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崩壊していく作品

最近は「この映画、今見逃すとなかなか
ビデオとかでも見る機会ないだろうな」
というのが映画館に行く動機になったりする。

要するにマイナーな、マニアックなものに
なるわけだが、ドキュメンタリーも
かなりその範疇に入ってくる。

最近見た中では「猿田彦土中神社」。
和紙に墨で描いた絵をいったん土に埋め
2,3ヶ月寝かしてから取り出すという
独特な美術家、鈴木寅二啓之の記録。

土の中の微生物やなにかの力によって
変容する(崩壊していく)作品は
画家個人の力を超えて、もっと大きなものに
ゆだねられて普遍性を持つ。

出来上がった作品は、生まれながらにして
土に戻る寸前の滅びの影を宿しており、
生と死の、あるいは命の循環の摂理を
表しているかのようだ。

掘り出した作品は伊勢の猿田彦神社境内の
自分たちで作った土壁の祠(ほこら)に
奉納されるのだが、この作品が完成するのは
その祠が作品とともに雨風にうたれて崩壊し
土に戻った時のように思えた。

作品が描かれる和紙の原料
(コウゾ?ミツマタ?)を育てたり、
墨をも作るところからやっていたら、
土から生まれたものが土に帰るという
サイクルが完全に完結する。
しめ縄まで自分たちで作っているだけに
そこが少し残念に思った。
(言うは易しではあるが…)

とはいえ、
生きとし生けるものとの共生の感覚と
それを包む大いなるものへの畏敬の念を持ち、
その一連の行為自体がある種の「祈り」を
内包した「祭り」であったのは間違いない。


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