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突然ですが、引っ越しをします。
引っ越し先は、こちらです。
こちらでは、2009年5月から今日(2012年10月20日)まで、お世話になり、この間、お顔も名前も知らないブログだけのお友達もできたりして、大変楽しかったです。
もしよろしければ、引っ越し先へもお越しくださいませ。
だいちゃん
PS. 引っ越し先では、「凡人」と名乗ることにしました。
だいちゃんって、アラフィフのおじさんっぽくないですから・・・
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久しぶりにYouTubeを検索したら、新しい動画を見つけました。
貴重な動画をアップしてくださった方、本当にありがとうございます。 「君には笑顔が似合うから」 http://www.youtube.com/watch?v=aqeEAYMmWIs&feature=related ついでに、以前からチェックしていた分です。 「雨が降る」 http://www.youtube.com/watch?v=7mZlKEQXuI8&feature=related http://www.youtube.com/watch?v=uG-ekXewKlQ&feature=related http://www.youtube.com/watch?v=NU_4wAai5W8 「いつだってもっと」 http://www.youtube.com/watch?v=s63fUyhBjTY&feature=related いくつかの動画が同じスタジオで演奏しているのは、私のおぼろげな記憶では(かなり不確かな記憶ですが)、当時、テレビ埼玉の音楽番組?で彼らをプッシュしており、その番組の映像なのではないかと思います。 東京の下町にある私の実家では、テレビ埼玉はほとんど映りませんでした。 でも、チャンネルをガチャガチャ回している時に、偶然聞こえてきた曲("LOVE IS ALL RIGHT"だった?)を聴いたのがきっかけでCDを買い、ファンになったのです。 そして「コンサートに行かなきゃ」と思っているうちに、解散してしまったのでした。 今でも、時々ドライブ中にパリスブルーのCDを聴くのですが、音楽って、聞く人の「思い」と共に不朽のものなんだなと思います。 (こんなところでつぶやいても声は届かないと思いますが、)素敵な曲をいくつも作ってくださった日比野信午さん、ありがとうございました。どうか御自愛ください。 |

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今週月曜日(10月15日)にノーベル経済学賞が発表されて、今年のノーベル賞受賞者がすべて明らかになりました。
さて、『アニマルスピリット 人間の心理がマクロ経済を動かす』(ジョージ・A・アカロフ、ロバート・J・シラー著、東洋経済新報社)の読後感想です。 著者の一人、アカロフ氏は2001年に「マーケットにおける情報の非対称性の分析」でノーベル賞を受賞した人です。 この本は、元の副題が"How Human Psychology Drives the Economy, and Why It matters for Global Capitalism"となっているとおり、通説的なマクロ経済学理論だけでは、現実の経済を説明しきれないとして、人々の心理的・精神的要因を考慮せよ、というものです。 具体的には、考慮すべき要因として安心、公正さ、腐敗、貨幣価値の錯覚などを指摘した上で、「なぜ不況が起こるのか」「なぜ失業が生じるのか」などの問題について、これら心理的要因を用いて説明しています。 一つ一つの話はなるほどと思わせるのですが、私のように古典的な経済学が分かっていない者よりは、ある程度経済学が頭に入っている人が読んだほうが、『目からウロコ!』ということになると思います。 私にはハードルの高い本でした。 |
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山中伸弥教授がノーベル生理学・医学賞を受賞されました。
テレビでのインタビューなどの御様子を拝見すると、とても謙虚なコメントをなさっていますが、この数年間、有力候補としてリストに上がっていましたので、漸くこの時が来たかという感じがしました。 益川敏英教授(2009年ノーベル物理学賞受賞)と山中教授の対談本『「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子』(山中伸弥・益川敏英著、文春新書)を読みました。 私は、自然科学系の勉強は高校2年生の時でやめてしまいましたので、話の内容についていけるか心配でしたが、両教授がこの対談の中で語っている研究の「極意」は、我々普通のサラリーマンの世界でも適用できる話ばかりでとても興味深いものでした。 個人的備忘用として、本書から引用させていただきます。(表題は、私が勝手に付けました。)
