Architecture Everyday!!+Fujiken

細々と続けて10周年。たぶん継続は力なり。コレを惰性ともいう。

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しばらくぶりの更新になりました。
夜行バスに乗ってコレコレに向かいます!!って言っておきながら
帰路の報告はしないという…昨日の早朝に戻ってきて、早速図書館にて資料収集に努めた1日でした。
 
さすがに疲労が積み重なって…勤め人ではないはずなのに、どうしてこんなに目一杯なのだろう???
 
今日は午前中こそは少しゆるゆると仕事をして
午後は、母校に赴いて各種証明書の発行手続きに赴き
その足で蔵書を入れている倉庫にて漁り…
 
ちょっとサボった反省をしつつ、今、ブログをしたためている次第です(汗)
その反省の姿勢を伝えるためにも、早速訪ねてきた愛媛県からケンチクさんをゴショーカイしたいと思います。
 
イメージ 1
 
今回の旅程は、大体こんな感じ
初日:備前市 → 善通寺(泊)
2日目:善通寺 → 丸亀 → 「本山寺」 → 新居浜(泊)
3日目:新居浜 → 西条 → 今治(泊)
4日目:大三島 → 今治 → 夜行バスにて東京へ
 
で、ゴショーカイするのは、最終日に訪れた瀬戸内海に浮かぶ大三島に
つい先頃開館した「今治市伊東豊雄建築ミュージアム」
 
多くの方はしまなみ海道を経由して、車で訪れるんじゃないかと思いますが
公共交通機関で赴くのを信条としているワタクシは、今治港から大三島の宗方湊に降り立ち、そして2km半ほどをトコトコと…到着は8時半くらい。
 
イメージ 2
 
この「今治市伊東豊雄建築ミュージアム」は、伊東豊雄の旧自邸である「シルバーハット」を再現したモノと
美術館そのモノになる「スティールハット」とで構成されていて、今日はこの「スティールハット」を取り上げます。
 
9時オープンなので、周囲をブラブラしつつ、写真を撮ったりして…ちょっと遠目から
大三島の風光明媚な高台にありますが、台風がかすめていった日だったせいか、ものすごくいい天気
その壁面がギラギラ照り返しているほど。
 
おかげで首から顔にかけて、この時期にも関わらずコンガリ日焼けしてしまって
鼻の頭が真っ赤にテラテラ、そして今は顔の皮膚がペリペリ…
 
しかし…我ながらイイ写真です。自画自賛(苦笑)
 
イメージ 3
 
「スティールハット」は、六角形やらナンヤラが幾何学的に組み合わされたアルゴリズムでもって構築されていて
印象では、鋼板で出来たカクカクのバブルのカタマリといった感じでしょうか。
 
ブラウンのシックな色合いは、ちょうど「座・高円寺」に通じる面がありますが、
コレは隣接する「シルバーハット」のカラーリングを考慮して決定したというようにどこぞで聞いたような…
 
ただ、その造形は何となく…ブクブクと増殖しゆく途中をケンチクさんとして象った感じというか
そんなイメージがあったせいかもしれないのだけど、パッと見の印象では「思ったより小さいケンチクさんだナァ」というトコロはありましたね。
 
まぁ、それは大三島の雄大な自然景観の中にあって、そのように受け止められたのかもしれませんが
 
イメージ 4
 
背面側にグルリと回ったトコロですが、目の前に接して不思議な印象がムクムクと…
非常に抽象的な表現で恐縮ですが…ケンチクさんの生気をそこまで強く感じないのだけど、何かこう瑞々しさのようなモノは感じさせる
 
まるで、内部空間を有したオブジェといった感じでしょうか。
先の写真の通りですが、大三島の雄大な自然景観の中には浮いているけど、愛らしい
 
やはり違和感というべきなんでしょうか…上手く文章に言い換え難い、非常に興味深いケンチクさんだナァと
もっとも設計者の伊東豊雄氏のデザインによる伊東豊雄氏のミュージアムなんだから、何やろうと表現の自由だとも思います。
 
