ハノイたべもの研究会・レシピ集

日本では珍しい野菜の利用法とレシピをアップしていきます。

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10月の旬

新鮮な若い餅米 cốm tươi
通常より1ヶ月早く収穫される若い餅米は、まだ薄緑色。
ハノイならではの秋の味覚です。
秋に収穫されるものが、最も良い香りがするそうです。
この時期、天秤棒をかついでいたり、路上に座って売っている姿を見かけます。cốmの入ったザルの上に大きな蓮の葉がかけられ、その上に緑色の稲がのっているのが目印です。
買い求めると乾燥しないように蓮の葉に包んで、米粒を取った後の稲で結んでくれます。

一度釜で炒ってあるので、そのまま食べる事ができます。
少し歯ごたえが残るモッチリ感が新鮮。
この時期に出回る 黒い斑点のある chuối trứng cuốc という
バナナに cốm をつけて食べるのがハノイ流!

***  新鮮な若い餅米を求めて  ***


Cốm は Vòng村 (Câu Giấy 地区) 産のものが香りが高いと有名でした。
今では田園風景を見る事はできませんが、昔ながらの方法で加工している所が残っています。

Pan Horizon Hotel (157 Xuan Thuy) の近くで Bánh cốm を売っているおばさんが「私の家で cốm tươi を作っているよ。」と加工している所を見せてくれる様子。

後をついていくと、123 Xuan Thuy 通りにある村の門をくぐってしばらく進み、19番の家の中に案内してくれました。
 
 
 
左の写真は、Cốm を炒る大きな釜。
籾殻がはじけて、パリパリとはがれやすくなったら、脱穀します。

右の写真の杵つき機で少しつきます。電動で下りてくる杵の合間に、絶妙のタイミングで手を入れてCốm を返していました。ついたあと後はザルにとって、残った籾をふるい落とします。

一度ついてあるので、平たい形をしていて柔らかいのですね。納得!

以前は、lá dong riềng という葉で鮮やかな緑色にしていましたが、人工的な色付けをした他の地方のものと区別するために、現在 Vòng村 のものは自然な薄黄緑色のままで売られているそうです。
Vòng村 の他にも、Mễ Trì 村(シルク村の近く)で、Cốm を加工しているそうです。
古き良き時代を訪ねて歩くのも楽しいですね。


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