☆お話の部屋☆
オオカミと羽根のないペガサス。『オオカミと羽根のないペガサス』
出逢いは、突然で、全く性格の違う2匹のオオカミが恋をして、愛しあいました。 なかなか、子供に恵まれず、毎日涙を流していた、お母さんオオカミ。 町の噂を聞きつけ、妊娠に良いとされるモノを探しては食べ、探しては、食べの日々でした。 そして、産まれたのが、1匹の羽根のないペガサス。 オオカミの二人に産まれるはずもないペガサス。 それも、あるはずの綺麗な羽根もなく、小さく、小さく、今にも息絶えそうなペガサスの赤ちゃん。 オオカミのお父さん、お母さんは、信頼ある町医者のチーター先生にお願いしました。 チーター先生が、いつ息絶えるかわからないが、オオカミのお母さんにお願いしました。 お母さんが今、出来る事は、小さな小さなペガサスの赤ちゃんに、お乳を運ぶ事。 そして、毎日、毎日絞りたての愛情タップリな、お乳を運びました。 オオカミのお父さんは、我が子の為に、病院代を支払う為に、一生懸命働きました。 愛する我が子ペガサスの為に。 オオカミ夫婦は、赤ちゃんに名前をつけました。この子が毎日、晴々の明るい光を浴び翔び回るくらい元気に暮らせるように。 『晴翔(セイト)』と名前をつけました。 来る日も、来る日も、オオカミ夫婦は、涙をみせず、生きました。 そして、毎日セイトが入院している病院まで逢いに。 オオカミ夫婦の愛を沢山受けて、チーター先生の治療をしながら、町中の皆の祈りも届き、お家で暮らす事ができました。 やっと、やっと、光を浴びて暮らせる日々が始まったばかりだったのに。。。 産まれて2年の月日が経った時、空から一本の光が放ち、虹色の羽根を広げたペガサスが現れて、セイトを連れて行きました。 泣き崩れるオオカミの夫婦。いつか、セイトが、帰ってくる事を信じて。 セイトがいなくなり、数日経った時、チーター先生が訪ねて来てくれました。 セイトが産まれた時に、握っていたモノだょと。 それは、ヒマワリの種でした。オオカミ夫婦が初めて出会い何度も遊んだ、あのヒマワリ畑を想いだしました。 オオカミ夫婦は、太陽の光が沢山浴びられる、小高い丘に、その、ヒマワリの種を植えました。 来る日も、来る日も、駆けずり回り、水を探しては、ヒマワリに水をあげました。 芽が出て、スクスク育ち、そんなある日、小さな小さな、ヒマワリのつぼみが顔を見せました。 そして、オオカミのお母さんのお腹に、赤ちゃんが宿った事を知りました。 オオカミの夫婦は、とても喜びました。 そして、産まれたのは、また、オオカミ夫婦に、産まれるはずもない大きな翼のある男の子のペガサスでした。 セイトが生まれ帰って来てくれたと、オオカミ夫婦は、喜びいっぱいでした。 そして、オオカミの夫婦は、この子が何事にも永遠に、そして、永く生き続けますようにと願いを込めて。 『永遠(エイト)』と名前をつけました。 エイトは、とても、元気に、スクスク育ち、晴々した太陽の下で翔び回る毎日でした。 ある日、夜になっても、なかなか帰ってこないエイトを、オオカミ夫婦は、とても心配していました。 『ただいま〜』とエイトの声に、ホッと胸をなでおろすオオカミ夫婦。 エイトが、空を散歩していると、羽根のないペガサスに逢ったと言うのです。 その夜、エイトに、初めて、セイトの話をしました。 エイトは、言いました。 『今日、僕が出逢ったのは、きっと、セイトだね』っと。 そして、エイトが、握りしめた手を開き、あるモノをみせてくれました。 セイトかもしれない羽根のないペガサスから、もらったと言う、ヒマワリの種を。 そして、オオカミ夫婦と、ペガサスのエイトは、あの小高い丘に向かい、羽根のないペガサスからもらったヒマワリの種を植えました。 来る日も来る日も、水を探しては、水をやり、愛を注ぎ、ヒマワリを育てました。 その後、オオカミのお母さんは、お腹に赤ちゃんを授かったそうです。 いつからか、その丘は、子宝の丘と噂が広まり、沢山の夫婦が、ヒマワリの種を植え、毎年、夏〜秋にかけて、ヒマワリいっぱいの丘になったそうです。 今では、羽根のないペガサスの話が伝説となり、セイトのヒマワリの丘とも呼ばれるようになったと言う事です。 おわり。 ☆多和胡☆作 ※以前から、少しずつ考えながら書いていたお話です。 動物については、動物占いの存在を知り、家族を動物に表してみました。 私達夫婦は、性格が違いますが、オオカミです。 子供達は、2人共、ペガサスでした。 皆さんも、自身を動物占いでみてみて下さい! ほんとに、ズバリと当たっていますょ〜。 |