建物は2階建で、奥側に向けて下り斜面になっていて、その下った部分が吹抜けの2階建部分に相当しているようです。
で、下方に伸びる部分は鉄筋コンクリートの打ち放しとし、その上方は壁から屋根まで一体となって鋼板で構築されています。
 
この点はちょっと意外でした。
全体的に鋼板で包み込んでいるのかと思っていたトコロもあったので、「アレ?コンクリも使ってるんだ」って感じ
 
イメージ 5
 
どうやら館内撮影可のようです。
特に注意書きもなかったので、撮影してしまいましたが…後で調べたら問題なかったようです。
 
で、内部は外形がそのままに斜めの壁面となって表出していて
写真左になるエントランス・受付部分は上方に向かって広がっていくのに対して
隣になる展示室は壁面がもたれかかってくるという…自身が経験した中では「菅野美術館」(阿部仁史氏設計)が一番通じる面があるかなって感じです。
 
展示室内は、土足禁止で室境で脱いで入るという仕掛け
展示はその壁面になされていて、伊東豊雄氏の手掛けた建築作品の模型が壁面に彩られると共に
伊東氏を含めた著名人の「建築とは何か」という金言が並んでいる…ぜひ、直接御覧下さい(笑)
 
イメージ 6
 
全面的に鋼板で出来ていますし、ほとんど開口部がないケンチクさんですから
暑い時期は熱が相当こもりそうな印象ですが、はたして?
 
実際見築した日はいい天気でしたが、6月上旬でバッチリエアコンを動かしていました。
で、その冷気が足元からくるなぁ…と思っていたら、内部壁面のプラスターボードの下にスリットがあって
ここが空調の通気口というつくりになっているようです。
 
イメージ 7
 
展示室を奥まで進むと下層に降りる階段
ここがちょうどケンチクさん全体で高くなっている箇所で、上まで吹抜けになったワンボリュームになっています。
 
どうやら展示室は基本的に常設で
このスペースだけは、折々に入れ替えるということのようで
ワタクシが見築させていただいた時は、東日本大震災の被災地支援活動「みんなの家」に関する展示でした。
 
個人的にはもっとバリバリに伊東豊雄氏の建築作品ヒストリーを膨大な資料でうかがえると思っていたので
少しばかり展示内容のボリュームに物足りなさを感じなくもなかったけど…まぁ、維持も大変でしょうし
現役の建築家ですから、これからもまだどんどん意欲作を創出していくでしょうし
 
となると、このくらいがいい塩梅なのかもしれませんね。
 
まぁ、ぜひぜひ訪ねてみてやってください(笑)
 
イメージ 8
 
で、最後に…正面向かって右側に階段があって屋根に登れるようなつくりになっているんですが
看板があって、「私有地のため立入らないように!!」的な感じ
 
え?めっちゃ登ってるやん!!っていう写真なんですが
ちょうど見築した日は、竣工2年後の定期点検的なことだったらしく
様々な分野の方が一同に集まってという次第で…完全にアウェイでした(汗)
 
シーズンでもない平日の午前中に訪ねる人もそうはいないでしょうし、
でも、まぁ、考えてみれば、一般代表ってことで潜り込めたかもと思ってみたり…さすがに無理か(汗)
 
でも、屋根の上には行ってみたかったナァ…そんなうらやましさを横目にしつつ、次へ向かったという次第でした。
 
そんなワケで今日のケンチクショーカイはこれにて
次回は引続き今回の旅の成果をゴショーカイしていきたいと思います。

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行ったり来たり、たいへんですねぇ…お疲れ様でした

同時期に設計した「オスロ市ダイヒマン中央図書館コンペ案」と似たデザインモチーフ…
(コンペも取れたらよかった)

展示壁が斜めに倒れていても気になりませんでしたか 削除

2013/6/16(日) 午後 0:38 [ Kato ] 返信する

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コメントありがとうございます!!

展示壁の斜め具合は…あまり気になりませんでしたね。
ガラスケースがあるような展示室と異なっているのもありますが
靴を脱いでいるので坐って見ることが出来たりするのも効果的に働いているのかもしれません。

もっとも内観写真を撮影する時に、頭がぶつかるといったことはありましたけど(笑)

2013/6/16(日) 午後 11:27 [ まるふ ] 返信する

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