【ネーミングは重要】 ・「名前はとても大事ですね。これまでになかった新しい多能性幹細胞ですから、覚えやすく印象に残る名前にしないとだめだと思いました。(中略)「iPS細胞」と命名してから半年ほどあとに、アメリカの研究グループが、ほぼ同じことに成功して科学雑誌『Nature』に論文を発表したのですが、彼らはその論文の中で「iPS cell」という名前を使ってくれました。それで、この名前が定着したのです。」(山中教授) 【諦めることが重要】 ・「僕は家で風呂につかりながら、「カッコ悪いけど、クォークが四種類あってもうまい理論は組み立てられません、という論文を書くことにしよう」と、心に決めたんです。(中略)そう決めて湯船から立ち上がった瞬間、「あっ!」と閃いた。「四つにこだわっていたからダメだったんだ。六つにしたらうまくいくじゃないか!」と。(中略)でも、それは偶然の閃きじゃないんだと思う。それまでに小林君と二人で、4元クォークモデルについてさんざん議論し、考え尽くしたから生まれた発想だと思う。」(益川教授) 【お風呂の効用】 ・「机に向かっている時は、非常に細かい議論を積み重ねるような思考にはいいけれど、自由に枠を越えていくような発想がなかなか出来ない。お風呂やトイレなんかは、外から雑音が入ってこない状況の中に自分だけの世界があって、そこで自由に遊べるからインスピレーションが湧きやすいんじゃないかな。」(益川教授) 【科学疎外】 ・「今のテレビは、外側のことはわかるけれど、中にどんな装置が入っていて、どういうしくみで動くのか、ほとんどの人にはわからない。ブラックボックス化しているわけです。皮肉なことに、科学が発展すればするほど、科学的な事柄が人々の生活から乖離していく、よそよそしくなっていくんですね。僕はこのことを「科学疎外」と呼んでいるんだけど。」(益川教授) 【基本は国語力】 ・「科学の基本は国語ですよ。何にしてもすべて文章の言葉から入ってくる。読んでその世界が頭に思い浮かべられるかどうか。その力があれば、理解していける。そのあとは、吸収した知識を頭の中で思い描いて発展させていけるかどうか。数学は「計算するもの」というイメージがあるかもしれないけど、数式は基本的には言葉なんです。数式とは「かくかく、しかじかの関係がある」とか、「○○という事実を表している」ということを語っていて、そういうことを組み合わせて発展させていけば、答えになる。だから言葉が大事なんです。」(益川教授) 【仲間との自由闊達な議論が大切】 ・「何か疑問が生じたとき、先生に質問すれば、すぐに正しい答えが返ってくるけれど、そこで議論は終わってしまう。でも、仲間同士でディスカッションすれば、答えが縦横に広がっていく。その過程で、それまで気づかなかった新しい発見をすることもある。」(益川教授) 【一歩踏み出す】 ・「益川先生は(中略)進路などへの迷いを「フラフラ」と表現され、いろいろなことに憧れを持つのは良いことだと「迷い」を肯定していらっしゃる。」(山中教授) ・「だって、憧れを見つけなければ何も始まらないもの。(中略)憧れを見つけたら、ドン・キホーテのように一歩を踏み出すことが大事。じっとしていてもロマンは絶対にやってこない。迷ったり、壁にぶつかったりしながらも、実際に動きだしてしまえば憧れはロマンに変わる。」(益川教授) 【偶然を運命に変える】 ・「自分の中では、その時々の研究結果から興味の対象がどんどん変わっていき、それに従って行動しているのですが、フラフラしているようにしか見えなかったかもしれませんね。研究結果は予測できませんし、偶然に左右されたところも大きいです。」(山中教授) ・「(前略)偶然から始めたことが、「ああ、俺はこのテーマに出会う運命だったのかもしれない」と、必然のように思える時が、人間にはあるんですよ。偶然の出会いを運命に変えられるかどうか、それは本人次第。」(益川教授) 【世界を相手にする】 ・「基礎研究を始めて何より新鮮だったのは、先輩の先生方から、「世界が相手だと考えろ」と言われたことです。「我々のやっていることは、小さいことかもしれない。だが、世界の誰かが同じようなことをやっている。だから我々は、世界を相手に競争しているんだよ」と。」(山中教授) 【予想は外れる】 ・「自分が予想していないことが起こったほうが、科学者としては当然、面白い。そこで大事なのは、「この予想外の結果は、いったい何なのだろう」と考えることです。そこから全てが始まる。ガッカリ落ち込んでいたらそこでおしまい。」(益川教授) 【自然は奥深い】 ・「人間というのは、常に既成概念の中でものごとを考えている。人間の考えることなんかより、ずっと自然のほうが奥深いんです。」(益川教授) 【一人ではできない】 ・「京大のiPS細胞研究所は、人数的にはまだ目は行き届くのですが、データの量という点では(中略)すでにまったく目が行き届かなくなっています。「何もかも一人ではできないんだ」ということを、早く悟ることが重要だ、という気がしています。」