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今週月曜日(10月15日)にノーベル経済学賞が発表されて、今年のノーベル賞受賞者がすべて明らかになりました。
さて、『アニマルスピリット 人間の心理がマクロ経済を動かす』(ジョージ・A・アカロフ、ロバート・J・シラー著、東洋経済新報社)の読後感想です。 著者の一人、アカロフ氏は2001年に「マーケットにおける情報の非対称性の分析」でノーベル賞を受賞した人です。 この本は、元の副題が"How Human Psychology Drives the Economy, and Why It matters for Global Capitalism"となっているとおり、通説的なマクロ経済学理論だけでは、現実の経済を説明しきれないとして、人々の心理的・精神的要因を考慮せよ、というものです。 具体的には、考慮すべき要因として安心、公正さ、腐敗、貨幣価値の錯覚などを指摘した上で、「なぜ不況が起こるのか」「なぜ失業が生じるのか」などの問題について、これら心理的要因を用いて説明しています。 一つ一つの話はなるほどと思わせるのですが、私のように古典的な経済学が分かっていない者よりは、ある程度経済学が頭に入っている人が読んだほうが、『目からウロコ!』ということになると思います。 私にはハードルの高い本でした。 |
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これは読みたいと思っていた本でした。いわゆる行動経済学の一派ですかね。
2012/10/17(水) 午前 11:28
その通りです。
この本では、例えば、個人は貯蓄率を「現在の消費と将来の消費の便益がバランスするように決める」のではなく、自分が描く人生の物語など、心理的枠組みに影響されるということを指摘しています。
そこまでは良いのですが、じゃあどういうふうに貯蓄率が決まるか、ということまでは教えてくれないので、何か物足りなく感じてしまったのです。
2012/10/17(水) 午後 8:56 [ だいちゃん ]