SANDA

すっかり路線変更!

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月に一度の黒澤映画鑑賞会。
藤島大さんのトークライブの前に「酔いどれ天使」「野良犬」の2本を観た。
これもまた、戦後直後に製作された作品である
最近この会に出席して気がついた。
というより再確認した。年齢層が以上に高いのだ
おそらく小生は下から数えた方がかなり早い感じだ。
これは仕方ない。なんといっても入場料が900円。
来月分のチケットも完売という。

酔いどれ天使


1948年作品。黒澤=三船のゴールデンコンビ第1作である
ギラギラした三船がやはり素晴らしい。
この映画の中で、絶望の状況でヤミ市を歩く三船のバックに
「カッコーワルツ」が流れるシーンがある。
「絶望」と「カッコーワルツ」 なんて全く相反しているのだが
このシーンでは絶妙なコラボレーションとなる。
やはりこのシーンを見ると黒澤の素晴らしさを感じてしまう。たいしたもんだ。
このシーンを見るだけで、この作品の全てが表されているよな感じであった。
この作品は真冬に撮影されたのだが、真夏のシーンがある
真夏なのに主人公の口から白い息が吐き出される
昭和23年では仕方のないことであるが、クスっと笑ってごまかせるだけの
作品価値がこの映画のよさなのかもしれない

野良犬


1949年作品。黒澤の娯楽映画の真髄が見え隠れ始める作品である
ベテランの中年刑事と新人の刑事のコンビネーションは、「踊る大捜査線」あたりにも
繋がってくるから、ここで日本刑事映画の基本が生まれたと言っても過言ではない。
三船扮する新人刑事が拳銃をスリに盗まれて、奪い返すまでの単純な物語であるが
犯人も新人刑事も「復員兵」であることが、この映画の重要なところで
同じ人生を過ごしてきたにもかかわらず、暑い夏に全くの正反対の暮らしが
戦争という個人の意思に関係ない出来事により展開されるという問題定義が
黒澤ヒューマニズムを匂わせる。
過日、スポーツジャーナリストの藤島大さんとこの「野良犬」の話をした
藤島さんは劇中のこんな言葉を覚えていた
「配給のビールがあるんだ。よっていけよ・・・・」
この時代にしかありえなかった言葉「配給のビール」である。
この当時だと、おそらく冷蔵庫もなかったであろう
たいした冷えたビールでもなく、それも配給品。
しかしながら、「恐ろしく暑い日」に闇市を駈けずり回ったあとの
一杯は至福のときだったと思うべきではないだろうか。

そして、黒澤の戦後ヤミ市を舞台にした映画はこれが最後になる。

次は9月23日。作品は「天国と地獄」「醜聞スキャンダル」である

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始めまして、sandaさん!鑑賞会なんてあるんですか。いいなあ。 私もいろいろ黒澤映画全般(人間、黒澤も含め)について語らして 頂いてます。それにしても観察力に秀でてますね。

2006/8/13(日) 午後 0:45 ota*uka*a20*2

watashinosakebiさま。コメントありがとうございます。月に2本ずつの上映会です。1日2回の限定上映ですが、毎回完売状態です

2006/8/14(月) 午前 5:47 SANDA

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どちらの作品も、当時の世相や空気といったものが画面から伝わってきますね。ヤクザと刑事という正反対の役柄を堂々と演じきった若き日のミフネにも圧倒されます。因みに、『酔いどれ天使』に影響を受けて映画監督の道を志したのが今村昌平と深作欣二であったそうです。

2006/11/19(日) 午後 2:23 [ mannennetaro2005 ]

万年さま。この頃の若い監督さんはみんな影響受けたのでしょうね。

2006/11/20(月) 午前 9:21 SANDA


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