SANDA

すっかり路線変更!

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208、東京マラソン2013にチャレンジ! 
 
  〜chap.3 江戸の風よおしてくれ〜
 
 
 
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 中間点を過ぎる。
 
 銀座に入ると沿道の声援はさらにボリュームを増していく。
 ランナーたちもテンションが上がっただろう。
 わたしは日本橋交差点、茅場町1丁目の交差点を無事通過。
 ここから浅草まで北を向いて走らなければいけない。
 この日の天気は北の風が強いという予報が出ていた。
 しかしながら懸念された向かい風に1,2度吹かれたがほとんど影響を受けなかった。
 天気に安心し浅草までの長い道のりをただただ足を運んで行った。
 25kmを過ぎたころだったと記憶する。
 両足の太ももに若干の痛みを感じ始めた。
 これまでわたしの場合30㎞を超えると足の裏に痛みを感じることはあっても、太ももに痛みを覚えたのはあまりなかった。
 しかし、我慢できない痛みでもないし、弱い筋肉痛程度であったと思う。
 このころになると歩くランナーが目立ち始める。
 気温も上がるし、体力もかなり消耗したのだろう。
 わたしはこの銀座から浅草までの往復コースが精神的には結構きつくなるものと予想していた。
 下見で歩いた時も結構長く感じたからだ。
 ただ、時に見え隠れするスカイツリーが気分転換になったランナーもいたことだろう。
 浅草寺・雷門前を折り返して今度は南へ。
 追い風となるはずだが、向かい風でもなかったわけだから風もあまり感じない。
 そんな時、沿道の観戦者から
 『 エアーサロンパスありますよ〜! 』
 と叫ぶ声。と同時に目の痛みを感じた。
 足に疲労を感じた別のランナーがサロンパスを足に吹き付けているのが、突風に流されて私の顔面を襲ったのだ。
 鼻の奥をつく湿布匂と目からは涙
 『 こんなとこでエアーサロンパスふくんじゃねーよ! 』
 と心で思いながら、何度も目をこすった。
 とはいえ、このエアーサロンパスが後々わたしの救世主となるとは、その時は思いもしなかった。
 30㎞通過。コースに設置してある大きな時計が3時間40分をさしているのが目に入った。
 ということは自分がスタートの時の約20分のディレイタイムを差し引けば、ここまで3時間20分。
 残り12.195kmを8分/kmで走っても、ぎりぎり5時間を切るタイムが出る。
 かなり嬉しかったが、マラソンはここからが本番。
 京橋あたりでは反対側車線はお片付けモード。
 既に脱落ランナーを乗せた回収車と呼ばれる悪魔の黄色いバス・はとバスも通り過ぎ、道路清掃車が元の街の装いに変えていく。
 太ももの足の痛みが少しづつ大きくなりはじめる。
 その時今度は左足ふくらはぎの下に若干の痙攣を感じた。
 そんなことはこれまでトレーニングを行っていた時もなかったもの。
 ヒヤリとしたが持続することがないので安心しながら先へ進む
 そして、京橋付近で家族からの補給を受ける予定があったので、その時に軽くマッサージでもしようと思い走り続けた。
 ところが悪い流れが始まると次から次へと起こりはじめる。
 家族の目印であるはずの早稲田のフラッグが見つからない。
 進めど進めど一向に現れないのだ。
 『 あ!いた! 』
 と思ったら、知らない人たちが同じ早稲田のフラッグをふっていただけのこと。
 とうとう京橋を抜け銀座に入ってくる。
 家族からの補給で一休みをしようと思っていたが完全にタイミングを逸してしまったから始末が悪い。
 ピク・・・ピク・・・・また痙攣・・・・
 そんな時だった
 『 ししょう〜! 』
 と叫ぶ声。『師匠』とかかれた大きなプラカードを持ってsさん&hさんのラグビー観戦仲間が笑顔で迎えてくれた。
 いやいや助かった。止まるきっかけがみつかった!勝利の女神だよ・・・ほんと・・・
 なんかタイミングよすぎるし、
 『おーいいとこいた!助かった〜』
 と叫んだと思う。。
 休みついでに少しのお喋りと記念撮影が悪い流れを断ち切ってくれた。
 後から聞いたのだが、彼女たち二人はわたしのラップタイムを観てそろそろやってくると思い、なんとオーダーしたランチをキャンセルして私を見つけてくれたのだ!
 いや〜これが愛なんだな!
 ちなみに補給に間に合わなかった家族はしっかりランチを食していたという事実も記録しておこう。
 状況を好転させて銀座4丁目の交差点を左折。
 歌舞伎座の前を通り過ぎれば35km地点は目の前だ。
 そのちょっと手前でのこと。
 『 tさ〜ん! 』
 と叫ぶ、今度は男の声。
 ふと振り返るとまたまたラグビー観戦仲間のh夫妻がいるではないか!
 夫妻はラグビー日本選手権の決勝を観戦予定だったはずで、その場にいたのは時間ギリギリだったはず。
 それに1年間ラグビーを観戦していなかったので、その姿を観るのも一年ぶりってわけだ。
 『 おーーーー! 』と声を上げて、そのまま通り過ぎてしまった。
 後で深く反省。この時立ち止まればよかった。少し話すればよかった・・・いやいや悪いことをした。
 この出会いも力になりました。
 築地4丁目の交差点を曲がり35kmを過ぎた。
 
