SANDA

すっかり路線変更!

読書

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全6ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6]

[ 次のページ ]

211、この感覚での直木賞は意外な結果
 
読書:何者
 
イメージ 1
 
 映画『桐島、部活やめるってよ』の原作者・朝井リョウが執筆した『何者』を読了。
 直木賞受賞作品である。
 大学生の就職活動を中心に彼らの青春群像が描かれている。
 
 読了して最初に感じたことは
 『 これで直木賞とれるんだ・・・・ 』
 という感覚。決して直木賞のイメージが私の中で確立されているものではないけれど、意外な受賞作品というイメージだ。
 登場人物が若いということもあって、ジェネレーションギャップのようなものが存在するのは否めないが、これから先はこういうものが増えていくのかという感じもした。
 ネット環境だったり、デジタル環境だったり、人と人をつなぐなにかが変わっていったこの世の中。
 そんな新しい関係性を小説の中で表現する面白さとして評価されたのだろうか。
 確かに結末は『桐島・・・』と同じで爽快感に満ちたものではないし、暗い未来を象徴しているわけでもない。
 登場人物はネット環境の中でモガキつづけ、新しい人格を形成していく結末ではあるのだ。
 それにしても今の就職活動って、こんなに大変なのかと思わせることばかり。
 過去の22歳の私ならば就活なんて全戦全敗だったであろう。
 それでもこの小説の中でも、やっぱり何にも気にしていないやつが簡単に内定をもらったりなんていうくだりは、今も昔も変わらない。
 派手な物語やストーリー展開はまったく皆無だが、TwitterやFACEBOOKも知らない読者だと、チンプンカンプンだろうなとも思いつつ、また新しい何かを求めて次の書を開くのでありました
 
 
『 何者 』
著者:朝井リョウ
株式会社新潮社発行
2012年11月30日発行
5刷 2013年2月5日
ISBN978-4-10-333061-5 1500円+税
 

貧格ニッポン新記録


イメージ 1

またもやたけし本だ。
週刊ポストに連載された『世紀末毒談』から抜粋したものに、
弟子の東国原宮崎県知事との対談を同時収録した新書である。
小学館101新書の創刊として発刊された。
自叙伝シリーズは北野武の名で発刊されているが、こちらはビートたけし。
『毒』を撒き散らすたけちゃん節はこの本でもさえ渡る。イメージ 4

この本を読んでいると、自分の認めるものと認めないものを
はっきり区別し、表現できる面白さにはまってしまう。
例えば映像表現(AVも含む)にて、性器を映してはいけないという法律に対し
『 それこそ毎日見てるものだし、誰にでも付いているいるものなんだからさ。
  それを映しちゃいけないってのは、どういう理屈なのか、オイラには
  サッパリ判らないぜ。』
とハッキリ語っている。いろいろな理屈があるにせよ、この表現も一理あるわけだし
こういう理屈で語ってくれるたけし節は心地いい。
これを嫌う人も多いわけだが、
小生は『独談』ではなく『毒談』であることに意味があると感じている。

また、最近の教育方法について
『 死体をバラバラにすれば警察にばれないだろうとか、
  秋葉原のホコ天を狙えば人がいっぱい死ぬだろうって
  そんなところに知恵をまわすようなヤツを生む教育なんて
  いっそ、しないほうがましでさ。今の政治家や官僚は、教育ってのを
  完全にはき違えてるんじゃねえかっての 』
なんてのは、思わず頷いてしまう。
PTAでおしゃべりばっかりやって、意味のないお茶会ばっかりやってる
お母さん達にも読ませてあげたいけど・・・
こんなこと書くとまたどこからか怒られるけど、
たけしの本を読むとついつい毒づきたくなるわけだ イメージ 3

ニオカ・モナ問題についても言及。
『 五反田の9800円のホテルってのも笑うよな 』
栄光の巨人軍の選手会長が行くところではないと一喝!
もっといいところでスクープされればいいのにって
本当ですな・・・そのくらいのお金はあるでしょ!
ま、モナちゃんにそういう趣味があるのかもしれませんが・・・・(▼▼)