(山中教授) 【若い人のアイデアを大事にする】 ・「私が常に心がけているのは、いかに若い人達のアイデアの邪魔をしないか、ということです。若い人達が出してきたアイデアに対して、「そんなの面白くないよ」とか、「本当にできるの?」とか言ってしまったら、そこでおしまいですから。」(山中教授) 【単なる勝ち負けではない】 ・「アメリカは(中略)お金も人材も桁違いに豊富です。われわれは、アイデアと創意工夫で対抗していくしかありません。でも、これは単なる勝ち負けの問題ではないと思っています。全体の研究が進む中で日本もしっかり貢献する。それで全体がハッピーになることが大切です。(中略)大事なのは、少しでも多くの知的財産を生み出すことで、欧米に対する競争意識を保ち、その競争意識を研究の促進につなげていくことです。」(山中教授) 【プレゼン力が重要】 ・「科学者が成功するためには、良い実験をすることだけでなく、いかにしてその実験データをきちんと伝えるかという「プレゼンテーション力」にかかっている、というのが私の持論です。自分の持っているデータや研究成果を、いかにして発信するかということが大切なのです。」(山中教授) 【目標は高く、行動は着実に】 ・「「眼高手低」。この言葉は本来、「評論はうまいけど実作はヘタだ」という意味なんだけど、学生時代にある数学の先生が、「科学者として目標は高く置きなさい。しかし、着実にできることから一つ一つ積み上げていきなさい」と解釈されていたんです。僕はこの言葉が好きでね。」(益川教授) 【目標を常に検証】 ・「「自分の目標はこれだ」と設定したら、それを常に意識し、自分がその目標に少しでも近づいているのかチェックしなければいけない。また、そもそもその目標は正しいものなのかも、常に検証していかなければいけません。間違いに気付いた時は、どの時点から間違ったのかということをきちんと検証し、それを常に反芻する必要があります。」(益川教授) (写真は、ノーベル賞受賞者が授賞式の際に宿泊するグランドホテルを数年前に撮影したものです。)
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9月28日の朝日新聞朝刊に、村上春樹氏の「魂の道筋 塞いではならない」と題した投稿がありました。領土問題のために東アジアでの文化交流が閉ざされるべきではないという趣旨の論文でしたが、さらに10月9日の国際交流基金賞受賞式でも同趣旨のスピーチがあったというニュースに接して、全文を読みたくなりました。
平成24年度国際交流基金賞 村上春樹 作家/翻訳家 受賞スピーチ (国際交流基金ウェブサイトより転載) 「このたびは「国際交流基金賞」受賞者に選んでいただき、感謝をしております。ただいま海外で生活をし、仕事をしておりますために、この式に出席できない非礼をお詫びいたします。 僕は三十歳のときに作家としてデビューをし、今に至るまで様々な形式の小説を書き続けてきました。また僕の作品が外国語に翻訳され、海外で出版されるようになって四半世紀になります。 外国に行くたびに、そこで僕の本の読者を発見し、驚くとともに、深い感謝の念に打たれます。僕自身が翻訳の仕事を熱意を持って続けてきたこともあり、それといわば交換のようなかたちで自分の作品が外国に受け入れられることは、僕にとって何より喜ばしいことであるからです。 翻訳作業のひとつの役目は、文化というものが特定の地域を越え、特定の時代を超えて力を発揮しうることを証明することにあります。たとえば僕は少年時代にカフカの『城』という小説を読んで、その世界にはまり込んでしまいました。そのとき、二十世紀初頭のチェコの名もない田舎町は、僕にとって何よりリアルなものとして感じられました。 物語の目的とは、今ここにある現実とは離れたところにある現実からものごとを運んできて、それによって、今ここにある現実をよりリアルに、より鮮やかに再現することにあります。その原理はどこの国でも、どの時代でも変わりません。だからこそ良き物語は翻訳可能であるし、翻訳されるだけの価値があるのです。僕はそう信じています。 現実の我々の世界には地理的な国境があります。残念ながら、というべきかどうかはわかりませんが、とにかくそれは存在します。そしてそれは時として摩擦を生み、政治問題を引き起こします。 文化の世界にももちろん国境はあります。でも地理上の国境とは違い、心を定めさえすれば、私たちにはそれを易々とまたぎ超えることができます。言葉が違い生活様式が異なっても、物語という心のあり方を等価交換的に共有することができます。 そのような文化的越境が、地理上の国境を凌駕していけるかどうか、僕にはわかりません。それについてあまり楽観的にはなれない要因が多々あることも理解しています。しかし夢を見ることは、私たち一人ひとりに生来与えられた権利です。そして人々が良き夢を見ることを助けるのが、真に優れた物語の意味でもあります。僕は翻訳をし、翻訳されることを通して、その夢を見続けたいと考えています。 ありがとうございました。」 |




