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目を閉じた。ゆっくりと・・・・・・
もう何時間こうしているのだろう??
長時間こうしていることによって時間の感覚がマヒしはじめた。
夢の・・・・・中・・・・・。
夢といえるのだろうか、こんなにもなにもない無の色。
遠くにある光をただただ手に取ろうと手をのばす。
どこまでも走る。
そうやって迷走を続ける。
不思議な感じだ。目を閉じているという感覚はあるのに夢を見ている。
同時にあり得ない二つの感覚を感じている。
ふと気づくと小さなぼやが見えた。
けむりのようなその物体は
やがて、少しずつおれにもわかる形を構成しはじめた。
それが何なのか、なにといえるのかはっきりとは言えないが
そのままおれを通り越したかと思うと、突然フッと消えた。
現実世界に呼び覚まされた。
長い長いねむりから目覚めた。
・・・。これじゃまるでなんかの化け物じゃないか。
長い封印から解き放たれたそれは人間破滅を目的として各地であばれ出す。
ーーー大丈夫??
突然の声に驚きいすから転落した。
ゆり、頭の中になぜかこの名前が浮かんだ。
おれはこの人といったいどんな関係なんだろう。
なぜおれは今いすから落ちている。
なぜこの人はおれに話しかけてくる。
「さぁ寝てないで、早く行かないと終わっちゃうよ」
ーー赤い雪(1) to be CONTINUEDーーー
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