あーこっちまで一緒になって毒吐いちゃったよ・・・
また、これで小生もにらまれることです・・・反省

イメージ 2

『貧格ニッポン新記録』
ビートたけし著 
小学館 756円 ISBN978-4-09-825006-6

書評『 女たち 』

女たち


イメージ 1

北野武自叙伝シリーズの第7作である。
映画『アキレスと亀』の公開にあわせての出版。
そして、今まであまり語らなかった女性のこと、女優のことが表現されていた。
北野武の場合、女性といえばどうしても母親のことが多くでてくる。
実際のドラマや著書もそういう部分が多く、あの母親が亡くなった時の記者会見の大泣きも
このシリーズ本で語られたことがあった。

しかしながら、今回はちょっとその母親からは離れている。
一番身近な存在としての女優と、おねーちゃんに対することがかなり語られた。
『女』を映画で撮りたいなら、今何が撮りたいかというと『セックス』と表している。
それも本当のセックス。やらせではなく、本物との事。
大島渚監督が『愛のコリーダ』を製作したが、あんな甘いものではないといっている。
そして、セックスの何が描きたいのかという部分は、その事後のことを誰も描かないので
作ってみたいようだ。
だからはっきり書いている。
『女が最も女らしい時は終わった時、一仕事終わって、男にやらしてあげたっていうのとね
 自分の満足感とね、男が満足したって言うのを見てね、母性本能とね、性的なことと全部ね
 一緒になる時』
ということを。

女優では最も気が合うのが岸本加代子のようだ。北野映画では重要な女優だ。
映画『HANABi』のラストシーンで肩を寄せ合うシーンは、
その次に訪れる自殺という保険がなければ、とても演じきれなかったようだ
自分の映画監督ということと、岸本加代子が相手だった故にできたラストシーン。
『ありがとう』という言葉に集約された北野映画ラブシーンにて
その代表のひとつが生まれた秘話のような気がする。
『TAKESHI’S』に出演した京野ことみのこともかなりお気に入りのご様子。
『Dolls』の菅野美穂の技量もかなりほめている。

前にも書いたが小生はキタニストである。
やっぱり北野武は面白い! 

女たち
北野武著
1600円+税 ロッキング・オン
ISBN978-4-86052-077-9

開く トラックバック(1)

書評『パリの断頭台』

パリの断頭台


イメージ 1

古い本である。今は絶版。
本棚の整理をしていて、この本をふと取り出した。
既に陽に焼けた表紙に、時の流れを感じた。
文化放送がこんなものを発行していたとは今更ながら驚く。
著者が女性であったことには、時間を隔てた今久し振りに再認識したほどだ。
1977年に発刊されたこの本を、久し振りに小生は読み返してみた。

さてこの本とはいかなるものか・・・
これは実在のフランスの死刑執行人・サンソン家の7代にわたるドキュメンタリー。
サンソンはギロチンを執行し続けた人間で、
この一家があのルイ16世やマリー・アントワネット王女の首を落とすことになる。
映画等ででてくる死刑執行人といえば、皮のマスクをして、やけに脂肪太りで
腕の大きさは人の倍近くもありそうなイメージを思い浮かぶ。
おそらくこの職業は差別職のひとつであろう。
それが、フランスでは延々とある一家が行っていたことは、当り前と言えばそう言えるし
その一家にまつわる、いろいろな出来事は想像できない
それが小生の好奇心を大いに掻き立てたことはいうまでもない。

フランスにおいてギロチンがこの世に送り出されるまでの処刑方法をご存知だろうか?
結構、悲惨な処刑が行われている。
 吊り落とし・・・高いところから落とす方法
 四つ裂き・・・手足を4頭の馬に縛りつけ、四方に追い立てる
 切除刑・・・焼きコテをあてたり、手、足、耳、舌等を切断し、その後の首吊り
その他、兵士の場合は頭からたらい一杯の煮え湯を浴びせるようなこともあったようだ
そんな時代のギロチンの誕生は以下に画期的であったことだろう。
1789年、フランス革命における『人権宣言』で『人は皆平等である』という理念から
処刑方法も統一すべきとの考え方で、このギロチンが合法化されていく。
当初ギロチンの刃は、三日月状であったが、
三角刃に替えたのは、皮肉にもルイ16世であったと言うことも記されている。
ギロチンは命を奪うスピードが最も早い処刑方法である。

