ったら、何より太閤殿下にわびねばならぬ」「では、関ヶ原の戦で、随一の人物と申せば、どなたとお考えでござりましょう」若い家臣たちは、兼続がどの武将の名前を出すか、期待して待っている。「関ヶ原随一の名将は、なんといっても石田三成よ」若者たちの顔に、いっせいに落胆が走った。 「あの者は、謀反人でございますぞ?」「大罪人じゃ。そんな者の名を出されるのでございますか?」「今の世ではそう言われておるが、わしはあの男ほど、この国を思い案じていた者を知らぬ。その心は常に高々とし、その目は常に澄んでおった」家臣たちは誰ともなく口をつぐみ、兼続の話に聞き入っている。「わしは三成に教えられたのじゃ。何よりこの日本国を見つめる目を持たねばならぬとな。そして生きて必ず後世に我らの義を伝えると約束したのじゃ……」感想:天地人も最終回を迎えました。関ヶ原の戦いでの敗戦側の主役の大河ドラマは初めてで、今までと違った感じが良かったです。 命を賭して秀吉への忠義を貫いた 石田三成(小栗旬)。 しなやかな強さで北の地を治めた独眼竜 伊達政宗(松田龍平)。 時代に翻弄され、歴史を変えた 小早川秀秋(上地雄輔)。 勇猛に戦い抜いた赤備えの武将 真田幸村(城田優)。 豪華な出演メンバーでした。 笹野高史さんが演じる豊臣秀吉、松方弘樹さんが演じる悪役の徳川家康が特に良かったと思います。素晴らしい演技でした。 史実では徳川家康は善人、石田三成は悪人です。 このシーンのように伝え方次第で歴史の内容は変わります。 自分もこの日本の歴史をうまく伝えられる人間にならなければならないと感じさせられました。 ![]() にほんブログ村 テレビブログ 大河ドラマ・時代劇へ(文字をクリック) ![]() にほんブログ村 歴史ブログ 戦国時代へ(文字をクリック) ![]() にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 栗原情報へ(文字をクリック) ↑ブログランキングに参加中です!この文字をクリックして頂けたら幸いですm(__)m |

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