 東京マラソンも佳境だ。
 入船橋交差点を曲がると正面にはランナー泣かせの佃橋の上り坂を多くのランナーがゴールを目指す姿が見える。
 そのランナーの多さにちょっと驚いた。
 壮観だ・・・ここは下見の時、歩道がないところなので当日しかコースに行けない場所だ。
 家族からの補給を受けなかったので持参のポカリもなくなり、登り坂に入る前の給水所で体に水分を与える。
 登り坂に入ると歩き出すランナーも多く見かける。
 あれは誰が置いたのか?道の脇にスピーカー。
 そこからロッキーのテーマ♪が流れる。わろうた・・・・
 そんな時、追い風が吹いた。背中を押してくれる!
 江戸の風が苦しいランナーたちの背中をもうひと押し。カミカゼってこれか?
 佃大橋を渡り、下り坂に入ったところで私が持参していた最後のエネルギーチャージを摂取。
 ゴールまで残り5km。
 沿道の若い男性がエアサロンパスを差し出してくれる。
 30km付近で涙を誘ったエアサロンパスが両足に程よい冷感を与えてくれる。本当に助かる。
 『 ありがとう! 』と礼を言って、握手してその場からまた走り始めた
 今大会でコスプレの話題となった裸のキリストさまが十字架を背負って一人で走っているのを追い抜く。
 神様はここにいらっしゃった・・・・!
 このころからふくらはぎの下の痙攣は間を短くして起こり続ける。
 東雲1丁目の交差点を右折すると、帝京大学ラグビー部優勝記念Tシャツを着ているランナーを発見。
 『 こいつだけには負けられない! 』
 と思い追い抜いてやった。よっしゃー!と気合が入る。
 40kmを通過。
 
 ゴールは目の前だ・・・・・
 
 
 
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足に痙攣が走るなんて酷い目に遭いながら、良く走りましたね。
ラグビー関係の方々の応援、嬉しかったでしょうね。
偶然ですけど、サロンパスを提供してくれる人が居てよかったです。
「帝京大学ラグビー部」の制服を着た選手を追い抜いて下さってありがとう!

2013/3/1(金) 午後 7:46 [ afuro_tomato ]

afuro tomatoさま。
終盤戦はエアサロンパスを「使ってください!」と多くの沿道の人たちが声をかけてくれました!感動的でしたよ

2013/3/2(土) 午前 11:38 SANDA


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