このサンソンの裏の顔(こっちが表と言う考え方もあるが・・・)がとても興味深い。
実は彼は医師であった。人間の体をどの程度傷つけると、死に追いやられるかということを研究し
体罰をあびたものの治療も行ったという。
オカルト的な医療社会であったその時代に、現実に即した医療技術を身につけていたという。
そしてなによりも、死刑廃止論者であったことが、この人間の不思議な人物像である。
『死刑』とは、国家が戦争と共に法律上許される殺人である。
そんな死刑の歴史を別の角度から紐解くのもおもしろいものだ。

現代のパリにおいて、この一家の末裔であることを自ら語るものはいないと言う。
しかし、その一家の墓には、今でも花が手向けられることも事実と記されている。


『パリの断頭台』 LEGACY OF DEATH
バーバレ・レヴィ著
文化放送開発センター出版部発行 ¥1500(絶版)

但し法政大学より復刊版あり。¥2310らしいです
興味のある方は、以下にて・・・・
 ↓ ↓ ↓

書評『夏から夏へ』

夏から夏へ


イメージ 1

『しゃべれどもしゃべれども』『一瞬の風になれ』の佐藤多佳子
書き下ろしたノンフィクション『夏から夏へ』を読んだ。

まだ、記憶に新しい北京オリンピック日本代表陸上男子の
100Mx4リレーチーム(塚原、末續、高平、朝原、小島)を追い求めたものだ
とは言っても、この本が出版されたのはオリンピック前のこと。
昨年の夏の陸上世界選手権・大阪大会でアジア新記録をマークした話が中心だ。
第一部と第二部の構成に分かれ、第一部が『世界陸上大阪大会』
第二部が『スプリンター』という題目で執筆されている。

第一部は競技そのものを筆者がスタンドから観戦し、それまでのインタビューでの話を
織り交ぜながら競技の一瞬一瞬を筆者独自の観点で綴っている。
しかしながら、なんとなく読んでいてもテンポに乗って読書することができない。
言い方はチョットおかしいかもしれないが、スポーツライターの文体とは受け入れる印象が
どうも微妙にずれているのだ。
雑誌『Number』等でいろいろなスポーツ記事を読みなれている小生には
どうもしっくりいかない。
それでも、この大会のチームの記録自身が感動的であったため、読んで知り得たことも多かった。

第二部からは筆者独特の流れで書かれている。
ここから小生は更に、この本を読むのに手こずった。
話があっちこっちに飛びすぎている感があって、つながりが希薄に感じる。
いっそのこと一部と二部を入れ替えて読んだほうがよかったのかとも思ってしまう。
あえて、こういう構成にしたとも考えるが、題材がいいだけにちょっと残念な気持になった。

しかし、TVや報道ではほとんで表に出なかったこのリレーチームの補欠メンバー
小島茂之の話はインパクトがあった。
どこにでもあるストーリーなのだが、オリンピックでもあれだけ騒がれたチームゆえに
影の努力が、このメンバーを4人ではなく5人と紹介した本書の一番の価値なのかもしれない。

ちなみに、第1走者・塚原選手から第2走者・末續選手にバトンが渡るときのことの話で
末續選手が塚原選手のことをこう語っている
『うるさいんですよ・・・』
ある時NHKのドキュメンタリーを観て、このチームのバトンリレーのスローモーションがでた
確かに、塚原選手の口の動きは確かにうるさそうだった・・・・

『夏から夏へ』
佐藤多佳子著
集英社  1575円 ISBN978-4-08-781390-6

全6ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6]

[ 次のページ ]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!
いまならもらえる!ウィスパーWガード
薄いしモレを防ぐパンティライナー
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
いまならもらえる!ウィスパーうすさら
薄いしモレを防ぐ尿ケアパッド
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
ふるさと納税サイト『さとふる』
お米、お肉などの好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
コンタクトレンズで遠近両用?
「2WEEKメニコンプレミオ遠近両用」
無料モニター募集中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事